--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

野外活動

2006-07-02 | ちょっと思ったこと
数日前、「昭和基地NOW!!」に「野外観測と機械整備」がアップされました。
西オングル島のバッテリー交換ととっつき岬の雪上車整備のことについてでした。
観測隊では、ミッドウィンターが明けて、再び野外活動が始まったようです。
渡井さんは今日から、S17の橇回収に3日間の予定で出かけていきました(はずです)。
朝8時半頃、まだ昭和基地に明かりがともる前に、雪上車だと思われる明かりが昭和基地WEBカメラ リアルタイム画像のカメラ1で見えたのですが、それで出かけたのでしょうか?
澤柿さんのサイトには、Aヘリルート開通の記事が出ていました。
西オングル島のバッテリー交換もですが、海氷が安定してくると、高低差のあるオングル島内を行くよりも海氷上を輸送する方がいいようです。

ところで、海氷上と大陸では海氷面、雪面にどういう違いがあるのでしょう?
海氷上はツルツルの部分があると聞いたことがあるし、大陸ではカタバ風によるサスツルギがデコボコの雪面を作り出して走行が困難になるとも聞いています。
第一次観測隊の菊池氏の書いた「犬たちの南極」では、行動のほとんどが海氷上だけれど、ボツヌーテンへの旅行の時に大陸を犬ぞりで走ったときのことも触れられています。
雪面のことはかなり具体的に書かれているので、犬ぞりデの行動の感覚は想像できるのですが、足で歩いた感じ、雪上車で行動したときの感じはなかなか知る機会がありません。
今回、渡井さんは初めて大陸を雪上車で走るので(夏はヘリで大陸内に入ったし、先日はとっつき岬までだったので)どんな感じなのか、ぜひ聞いてみたいと思います。

帰ってくるのは4日とのこと、お出かけになった皆さん、どうかお気をつけて。

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