太郎がふり返ると あの形の葉っぱを手にのせた
こどもが 立って 笑っています。
太郎は 手の上をじっと見ていましたから
こどもは太郎の方にささ舟をさし出しました。
太郎は そおっと受け取り鼻にあてがいながら
「これは なんだい?」と言いました。
「ささ舟だよ、くまさん。」笑いながら
こどもは 手をぶらぶらさせています。
「くまさん って ぼくのこと?」まねして
太郎も 手をぶらぶらさせながら言います。
「ぼくなら 太郎だよ。きみはだれだい?」
「おいらは ふう だよ。太郎ちゃん~」
ふう は お互いのぶらぶらが だんだん踊りみたいに
なってきたのが可笑しくって 橋の上を回りながら
ちょっと唄う様に答えたのです。
「おいらは ふう だよ。太郎ちゃん~」
太郎は それがたいへん気に入って
ふたりは ぐるぐる ぐるぐる 唄いました。
こどもが 立って 笑っています。
太郎は 手の上をじっと見ていましたから
こどもは太郎の方にささ舟をさし出しました。
太郎は そおっと受け取り鼻にあてがいながら
「これは なんだい?」と言いました。
「ささ舟だよ、くまさん。」笑いながら
こどもは 手をぶらぶらさせています。
「くまさん って ぼくのこと?」まねして
太郎も 手をぶらぶらさせながら言います。
「ぼくなら 太郎だよ。きみはだれだい?」
「おいらは ふう だよ。太郎ちゃん~」
ふう は お互いのぶらぶらが だんだん踊りみたいに
なってきたのが可笑しくって 橋の上を回りながら
ちょっと唄う様に答えたのです。
「おいらは ふう だよ。太郎ちゃん~」
太郎は それがたいへん気に入って
ふたりは ぐるぐる ぐるぐる 唄いました。
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