■広島海保、ほう助の疑いで
呉市沖の瀬戸内海で大量に密漁されたナマコを買い取っていたとして、広島海上保安部は二十一日、広島県漁業調整規則違反ほう助の疑いで江田島市能美町鹿川の水産加工会社「白地水産」の家宅捜索を開始した。干しナマコに加工して中国向けに販売していたとみられる。
調べでは、同社は、県漁業調整規則違反(無許可操業)の罪で公判中の漁業村元淳二被告(33)=呉市中通=らのグループが今年三月二十四日、呉市吉浦沖で密漁したナマコと知りながら、一キロ約三百円で購入し、密漁をほう助した疑いが持たれている。
広島海保によると、密漁品は同社で干しナマコに加工。一キロ約二万円で輸出業者を通じて中国に輸出されていたとみられている。
広島海保は、村元被告らのグループが、白地水産への販売ルートを確保した上で、三人一組で操船役、潜水役、潜水器に酸素を送り込む役を分担し、ローテーションを組んでひんぱんに組織的な密漁を続けていたとみており、販売ルートの解明などに全力を上げる。
中国新聞2005年6月21日
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呉市沖の瀬戸内海で大量に密漁されたナマコを買い取っていたとして、広島海上保安部は二十一日、広島県漁業調整規則違反ほう助の疑いで江田島市能美町鹿川の水産加工会社「白地水産」の家宅捜索を開始した。干しナマコに加工して中国向けに販売していたとみられる。
調べでは、同社は、県漁業調整規則違反(無許可操業)の罪で公判中の漁業村元淳二被告(33)=呉市中通=らのグループが今年三月二十四日、呉市吉浦沖で密漁したナマコと知りながら、一キロ約三百円で購入し、密漁をほう助した疑いが持たれている。
広島海保によると、密漁品は同社で干しナマコに加工。一キロ約二万円で輸出業者を通じて中国に輸出されていたとみられている。
広島海保は、村元被告らのグループが、白地水産への販売ルートを確保した上で、三人一組で操船役、潜水役、潜水器に酸素を送り込む役を分担し、ローテーションを組んでひんぱんに組織的な密漁を続けていたとみており、販売ルートの解明などに全力を上げる。
中国新聞2005年6月21日
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