JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 19

2009年11月11日 | INTO THE MILD
 久々にマイルド。何だか毒を吐くコラムみたいなんが続いたけど、発言する衝動に「怒り」は憑き物だよね。怒りの沈め方の一番は「どうでもよくなる事」中々 時間はかかるよ~風に舞うイチョウの葉の中で、黄色いシャワーを浴びたり、庭にある大きなシイノキが落として来るドングリ石爆弾キャッチに 口を開けてムキになって走り回ったり、そうやって東京の「極々世界の一部分での小競り合い」の小ささを遠く遠くに追いやりつつあります。
 今日は おれの誕生日。11%増量のポッキーを食べて11時11分を待つ程度のイベント。誕生日占いでも言われたけど、左右対称やバランスに執着するんだって~当たってる!確かに6月6日とか 一ケタでのゾロ目バランスは12ヶ月あるけど22月22日とか無いから、特殊だわ。「バランスに次ぐバランス」やね。小天秤を計る大天秤。変態が生まれる様なへんな日取りだ!くだらねぇ自己愛は もういいか。
 ある日 学生時代からの友達「ヤーマン」から突然のメール!ヤーマンは同じ子歳のカメラマンで、スノーボードを通してアラスカに夢中になって 行方不明な感じになっていたんだ。スペクテーターのアラスカ記事で知ってる人も多いかもね。JAHPONのサイト構築もヤーマンのプログラムなんだ。
 おれの知らないヤーマンの世界で「INTO THE MILDっていうブログ書いてる人がいるって噂を聞いて探してみたら、プチじゃんか~!」だって。聞けば~三年程前 アラスカで放浪していた頃に、ロスから来ていた映画の美術担当の人とバーで知りあったんだって、その撮影がINTO THE WILDのアラスカロケ!最終シーンがクランクアップした夜だったんだって。彼が アラスカの人がmildだと感動していて、冗談でINTO THE MILDだって言って、音楽仲間とT-シャツ作ったりしてたんだって。
 面白い偶然だよね。今想えば おれは遅れていた気がするんだ。当時スノーボードシーンを仲間のライダー達と開拓していたヤーマンはヘリで危険な山頂へ!なんて日々から、裏原ブームと共にシーンに祭り上げられ、ファッション的に商売ネタに巻き込まれる雰囲気にヤーマンは煽られていたんだ。人生を懸けてる自分の写真への想いと、おしゃれの道具や商売の材料にされるには重みの違和感が耐えられなかったんだと思うな。それを知りながらも おれは東京で生き残る為に戦う!って意地でしがみついていたんだ。ヤーマンは薄っぺらい小さな世界からは離れてアラスカに旅立つんだ。
 こんな話がある。あるスノーボードの人気大企業の社長との会話で「日本のミスターHFさんが“自分が社長の為にDJした”と言うCDをプレゼントして来て、来年発売されるニューボードを 誰よりも早く自分に乗させてくれないか?って頼まれた~と。あいつは何を考えているんだ?来年まで待てばいいじゃないか~お前、わかるか?」だって。これには人種的なコンプレックスもあるけれど、同じ日本人だと思われるのが嫌になる程、広い世界で考えたらハテナな事だよね。悪いわけでも無いし、批判する様な種類とも違う~面白い性癖の様な小賢しさ?頭がイイのもワイルドな類!~何かを凝縮したエピソードだと思うんだな。大抵の企業は売り上げが伸びるから媚びるんだろうけど。何かがムカムカと、吐き気の様な、ハテナとしか表現出来ない。昔からこの虚栄心に関わる問題は難しいんだろうけど「同じ日本人だと思われたく無い」って、ゴジラ松井やイチローの活躍に喜ぶ感覚と同じ様に、大きな監視の目を感じる様に~すごく大切で強力な力なんだと思うな~
「えらくなくともただしくいきる~」懐かしい“元テレ”のチャンネルが聴こえた。よしださ~ん!入れ歯入れ歯!