Happy Merry Christmas
冬はどうしても風景が寂しくなりがちです
寒さも手伝って、いつもの道も背中を丸めてついつい足早に通り過ぎようとしてしまいます
そんなせかせかした気持ちを少しでもほっこり癒せたら
という事で、今年も大西Pが熟考し、目にも色鮮やかな花々をももか外観に咲かせました
そう、今年のももかのイルミネーションのテーマは「花」です。
「毎年楽しみなんよ。気持ちがあったかくなる」
「太子町の冬の風物詩ね」
道行く人々が携帯片手に写メを撮る姿に手応えを感じると共に、例年の大仕事に大西Pの負担が少々気懸り…。
でも・・・
「私の仕事だと思ってました~(笑顔)」
その一言でももかのクリスマスムードにエンジンがかかりました
ご利用者とPとで2ヶ月かけてコツコツと作成したオブジェでももか館内を飾り立て、クリスマス会当日も
「花」をテーマにフルスロットルで迎えました
「乾杯」
威勢の良い掛け声と共にランチタイムが始まりました
今年も名村Pと長谷川Pの渾身の力作がテーブルに並びます
魚の「花」型、マグロの兜焼きを筆頭に刺盛り、魚介のパエリア、チキンの丸焼き、牡蠣のペペロンチーノ
、お寿司、牛肉のタタキ、etc etc
…
「めちゃくちゃ美味しい」
ありとあらゆる旬の食材を各地から取り寄せ、腕によりをかけて作った甲斐あって賞賛の嵐です
(配達業者のミスで食材が届かず、夜中に走り回ってくれた名村P!本当にお疲れ様でした)
勿論、ここにもふんだんに食用の「花」が使用されており、彩り鮮やかなのは言う迄もなく、特に
フルーツポンチの中に入れられた氷の中にも生の「花」が閉じ込められており
「わぁ、珍しい。キレイ」
と感嘆の声があちこちから上がっていました
目も口もお腹も心も満たされた素敵なランチタイムでした
午後からは小西Pのオルガン演奏に誘(いざな)われ、森澤マリアによるキャンドルサービスで
クリスマス会の幕開けです。
女性P全員で賛美歌「あら野の果てに~グローリア~」を合唱
神聖な雰囲気の後はPの「かくし芸大会」という事で一気にボルテージが上がります
①「上を向いて歩こう」ギター&コーラス
森澤P・長谷川Pの年齢不詳テヘペロコンビに誘われて、ご利用者もノリノリの大合唱となりました。
②「クリスマス・メドレー」アルトリコーダー
ももかでも家でも必死で練習したであろう大西Pの度胸に天晴!優しい音色に聞き入り皆うっとりでした。
③フラダンス
佐々木Pをリーダーに、マウ・ガールズ(萩原P・本田P・上埜P)の面々で会場を一気に南国ムードへ誘い
ました「オハナ」とはハワイ語で「家族」の意味。常夏の家族旅行の気分を味わって頂けましたか?
④「花は咲く」ギター&コーラス
この日に向けて加藤Pよりスパルタ指導を受けたという小谷P。その甲斐あって二人熱く歌い上げる姿に
踊り出すFさん、涙するご家族と心揺さぶられるひと時でした
⑤「バラが咲いた」合唱
小西Pの伴奏・本田Pの指揮のもと、有志のご利用者が各々手作り歌詞カードを手に大きな声で歌われました。
「いつまでも散らない真っ赤なバラが」
繰り返されるそのフレーズにご家族は聞き入り、Pもご利用者もまた噛みしめる様に歌っていました
⑥「花笠道中」からの「二人羽織」
大トリとあってのっけから爆笑の渦が沸き起こりましたが…ご利用者の笑顔の為なら、
地位も捨てる吉田施設長・女も捨てる上埜Pの捨て身芸に・ ・ ・
会場は笑いの大渦潮と化していました
興奮冷めやらぬ中、クリスマスプレゼント大くじ引きではご利用者にはPとご家族からの手作り
メッセージカード付きプレゼントを、ご家族にはスイーツ詰め合わせを当てて頂きました
その後、ゆっくりとカフェタイムを楽しんで頂き、ももかのクリスマス会は幕を下ろしたのでした
さて、今回何故「花」をテーマにしたのかと言うと…
ご利用者に花好きな人が多いから?
綺麗だから?
華やかだから?
分かり易いから?
その通りです(笑)
でも、今回「花」を選んだのはその外観的イメージよりも内面的な「強さ」と「美しさ」に魅了された
からかもしれません。
美しく咲き誇る花の下で強く根を張り、栄養を蓄え、花が枯れ散った後も種を飛ばし子孫を残す。
「ねぇちゃん、すまんな。そないに頑張らいでもええぞぃ」
「お疲れさん。気ぃつけて帰りよ」
「先生のおかげ。いつも感謝してます」
「今日も一日お世話様。ありがとう。」
毎日毎日繰り返される感謝と謙遜と思いやりの言葉。
他の事は忘却してしまっても、毎日忘れることなくかけられるご利用者からの温かい声。
その言葉が発せられる表情に「花」を見ます。
「こんなバァさんになって何がキレイんじゃいな」
と照れ笑う笑顔に大輪の「花」を見ます。
自分が辛い時でも他人を想う心を忘れないご利用者の方々。
「こんな風になりたいな」
と思うと同時に、この花の種を沢山飛ばして次世代に引き継がなければと思うのです。
私達ではまだまだ役不足かもしれません。
でも、今回のようにイベントを通じ協力しあって、P一人一人の花びらを集めて大輪の花となれば
出来ない事はないと思うのです。
ご利用者、ご家族、お世話になっている各関係者の方々、これからも街かどケアホーム「もも花」
を宜しくお願い致します。
職員一同