ジャカルタ写真の風景なら、とりあえずモナス写真だ

インドネシアのジャカルタを中心に国内風景を美しく撮る事に力点をおいております。

いや~な 予感

2011年08月16日 | Weblog

最近、あまり良く無い予感がしている。

根拠はないのだが、何となく、そういう予感がする。

この日ばかりは、終焉か…と思った。

 

会社からの帰宅中の20時過ぎ、体調優れず先週からの風邪がまだ完治していない。

17日は独立記念日だし、万全で撮影に挑みたいので、帰宅中の車の中から診療所に電話を入れる。「30分以内に行きます。」「はい。わかりました。」との回答。

この診療所は何時でもウェルカムなのがS.MORIには心地よい。

予定どおり到着し、診察を受け、大量の薬を片手に診療所の重い扉を開け外にでると、コンビニエンスストアーからの柔らかい灯りが見える。

そうだ。ジュースでも買って帰ろうと...何となく思った。この時は正しい判断だったと確信していた。

 

コンビニのわりに重たいガラスのドアを開け、買い物カゴを手に取ったところ1つでいいのに2つの買い物カゴがくっ付いて離れようとしない。

左手は薬の入った袋を持っているので、何とも外しにくい。

買い物カゴを外しながらレジに目をやると20代であろう店員さんが2名とレジ前で支払中のお客さんが1名。レジ前付近で6,7歳ぐらいの3名の子供が狭い店内を遊び場と化している。

近くに親の姿は無い。店内を観察しているうちに、買い物カゴが外れており、お目当てのジュースコーナーへ行こうとするが、その子供達が床に這いつくばって遊び始めたので通れない。

しばらく別のコーナーを見てからジュースとお菓子少々を買い物カゴにいれサッサとレジへ向かう。

 

レジには入店時に支払中だったお客さんの対応がまだ続いている。その次にS.MORIが並ぶが、前のお客さんがクレジットカードか何かで支払をしているのか、機械からのプリントアウトを待っているようなのだ。

誰が見てもS.MORI2番目に並んでいるのに、遊んでいた子供達の1人がS.MORIの前に入ってtaroスナックとRp5,000-をポンとレジにおいて、その辺で遊び始める。狭い店内のため子供達が遊ぶとレジで並んでいる1番目のお客さんも含む全てのお客さんにドンドンと当たってくる。子供達を回避しながらS.MORIの後ろに2,3人のレジ待ち行列ができていた。

 

 

入口のドアが開き、肌の色はどう見てもインドネシア人ではなさそうな(コーヒー豆っぽい)黒い肌の女性?男性?鼻輪と鼻輪に良く似たイヤリング? の意味不明なお客さんが入店してきた。それが迷わずレジの行列の最後尾につく。

3人の子供達は変な人が入って来たねと合図をしながらも遊んでいる。相変わらずレジの1番目の人は子供達にドンドン当たられているのが気になるらしい。

まだ、レジは進まない。プリンターでも壊れているのだろうか?

 

再び入口のドアが開き、コーヒー豆っぽい肌の男性が入ってきた。手ぶら、上から下まで真っ白の白装束、180cmを超える鍛えられた体格は白装束越しに見てもよくわかるが、...おかしい...白い服の中にイビツな何かが入っている。

コンビニに入って来て、ただレジ前のスペースで立っている。何を探す訳でも無い、

瞳はどこを見るわけでもなくピントが合っていない。普通の買い物客で無い事が明らかだ。余計に白い服の中に入ってあるものが気になる。

 

相変わらずレジは進まず、子供達が入店してきた白装束を他の客の背後に隠れながら興味深く見ている。

 

さっきの鼻輪の客といい、この白装束の客といい、絶対おかしい。

別々に入ってきたけど実はグループで…「自爆テロ」「強盗」? この時S.MORIの小さな脳みそには自爆テロの比率が限りなく高い事を感じていた。

 

仮に白装束の中の爆弾が爆発したら、S.MORIバラバラになってしまうのだろうか。それとも中途半端に生き残って「痛い痛い」って言うて生きる人生になるのだろうか?

いっその事バラバラになってしまう方が楽かもしれない…。

買い物カゴを置いて逃げ去ろうか...イヤイヤこっちの方が怪しく思われる。

ええい、いつまでこのレジは待たせるねん。

まだ爆発し無いのか?

 

…そうか子供達がいるから若い命には手を出さない。という事か…

という事は子供達が居なくなったら、ドカンか? えっ!子供達はS.MORIの前に横入りしているから、さきに帰ってしまうやん。

 

色々考えると風邪の影響もあるのか頭がクラクラしてきた。

ふと気が付くと「シラカン(どうぞ)」とレジの声、いつの間にか前の客が終わり、子

供達は隣のカウンターでゴチャゴチャやっている。

レジを素早く通過するためにも、お釣り無しのお金をサッサ支払い。

重いドアを開けてお店を後にする。

 

 

 

  その後、しばらく大きな音が聞こえなかったので、爆発などは起こっていない。

結局S.MORIだけの思い過ごしだったのだろう。他の客は全くこの異様さを分かっていなかったようだった…。

 それにしても、かなり焦った数分間だった。