goo blog サービス終了のお知らせ 

あれこれ備忘録

色々と関心のある記事をメモ。
元記事がすぐに削除されるケースも多いですからね。

福岡市が学童保育を来年度にも有料化へ

2005年09月07日 10時47分21秒 | 福岡県・市
 福岡市は来年度にも、「カギっ子」の小学生を下校後に預かる学童保育を有料化する。金額は検討中だが、おやつ代なども含め月額数千~1万円になるとみられる。利用者が年々増えており、財政負担を軽減するのが狙い。利用者の間では反対の署名活動が始まっているほか、「有料にするなら保育時間の延長などサービスを拡充すべき」との声が出ている。

 市保育課によると、学童保育は「留守家庭子ども会育成事業」で、小学1~3年の児童を空き教室や専用プレハブ教室で預かる。144校区中137校区に設けられ、保護者や校長らでつくる委員会が運営している。おやつの共同購入などで2000~3500円の実費負担があるが、利用料は無料だ。

 ところが、少子化で児童は減っているのに、利用者は年々増加。今年度は1~3年生の26.24%に当たる9798人が利用し、市の事業費は約11億円に膨らんだ。市は「保育内容を拡充するためにも、事業費の一部を負担してほしい」と有料化に理解を求める。

 現在は低学年だけが対象で、保育時間は午後5時まで。土曜日の保育も行っておらず、改善を望む声が強い。施設の老朽化や手狭さも問題になっている。

 学童保育は戦後、民間の保育園などで始まり、1960年代から各地に広まった。98年、児童福祉法で指導員の配置などが義務づけられ、国は午後6時以降の延長保育に補助金を加算している。

 全国学童保育連絡協議会(東京)によると、有料の自治体が大半で、無料なのは約1割しかない。利用者の負担額は5000~1万円が4割で最も多い。8割以上が土曜日も開設し、約7割が午後6時以降まで保育を行っている。

 協議会の真田祐(ゆたか)・事務局次長は「仕事と子育ての両立に学童保育は欠かせない。有料化はやむを得ないが、これを機に利用者のニーズを吸い上げる努力をしてほしい」と話している。

読売新聞 2005年9月3日

Link

最新の画像もっと見る