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東町漁協ブリ・瀬戸内産クロマグロ 中国に輸出

2005年08月04日 19時11分28秒 | 漁業[Other News]
 東町漁協の養殖ブリと、奄美養魚(瀬戸内町)の養殖クロマグロが9月以降、相次いで中国へ輸出される見通しになった。中国への水産物輸出の手続きが簡素化されるのを受け、出荷体制を整備。国内市況が低迷する中、すしや刺し身用の高級食材として、海外での販路拡大を目指す。
 東町漁協は年間約1万4000トンのブリを生産し、その1割近くを米国や欧州連合(EU)などに輸出している。マルハの子会社、奄美養魚は年間400-500トン(2005年度)のクロマグロを国内向けに出荷する。いずれも中国への輸出は初めて。輸出量は未定。
 中国でも上海など大都市の富裕層を中心に、日本食人気は高まりつつあり、高級日本料理店を中心に売り込みを図る。
 東町漁協のブリを扱うやまた水産食品(阿久根市)は今年2月、上海の食品販売・卸会社と取引の覚書を交わした。当初は冷凍での輸出を計画していたが、9月以降可能になる生鮮での輸出を目指す。
 同社は8月末に鹿児島空港から上海へ試験的に出荷。通関手続きなどを確認したうえで、9月からの本格輸出を目指す。東町漁協は「近い将来にかなりの出荷量になるのでは」と期待する。
 マルハは開始時期や輸出方法などを検討中。「まだ手探りの段階で、詳細については決まっていない」と話している。
 中国へ水産物を輸出するには、現在、1回ごとに全国7カ所しかない地方厚生局で、衛生証明書を取得する必要がある。手続きに2-3週間必要なため、生鮮での輸出は事実上不可能だった。
 日中両政府はこのほど、手続きの簡素化で合意。9月からは都道府県レベルで養殖場などの検査を受ければ、基本的に半年間は同一のいけすで育った魚の輸出が何度でも可能になる。

南日本新聞 2005年8月3日

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