個人情報流出：香川銀、延滞者２５人分のリストを－－再利用紙裏に記載

　香川銀行（本店・高松市）で、顧客２５人分の個人情報が書かれた内部文書が外部に流出していたことが１８日、分かった。リサイクルのために再利用した紙の裏に記載されていた事業者向け融資「クイックビジネスローン２」の延滞者リスト。香川、愛媛両県内の顧客の個人名、会社名、口座番号、電話番号のほか、貸付金額、利息、約束の返済日、延滞理由などが記されていたという。昨年秋ごろに流出したらしい。

　外部からの通報で同行が１７日、状況を四国財務局と日銀高松支店に報告。２５人には謝罪する。同行は「流出した経緯などを調査中で、まだ詳細は分からない。再発防止を徹底したい」としている。

　同行は、４月の個人情報保護法施行後、個人情報が書かれた文書などは段ボール箱にこん包し、子会社の社員立ち会いで製紙会社で処分することにしているという。

毎日新聞　2005年6月18日　大阪夕刊

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