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Blog☆HiloⅡ

ガザそしてパレスチナの今後が心配です


ハマスが10月7日にイスラエルを越境攻撃してから一か月が経過しましたが,15日には,イスラエル軍がアル・シファ病院に突入しました。
平和的な解決には程遠い状態が続いています。
ウクライナとロシア以上に複雑な過去を持つイスラエルとパレスチナですが,お互いに過去を持ちだしたらこの先解決はしないと思います。
両者が過去を振り返らずに将来だけを考えることができるか否か。
そして過去に自国の利権のために両者を利用した国々は反省して相応のことをするべきです。
なぜ両者とするかと言えば,パレスチナは国ではないからですね。
なぜイスラエルだけを国と認めたのか。
今後の平和を考えれば,それも忘れるしかないのでしょう。

ところでハマスとはどんな組織なのか。
ハマスが設立されたのは1987年です。
それまではガザ地区で社会福祉活動のようなことを行っていたのです。
これがハマスの始まりです。
しかし第1次インティファーダが起きるとともに実力行使部隊を形成するようになりました。
その後PLOと対立して過激行動に出るようになります。
さらに第2次インティファーダのころからハマスは自爆攻撃を行うようになり,テロ組織であるといわれるようになってきたのです。
ところがハマスはパレスチナの自治政府で行われた選挙において,過半数の議席を取ることになります。
今やハマスはテロ組織になったというのに,PLOが人々からかつてのような支持を得られなくなったとことが根底にあると言えます。
さらに,ファタハは選挙で負けたハマスをヨルダン川西岸地区から追い出し,ハマスはガザ地区からファタハを追い出すことになりました。
一方,イスラエルはガザ地区を封鎖してハマスを閉じ込める政策を2007年から続けているのです。
もうそれだけでもグチャグチャですよね。
ガザの多くの人々はハマスを支持していたのだからイスラエルに攻撃されてもしょうがないという見方もあるけど,今回こそ過去を振り返らずに将来だけを考えてほしいと思います。
この新聞の記事にあるように,ハマスが崩壊後に誰がガザを統治するのかという議論が始まりましたが,当事者のパレスチナが議論に加わっていません。
パレスチナ自治政府が弱体化しているににせよ,蚊帳の外で良いはずがありません。
せめて国連パレスチナ難民救済事業機関がトップに立つべきではないでしょうか。
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