東京奇譚集
2009-03-04 | 本
私にとって「村上春樹」といえば「ノルウェイの森」
学生の頃に「ノルウェイの森」が流行っていて、
同級生の大半があの赤と緑のハードカバーをバッグに入れていた。
本の内容がどうとかいうことではなく、
そういうのがとても嫌で読む気になれなかった。
それ以来なんとなく村上春樹が嫌いだった。
でも、歳とともに食の好みが変わるように読みたい本も変わってくるのかも・・
どちらかというとタイトルに惹かれて読みたくなった本。
それがたまたま村上春樹だった。という感じだけど・・
不思議な話の短編集。
「偶然の旅人」
「ハナレイ・ベイ」
「どこであれそれが見つかりそうな場所で」
「日々移動する腎臓のかたちをした石」
「品川猿」
どれも面白くて一気に読んでしまい、もっと村上春樹を読みたくなった。
個人的には「品川猿」がよかったかな。
名前を猿に盗まれるというお話。
え?そんな展開なん?て感じで、それがよかった。
う~ん。「村上春樹」は、いわゆる「食わず嫌い」だったってことかなぁ・・
とすれば・・「村上春樹」は私にとっての「らっきょ」と同じ?
今度、機会があったら「らっきょ」食べてみようかな・・なんて
(本と全く関係ない話や~ん)