--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

出迎え?見送り?

2006-11-10 | ちょっと思ったこと
今日は仕事で午前様になってしまいました。
明日は、晴海客船ターミナルに入港する「しらせ」に会いに行きます。
10時には入港するようなので、9時くらいに着けば出迎えられるかな?
実は、動いている「しらせ」を見たことがないのですよね。
14日には見送りに行けないので、一足早くお見送りをしてきます。
9日アップ予定の南極だよりは、「しらせ」に会ってから書きます。
では、おやすみなさい。
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「しらせ」に会いに行ってきました。
久しぶりの満員電車に揺られながら、9時頃ターミナルに到着。
しばらくは何も見えず、たぶん大井から来るはずだから・・とレインボーブリッジのほうに目をやっていました。

見えた!

海だからか、かすんでクリアには見えないけれど、オレンジの船体はまちがいなく「しらせ」。
動いている「しらせ」を生で見たのは初めてで、感動しました。


その後、船が2隻近づき「しらせ」とロープでつながります。
何度もフェリーに乗っていながら、どうやって接岸しているのかをよく見たことはなかったことに気付きました。
あの船何?

次に、かねてからの疑問がありました。
「しらせ」は昨年、西に向いて(右舷を)接岸していましたから、今年もそうだと思うのですが、「しらせ」は西からやってきます。
大きく回るほど広いスペースもないし、どうするのだろう?

この2つの疑問は一度に解けました。

なんと!
前にいる船が「しらせ」の船首を引き、後ろにいる船が船尾を押していました。
そうか、「しらせ」をクルッと回してしまうのか。
近くで「しらせ」の写真を撮っていた方が、タンカーだとスクリューがあって、自分でも回転すると教えてくださいました。


まもなく接岸です。
船は横には動かないので、2隻の船に押してもらって接岸します。


接岸するとロープが投げられ、しっかりと係留されます。
細いロープは投げる用なので、最後は回収してまとめておきます。


と、ここまではじめて(たぶんはじめてではないはずなのだけれど)見た接岸の様子に興味津々でした。
接岸して、ひとしきり落ち着くと、昨年のことが思い出されました。
しらせin晴海(一足早い見送り)
これから第47次隊を乗せていくんだ、と思ったらワクワクしてたまらなかったのです。
私の気持ちとは逆に、「しらせ」はなんてゆったりしているんだろうって。
今回は、これから迎えに行くんだなぁ、と思いながら見ていました。
48次を乗せていくのに、あくまでも47次が中心なのです。

どうか、安全な航海を。
無事に48次のメンバーを送り届け、47次越冬隊と48次夏隊を連れて帰ってきてね、と声をかけました。


そうそう、今日一番の働き者は、船首側にいたのが「あすか丸」船尾側にいたのが「筑波丸」でした。
お疲れ様でした(所属が違うようで、別々の方面へ帰っていきました)

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2 コメント

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タグボート (47海保機関科)
2006-11-11 14:37:20
あの2隻の船はタグボートです。大きな船が岸壁に着けるとき、離すとき、あとは大型のタンカーが狭水道を航行するときなどに、船の向きを変えたり、接岸・離岸の補助、速力の増減を援助するための船です。大きな船だと、スラスターといって向きを変えるためのプロペラが外板に付いてたりするのもあります。しらせはおそらくパイロットが乗船していたのではないでしょうか?タグボートは大体パイロットの指示で動くので。
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47海保機関科さま (み・くり)
2006-11-12 01:31:15
47海保機関科さん、こんにちは。
「タグボート」って名前、聞いたことあります。
でもそのタグボートの仕事は全く理解していなかったようです。
おそらく見たことはあるはずなのですが、注意深く見ていなかったのだと思います。
今回は「しらせ」よりも「タグボート」の仕事ぶりに見入ってしまいました。
パイロットが乗船していたというのを読んで、思い当たりました。
「PILOT」と書かれた船が「しらせ」の近くにいたのです。
あまり注意を払っていなかったので、どんな動きをしていたのか不明なのですが、パイロットというのは、港内で誘導をする人のことなのですね。
もう少し注意して見ればよかったです。
47海保機関科さん、ありがとうございました。
ますます興味が湧いてきました。
来年も11月10日はお休みなので、また見に行こうかな。
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