兄弟や姉妹がおられ、気がついたら傍らで、ズーッと上のお子さんと同じビデオなどに没頭している、おとなしい良い子だと、思い、母親も自分の仕事がはかどる・・、こういった例で、1歳6カ月健診で、少し、視線があいにくい、単語が少ない、人見知りしなかった、などなどで、経過観察されるお子さんが、多く紹介されてきます。2歳半前後で来院されますが、この時点で診断は、実は、困難な例がみられます。以前は、そうでもなかったのですが、ここ10年らい、どうも、サイレントベイビーを経て、ビデオ時間が長いお子さん、気がついたら、自閉症の典型症状を示すお子さんがよく紹介されてきます。中には、ビデオ、テレビを中止すると、自閉傾向は確かに減ります。それでも、やはり、多動、学習困難の傾向は残るお子さんのほうが多い印象ですね。
それでも、中には本当に、4-5歳でほぼ年齢相当の行動、言語発達を示すお子さんもおります。ですから、診断時期は慎重でなければいけません。
それでも、中には本当に、4-5歳でほぼ年齢相当の行動、言語発達を示すお子さんもおります。ですから、診断時期は慎重でなければいけません。
現在言葉が遅れています。言語指導を受けています。2歳ぐらいの状態だそうです。同じビデオを見ています。最近は交換条件を出しています。「このビデオを見たらーーーーしよう」と、言うように。買い物に行った時に 時々大きな声を発します。家は力一杯自分の握りこぶしで自分の胸を叩きます。骨にひびでも入るのではないかと思うように。MRIをとりましたら海馬のまるまりが普通児より悪いそうです。試行錯誤の毎日です。相談をするところがあまりにも少ない。
このままでよいのか心配です。何箇所かで診断をしていただくと、言うことは贅沢でしょうか。