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箱島新聞協会長 辞任へ 虚偽メモ問題で引責

2005年09月10日 04時03分28秒 | 偽装・不正・捏造・不祥事・談合
 朝日新聞が虚偽の取材メモに基づき総選挙関連の誤った記事を掲載した問題で、朝日新聞社取締役相談役で日本新聞協会会長の箱島信一氏(67)は7日、「この不祥事はジャーナリズム全体の信頼と名誉を傷つけるものであり、事態は重大」として新聞協会会長を辞任する意向を表明した。朝日新聞社取締役も退くが、相談役にはとどまる見通し。

 同協会の運営委員会と理事会でこの日、辞任が了承され、箱島氏が会見して明らかにした。

 箱島氏は今回の問題について「偶発的に起こった問題ではなく、組織に体質的、構造的な問題があるのではないか。そうとらえないと再発防止策も出てこない」と述べた。

 10月に神戸市で開かれる新聞大会後に辞任する意向で、後任の会長は未定。

 この日、朝日新聞社の秋山耿太郎(こうたろう)社長(60)も同社で会見して陳謝。「解体的な出直しに不退転の決意で臨み、新聞づくりの土台からの改革を軌道に乗せる。再生の道を見守ってほしい」と改革の決意を述べた。社長を辞任する考えはないという。

 箱島氏は朝日新聞社社長だった2003年6月から新聞協会会長を務めており、今年6月に再任されていた。同氏は1962年入社。経済部長、編集局長などを経て99年2月に社長。

 朝日新聞は、総選挙の取材で長野総局の記者が虚偽のメモを上司らに流し、誤った記事が掲載されたとして、8月29日にこの記者を懲戒解雇にするなどの社内処分を発表したが、同問題をめぐり会見を開いたのはこの日が初めて。

 <虚偽取材メモ問題> 新党づくりに向けた亀井静香元自民党政調会長と田中康夫長野県知事の会談に関し、確認取材を命じられた朝日新聞長野総局の記者(28)が8月20日、実際には田中知事に直接取材できていなかったのに「長野県内で会談した」などと取材で得られたかのような情報メモを同社政治部記者らにメールで送信。朝日新聞は21日付、22日付の朝刊で虚偽の内容を報道した。

中日新聞 2005年9月8日

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