JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 10

2009年03月18日 | INTO THE MILD
 正月明けのある日、大阪に向かって山道を探検中 幾つもの峠に迷い込んでいると、突然 魅力的な古道具屋が現れたんだ。誘われる様に車を停めて店内へ~真っ直ぐ 吸い寄せられて 手にしていたのは「ほら貝」古い本物は かなり珍しく、次の瞬間には 一生懸命吹いていました。フェイクの物は 口にラッパの器具が付いていて 楽に鳴るんだけど、本物は陶器の様に吹き口が 貝と一体化していて 鳴らすには修行が必要なのです。考古学資料では見た事がありましたが 本物を手にしたのは初めて!もう次の瞬間には買っていました。神事に使う道具だから売りに出る事からして珍しい上、本物の吹き口が割れずに残っている事も奇跡的!おれが 二度と通れないであろう あの山道で迷わなければ出会えない事も二乗して、神懸かり的な雰囲気に わけのわからない気分のまま山を下って行ったのです。信号待ちの度に ほら貝を吹いている自分が、どう見られようと既に関係無い「おれは大事な仕事を承け負ったのだ!」と夢中です。合戦の時に聞かれる「ウウウ~~~ウウウ、ウウウ、ウウウ~~~」という節回しを夢見ているけれど、「ウ~~~ウゥ」って長さで息が限界。ジョギングに加え腹筋も鍛え続けて、最近少しづつ長く吹ける様になってきたんだ。
 キリスト以前のユダヤ族 ヘブライの神事には「角笛」が使われていたそうです。長くひねり伸びた角が響かせる音は ほら貝の ひねる空洞を響かせる音にソックリなそうで、日本の古い文化との共通点の一つとして ユダヤ士族が日本人の祖先なのではないか?という想像の裏づけ資料として 多く扱われます。
 またまた、そんなオカルト好きなんだから~って思われちゃうけど、そんなのどおでもいいくらい「ただただ 吹きまくりたい!」だけなんです。そんな衝動に振り回されながら没頭して行動するおれの人生に理由なんて無いんだぜ!この実際に振り回されている おれにとっては 逃れられない程本当の、不思議な不思議な現実のファンタジーなんだ。
 妄信しやすいおれは これから どうなってしまうのやら?不安は全く無いけれど、そんな世界もあり得る事を 誰かに伝えなくちゃ~って みんなに報告するのです。だって結局誰もが何かを妄信した価値観で生きてるんでしょ?どんな道でも 本当の自分で感じて行動する事の素晴らしさを広く訴えたいんだ!雑誌やテレビの言いなりじゃあ、何種類かのファンタジーしか 他人のファンタジーしか味わえないでしょ?他人が噛んだガムを貰って噛む様なもんだぜ。100人には100のファンタジーが在る筈だぁ~!そして、「ファンタジーは売り物じゃ無い!」って事、それは「ファンタジー泥棒商売」ファッションを筆頭にこれが栄えれば栄える程 従順な羊たちは個々の己のファンタジーの存在を忘れてしまうんだから!危険で悲しいよ。自分に自信を持つんだ!100%勇気~!DON’T STOP!
 いつも ほら貝をぶら下げた 髭の長いスケートおじさん!おれ おれ、現実にそんな奴が ここにおるよ!





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