入試手続きミスや個人情報の漏洩(ろうえい)など学校が組織(法人)として賠償責任を負ったときのために、損保ジャパンが学校向けの総合保険を業界で初めて発売した。保険金が支払われる対象には、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患ったりセクハラ被害を受けたりした学生からの賠償請求も含まれる。頻発する学校での事件や犯罪は、ついに保険ビジネスの対象としても認知されたようだ。
募集するのは主に私立の大学や小中高校。補償内容は学校の管理責任が原因となった損害賠償金や訴訟費用のほか、個人情報漏洩問題などで必要になる広告費や会見費用、見舞金なども含まれる。
特約をつければ補償範囲を広げ、学生などの第三者が受けた身体被害や物損の補償費用、犯罪被害への見舞金なども支払える。
補償限度額は最高1億円。学校の生徒数や売上高などに応じて保険料が変わる。生徒数1万人の大学の場合、1億円の補償で年間保険料は550万~650万円。
最近では、入試手続きミスで不合格になった受験生に対して補償金を支払うことを迫られる学校もあった。同社は、こうした事件が増えていることや、個人情報保護法の施行で学校が賠償責任を負う事例が増えると見て新保険を開発した。
朝日新聞2005年7月8日
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募集するのは主に私立の大学や小中高校。補償内容は学校の管理責任が原因となった損害賠償金や訴訟費用のほか、個人情報漏洩問題などで必要になる広告費や会見費用、見舞金なども含まれる。
特約をつければ補償範囲を広げ、学生などの第三者が受けた身体被害や物損の補償費用、犯罪被害への見舞金なども支払える。
補償限度額は最高1億円。学校の生徒数や売上高などに応じて保険料が変わる。生徒数1万人の大学の場合、1億円の補償で年間保険料は550万~650万円。
最近では、入試手続きミスで不合格になった受験生に対して補償金を支払うことを迫られる学校もあった。同社は、こうした事件が増えていることや、個人情報保護法の施行で学校が賠償責任を負う事例が増えると見て新保険を開発した。
朝日新聞2005年7月8日
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