しかし、施設の土壌対策に不備が見つかり移転が延期しました。
その後紆余曲折があったけど,来月10日にやっと移転することになりました。
そこで最後の築地を見ておこうと思って今日出かけてきました。
築地市場の場内にはかつて仕事で来ていたのですが,中の雰囲気はかつてのままでした。
診療所や健康保険組合の事務所などもあって市場内で一つの街を形成しています。

セリが終わった市場に行ってみました。
大きなマグロを発見。

外国人観光客がびっくりしていました。
この石畳は水はけも考えて作られたそうですよ。

外に出たら,ターレーが勢いよく走っていました。

これ,結構速いんですよ。
動力は天然ガスや電気だから環境にも優しいし。
進技術が取り入れられているんです。
ターレーも豊洲に持って行くのかな。
築地市場は鮮魚だけでなく,こんなお店も有名なんです。

茂助団子。
よもぎ餅が美味しいんです。

ここのお餅やお団子は,うおがし銘茶の「抱玉」でいただくのが通です。

このお茶屋さんは11日に豊洲でオープンするそうです。
まだ10時過ぎですが,人気のお寿司屋さんには行列が出来ています。
ボクは並ぶのが嫌いなので,磯寿司さんに行きました。

このお店の美味しさは新鮮というだけではないと思うんです。

それは実際に食べてみないとわからないと思います。
甘海老の出汁がしっかりと出たお椀も付いてきます。

このお店があと二週間でなくなるなんて。
寂しい限り。
場外のお店も覗いてみましょう。

ここは場内が移転しても残るのでサラッと一回り。
鯨専門店で竜田揚げをつまんでいたら。

なんと人だかりが出来てきました。
そしてどこかで聞いたことのある声が。

久本雅美さんでした。
ラジオの中継だったのかな?
場外では季節もののマツタケや栗などが出ていました。
この栃木産の栗が780円。

ずっしりと重かったけど,お買い上げです。
さらに切り落としのお肉,サケのトバ,わさびなども購入して,両手は塞がってしまいました

最後の築地なので,少しだけその歴史を書いておきましょう。
築地市場の始まりは江戸時代の日本橋にあります。
徳川家康が江戸時代初期に,大坂の佃村から漁師たちを呼び漁業権を与えました。
漁師から魚介類を献上させて,余った魚を日本橋河岸での商いを許可しました。
その後,江戸が繁栄し,築地は「魚河岸」として発展していきました。
これが築地市場の始まりだと言われています。
さて,豊洲はどんな市場になるのでしょう。