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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

名古屋鉄散歩05秋 (2) 臨海の青い重連

2005-11-02 09:56:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 大江でのパノラマカーとの邂逅に興奮も冷めやらないまま (^^;)、知多半田行きの電車は高架化工事真っ直中の柴田駅に到着しました。ここから地味~な住宅街を西に向かって歩くこと10分ほどで名古屋臨海鉄道・東港駅南端の踏切に到着します。
 東港界隈での最大のお楽しみ (?) である昭和町の入換は先日お楽しみ頂きましたが、もう一つのお楽しみとして、青いDD13タイプDLの重連をご紹介したいと思います。
 この重連は、西濃鉄道の乙女坂 (まだ行ったことない……^^;) から美濃赤坂・笠寺を通ってやって来る石灰石ホキ列車において見られるものです。石灰石を満載した24車編成を牽引するのに、DD13タイプの単機だけでは到底非力だというのが主な理由ですが、おかげで白昼堂々青いDLが協調運転で勇ましく力行するシーンを満喫することができます (^^)。
 ↑の列車は、東港を正午前に発車する321レ (JRF5780レ~名臨7レからの継走) です。東港駅踏切からさらに数分南下した直線区間の線路脇で撮ったものですが、道路面の低さゆえにローアングルになってしまい、キャブの窓が片方しか見えていないのが個人的にイマイチ (^^;)。それでも……一つ目玉がチャーミングなND552の勇姿を記録できたかな、と思っております (^^)。

化成品タキの情景 (2) 名古屋臨海・昭和町

2005-10-27 18:38:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 まったりほのぼのとした (?) タキシーンの第2弾として、先週出張鉄で訪れた名古屋臨海鉄道・昭和町をとりあげてみましょう。
 昭和町線は一応、名古屋臨海の中枢である東港駅から西に分岐して路線長1km少々のミニ支線ということになっています。そこで、私はここを訪れるまで「距離的にも雰囲気的にも鶴見線の大川みたいな感じなのだろうか」と思っていたのですが……東港駅から、休止中の汐見線の脇を通り、さらに船見町交差点からトラックの洪水の中を北上して、昭和町駅に到着してみると、想像をはるかに超えるアヤシイ雰囲気とスケールにびっくり仰天! 東港からカーブを描いて西進する線路は、早くも東亞合成工場内でヤードを展開し、トラック通りの踏切は複線、さらに西側には草に埋もれた複雑な配線のヤードが広がっています。要するに、東港駅から分かれる最初のカーブ以外は、ほとんど「線」というよりも、やたらと細長いヤードの集合体といった雰囲気です。
 しばらく待っていると、午後1時20分過ぎ、東港駅からND552 (名古屋臨海版DD13) の単機が姿を現し、たくさんのタキ5450 (液化塩素用の黄色いタキ) が昼寝をしている横をかすめ、トラックの洪水の中を「そこのけ」と言わんばかりに横切って、草に覆われたヤードの中を走り去って行きました (↑の画像)。ヤードからさらに90度曲がった最奥部へと向かったようです。
 しばらく待っていると、カセイソーダ用タキ7750を2車連ねてND552が戻ってきました。バックのガスタンクとの組み合わせはまさに臨海テイスト! 通い慣れた川崎・千鳥町の雰囲気とは一味違った不思議な魅力に大満足しました (^^)。
 その後は、東亞合成工場内の黄色タキをガチャガチャ入れ換えるのかと思いきや……結局何もせずに東港へと戻ってしまいました (T_T)。というわけで、より複雑な作業を楽しもうと思ったら、改めて朝の201~202レを目当てに訪問しなければならないようです (^^;)。
 交通は、一番確実なのは地下鉄新瑞橋 (あらたまばし、と読むことを今回初めて知りました ^^;) から笠寺・大江・東名古屋港の各駅付近を通って汐見町方面に行くバス (だいたい30分間隔) に乗るか、名鉄柴田駅から歩く (徒歩20分くらい) ことでしょうか。

雨の名古屋出張鉄 (3) 「一つ目のDD13」名古屋臨海ND552

2005-06-12 12:50:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 古き良き名鉄駅らしさを残す駅舎も高架化工事で風前の灯火となった名鉄・大同町駅から西に向かって10分ほど歩きますと、名古屋臨海・東港駅が人知れずひっそりと広がっています。ここはコンテナに限らず石灰石ホキ・化学薬品タキなどいろいろな車種が集まり楽しいところでして、初訪問の私は思わず目を見張ったのですが、個人的に一番見てみたかったのが↑こちら、一つ目玉の青いDD13と呼ぶべき、名古屋臨海ND552型です。目玉だけでなく、車号に応じてローマ数字が白く表記されているのもチャーミングなところです (^^)。しかし、製造されてからとっくに30年を過ぎ、他の臨海鉄道では新型機関車への置き換えも始まっている中、明らかに古さも目立つのは否めないところ……です。
 この日は雨やら湿気やらで大いに苦しみましたが (望遠ズームが激しい結露に襲われるし……T_T)、夏至前だけに天気が悪くても光量がじゅうぶんにあるのが救いでした。次に来るときは本数が多い平日にしたいものだな~と思います。あと、是非石灰石列車の重連も……(^^)。

新年初撮り・田浦の専用線

2005-01-03 16:40:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 新年の初撮りは、親戚まわりで横須賀に行ったついでに田浦で途中下車して、かつて米軍石油列車で賑わった引き込み線の現状を見物に行ってきました。休止になって10年くらい経ちますが、線路は除草され、スイッチャーも良い状態でした。そこで、ディープな貨物スポットの復活に淡い期待を抱きながら、斜光線に照らし出された倉庫・工場街とヘロヘロな線路の組み合わせをスナップして歩きました。↑の画像は、引き込み線華やかなりし頃の時代がかった雰囲気を出すために敢えてカラー情報を捨ててモノクロにしてみました (^^)。