特異日といわれている11月3日はやはり晴れでした。
どうしていつも晴れる日があるのだろう?
逆に雨ばかり降る日はあるのかな?
私は洗車をすると必ず24時間以内に雨が降られるので(降水確率が0%なのににわか雨が降ったりする)、いつも動機付けに苦労します。
そして、たいてい動機付けに失敗してネコの足跡が付いたままになっています。
でも、それと特異日はあまり関係がないですね。
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年11月3日(金)晴れ しの棒
越冬隊での作業で最も役立つ道具といったら、間違いなくしの棒だろう。
夏の建築作業ではねじ穴の位置を合わせるのに使うぐらいだが、冬は格段に使用頻度が高まる。
#しの棒
一番は橇の増解結の際、シャックルを緩めたり締めたりするのに使う。
これはしの棒以外ではまず用を成さない。
硬くしまったシャックルは、ボルトに刺したしの棒に、蹴りを入れたり、全体重を乗せたりして外すから、しの棒は相当苛酷な使われ方をされる。
#これを締めたり緩めたりする
雪が硬くなって凍りついた箇所などはしの棒で叩き落す。
雪上車使用後の足回りの雪落としも、旗竿、シャベル、バールと並んで大活躍だ。
使い終わったドラム缶は未使用のものと区別するため、空気抜きの小さい蓋の方にしのを突き刺し穴を開けておく。
またドラム缶の栓の開け閉めにも使う。
ちゃんとしたドラム缶オープナーもあるのだが、しの棒を2本使っててこのようにすることで行うこともできる。
これはなんだか通のようでオープナーがあるのに、わざわざ使いたくなってしまう使用法だ。
-----11月3日本日の作業など-----
・故障ブルの立ち上げ
・スノモのオーニング
・スノープレーンの移動
・燃料ドラム缶のマーキング
・SM112,522,507のS16への移動
・S16デポ車輌10台の目張
<日の出日の入>
日の出 2:54
日の入 21:21
<気象情報>
平均気温-12.9℃
最高気温-10.6℃(1344) 最低気温-16.6℃(0411)
平均風速6.7m/s
最大平均風速12.9m/s風向E(0230) 最大瞬間風速15.6m/s風向E(0104)
日照時間 13.3時間
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渡井さんは、夏作業の時からしの棒がお気に入りでした。
何でも使えるのだと、新しい工具を手にした喜びを表していました。
「夏作業再開&NHK棟解体完了!」
「観測機器の輸送」
そもそも「しの棒」ってどんなものなの?
上記の記事にも聞いたことが書いてありますが、もう一度チャレンジです。
まずは「しの棒」で検索をすると、わたがしの棒とか、かし(樫)の棒とか、めじるしの棒とか、重しの棒とか、火おこしの棒とか、ツボ押しの棒とか、相変わらず思うものがヒットしません。
もしやと思い、「シノ棒」とカタカナで検索をしてみると少しそれらしきものが引っかかるようになったのです。
やはり工具の一種らしい。
「シノ」とは、篠竹の篠だということも分かってきました。
鳶の人たちが使う昔ながらの道具なのでしょうか?
どうやらシノ棒とは「シノ付き棒」のことのようです。
現在の工具ではほとんどが、シノの他にレンチが付いているようなのです。
いや、正確に言えばレンチにシノが付いているということみたいです。
さらにいろいろ探しているうちに、「アイスプライスの作り方」というページを見つけました。
アイスプライスは鋼索の継ぎ方(ワイヤースプライス)の1つで、ワイヤーを輪にする方法のようです。
その中にシノ棒があったのです。
シノ(丸棒タイプ)
シノ(溝付きタイプ)と書いてありますが、まるで十手に見えませんか?
そういわれると、渡井さんの使っているシノ棒も十手に見えてきました。
南極ではシノ棒はかなり荒手い使われ方をしているようですが、ワイヤースプライスでは驚くほどきめの細かい使われ方をしていました。
まるで編み物みたい(ワイヤーだけど)。
ところ変われば品変わるじゃなくて、使われ方変わる、でしょうか?
どうしていつも晴れる日があるのだろう?
逆に雨ばかり降る日はあるのかな?
私は洗車をすると必ず24時間以内に雨が降られるので(降水確率が0%なのににわか雨が降ったりする)、いつも動機付けに苦労します。
そして、たいてい動機付けに失敗してネコの足跡が付いたままになっています。
でも、それと特異日はあまり関係がないですね。
それでは渡井さんからの南極だよりです。
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2006年11月3日(金)晴れ しの棒
越冬隊での作業で最も役立つ道具といったら、間違いなくしの棒だろう。
夏の建築作業ではねじ穴の位置を合わせるのに使うぐらいだが、冬は格段に使用頻度が高まる。
#しの棒
一番は橇の増解結の際、シャックルを緩めたり締めたりするのに使う。
これはしの棒以外ではまず用を成さない。
硬くしまったシャックルは、ボルトに刺したしの棒に、蹴りを入れたり、全体重を乗せたりして外すから、しの棒は相当苛酷な使われ方をされる。
#これを締めたり緩めたりする
雪が硬くなって凍りついた箇所などはしの棒で叩き落す。
雪上車使用後の足回りの雪落としも、旗竿、シャベル、バールと並んで大活躍だ。
使い終わったドラム缶は未使用のものと区別するため、空気抜きの小さい蓋の方にしのを突き刺し穴を開けておく。
またドラム缶の栓の開け閉めにも使う。
ちゃんとしたドラム缶オープナーもあるのだが、しの棒を2本使っててこのようにすることで行うこともできる。
これはなんだか通のようでオープナーがあるのに、わざわざ使いたくなってしまう使用法だ。
-----11月3日本日の作業など-----
・故障ブルの立ち上げ
・スノモのオーニング
・スノープレーンの移動
・燃料ドラム缶のマーキング
・SM112,522,507のS16への移動
・S16デポ車輌10台の目張
<日の出日の入>
日の出 2:54
日の入 21:21
<気象情報>
平均気温-12.9℃
最高気温-10.6℃(1344) 最低気温-16.6℃(0411)
平均風速6.7m/s
最大平均風速12.9m/s風向E(0230) 最大瞬間風速15.6m/s風向E(0104)
日照時間 13.3時間
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渡井さんは、夏作業の時からしの棒がお気に入りでした。
何でも使えるのだと、新しい工具を手にした喜びを表していました。
「夏作業再開&NHK棟解体完了!」
「観測機器の輸送」
そもそも「しの棒」ってどんなものなの?
上記の記事にも聞いたことが書いてありますが、もう一度チャレンジです。
まずは「しの棒」で検索をすると、わたがしの棒とか、かし(樫)の棒とか、めじるしの棒とか、重しの棒とか、火おこしの棒とか、ツボ押しの棒とか、相変わらず思うものがヒットしません。
もしやと思い、「シノ棒」とカタカナで検索をしてみると少しそれらしきものが引っかかるようになったのです。
やはり工具の一種らしい。
「シノ」とは、篠竹の篠だということも分かってきました。
鳶の人たちが使う昔ながらの道具なのでしょうか?
どうやらシノ棒とは「シノ付き棒」のことのようです。
現在の工具ではほとんどが、シノの他にレンチが付いているようなのです。
いや、正確に言えばレンチにシノが付いているということみたいです。
さらにいろいろ探しているうちに、「アイスプライスの作り方」というページを見つけました。
アイスプライスは鋼索の継ぎ方(ワイヤースプライス)の1つで、ワイヤーを輪にする方法のようです。
その中にシノ棒があったのです。
シノ(丸棒タイプ)
シノ(溝付きタイプ)と書いてありますが、まるで十手に見えませんか?
そういわれると、渡井さんの使っているシノ棒も十手に見えてきました。
南極ではシノ棒はかなり荒手い使われ方をしているようですが、ワイヤースプライスでは驚くほどきめの細かい使われ方をしていました。
まるで編み物みたい(ワイヤーだけど)。
ところ変われば品変わるじゃなくて、使われ方変わる、でしょうか?