先日、プリンスホテルの売却について新聞報道がありました。
寂しい限りです。
プリンスホテルといえば苗場を思い出します。
初めて苗場スキー場に行ったのはもう３５年ほども前のこと。
当時苗場プリンスホテルに泊まる人は一部の限られたお金持ちでした。
そもそもスキー自体が大衆のスポーツではなかった時代です。
ボクもいつかはこんなホテルに泊まりたいと思いました。
でもそれはあっけないほど早い時期にやってきました。
それは、あっという間にスキーが大衆化したこと。
もう一つはプリンスホテルがリフト券付きのパック料金を取り入れたことです。
そしてパック料金の値段も下がってきました。
その分サービスも低下しました。
そして、一棟しかなかったホテルは横へどんどん規模をふくらませました。
バブルの頃には若者が押し寄せたけど、もうボクには魅力のないホテルでした。
プリンスホテルには安売りをしてほしくなかった。
それが今回の売却に繋がったのかどうかはわからないけど。
プリンスホテルにはステイタスという言葉がとても似合っていた。
でも、自らがそれを放棄してしまった。
本当に残念です。
今回売却の対象とならなかった海外のホテルのうちハワイ島のプリンスホテル（上の写真）とマウナケアホテルは、かつてのプリンスホテルとまでは行かないけど、落ち着いたリゾートホテルです。
地元ハワイ島では売却の噂が流れていたので、新聞報道で残ることを知ってほっとしました。
先日の地震の震源地に近かったようですけど、大きな被害が無くて良かった。
次に行くときも今のままのプリンスホテルであることを願っています。
