発達小児科医の館

障害児医療理解を求めるために!!小児神経学会社会活動委員・/富山大学医学部診療指導医・臨床教授)

注意欠陥多動性障害への薬物投与について・・

2004年06月29日 | 注意欠陥多動性障害は治る
現在、メチルフェニデート(リタリン)が唯一、効果の期待できる薬剤ですが、日本ではADHDに正式な国の認可がない状態で使用しております。ここ数年、米国で使用されている薬剤の臨床治験(発売前に正確な効果判定を行う・・)が日本でも行われつつあります。小児においても特定の施設で専門医のもと、計画が進行中であります。詳細は、また、後日情報提供します。最低数年はかかりますが、許可されれば、わが国で初めて、認可 . . . 本文を読む

てんかんと運転免許に関する話題です

2004年06月28日 | Weblog
てんかんの患者さんの85%以上は治癒するようになりました。小児に発症する特発性(あるいは、潜因性;これは、基礎疾患があるかもしれないが、可能なかぎりの検査では、脳内に器質的異常がないもの)においては、90~95%が治療後、再発もなく治癒します。てんかんで治療中であっても、発作の種類により、1年、2年、・・発作がなく、主治医が内服中の発作の可能性が極めて少ない場合、運転免許に関する一定の書類・診断書 . . . 本文を読む

不思議な子供達・繰り返す独り言、同じビデオを好み・天気予報がすき!!

2004年06月24日 | 発達障害の診断時期は?
兄弟や姉妹がおられ、気がついたら傍らで、ズーッと上のお子さんと同じビデオなどに没頭している、おとなしい良い子だと、思い、母親も自分の仕事がはかどる・・、こういった例で、1歳6カ月健診で、少し、視線があいにくい、単語が少ない、人見知りしなかった、などなどで、経過観察されるお子さんが、多く紹介されてきます。2歳半前後で来院されますが、この時点で診断は、実は、困難な例がみられます。以前は、そうでもなかっ . . . 本文を読む

NHKで障害者雇用支援のお話・・

2004年06月21日 | Weblog
本日NHKで障害者雇用支援の番組が放映されておりました。 紹介された企業は、ごく一部なのでしょうが、すばらしい取り組みでした。能力を発揮できる場所があるというのは、よいことでですね。 一応、雇用者の・・%をといった取り決めがありますが、実際には、期待とはうらはらにほど遠いのが現状です。たとえば、てんかんについては、複数年発作がなく、薬物服薬のみのお子さん(成人)も書類にその旨記載すると、〔もし、発 . . . 本文を読む

情報とやまにADHDの話題提供しました~

2004年06月19日 | 注意欠陥多動性障害は治る
地元のミニコミ誌情報富山に子供関連の話題で、ADHDについて、取材があり、おちつきのないお子さん達への理解を~と、いうことで、ちょこっと、ADHDのことをお話しました。とにかく、ADHDについては、親の理解もさることながら、付き合って初めて、この子供達の苦悩がわかる!!のです。一番、ストレスのかかる場所で評価せず、一番、楽しめる場所で評価すると、まったく問題のないお子さんかたですから。(多少の自 . . . 本文を読む