残しておきたい今日の1枚

函館近郊で撮影した写真、その中のお気に入りや思い出となるもの1枚を残しておきたい

“恵山” の歴史と魅力を伝えるパネル展...

2024年06月14日 | 個展・展覧会・講演会

NPO箱館写真の会では「“恵山”の歴史と魅力」を伝えるパネル展を、地域交流まちづくりセンター
で開催している..。会員で函館市恵山支所に勤務していた会員の松本光隆さんが、旧恵山町で発
行していた広報誌に連載していた「“恵山”むがしむがし」から歴史的にも興味深い記事を抜粋、ま
た、恵山の住民ならではの津軽海峡を埋める雲海や夕日に赤く染まる恵山などその一瞬を捉えた写
真など50枚のパネルが“恵山”の歴史と魅力を伝える。松本さんは「四季折々の“恵山”は、山とツ
ツジだけでないことを知って欲しいと企画した」と話していたが、十分に伝わるパネル展だ...

 

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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特別展 “熊谷孝太郎 間世潜 時の彼方へ 函館から”...

2024年06月12日 | 個展・展覧会・講演会

大正から昭和にかけて活躍した函館ゆかりの写真家の作品が並べられた特別展“熊谷孝太郎 間世潜 
時の彼方へ 函館から”が北海道立函館美術館で開催されている..。「特別展、16日まで!!」の
新聞広告を見て、毎度のことながら急がなくっちゃと少し慌てて美術館に足を運んだ。熊谷孝太郎
は旧上磯町の出身で、大正後期から昭和初期の函館の繁華街の賑わいや行き交う人々、暮らしの様
子を、また、函館生まれの間世潜(本名・小林政次)はトラビスチヌ修道院での生活を5年にわた
り取材した記録などモノクロ写真約200点が展示されている。街の様子に見覚えのある建物や看
板、行き交う人々の姿に時代背景も感じられ、並べられたモノクロ写真の壮観さも堪能してきた.

   
                     ( 次回特別展は「肉筆浮世絵の世界展」 )

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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函館の歴史を“古写真”で変遷を辿る企画展...

2024年05月04日 | 個展・展覧会・講演会

NPO箱館写真の会「“古写真”で見る函館」の企画展が、地域交流まちづくりセンターで開催さ
れている。箱館写真の会は、函館ゆかりの“古写真”を収集し函館の歴史の魅力を伝える活動を
続けており、今回の企画展は3期に分け16日まで開催。1期目は会員の山田さんがSNSに
箱館・函館の“古写真”を発掘し、今の函館の写真と並べ「今昔比較」として、これまで400
回近く投稿を続けているものを【タイムスリップ函館】に編集し25枚のパネルで展示...

 

2代目五稜郭タワー建設時の新旧タワーや函館山登山道に残されている石積みアーチ橋などが紹介
されている...。また、会員の桑島さんは「明日なき戦いの果てに」と題してペリー来航から戊
辰戦争の勃発、箱館戦争終結までを25枚のパネルに纏めて紹介、読み応えのある企画。今回の展
示は6日までで、7日以降は能戸代表が選んだ“古写真”や函館のパノラマ写真、古地図が並ぶ..


( 地域交流まちづくりセンター前を走る、チンチン電車「箱館ハイカラ號」 )

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。).

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函館の歴史を “古写真” で探訪...

2024年04月04日 | 個展・展覧会・講演会

NPO箱館写真の会「“古写真”で見る函館」の企画展が、地域交流まちづくりセンターで開催され
ている..。箱館写真の会は、函館ゆかりの古写真を収集し函館の歴史の魅力を伝える活動を
続けており、今回の企画展は能戸代表が明治の写真家田本研造が残した「田本写真帖」から函
館や道南の風景写真を中心に25点を展示。また、会員の山田さんは、歴代の函館駅舎や老舗
レストラン、函館の町並みを現在と比較しながら、その歴史経過などの解説も付され25点を
展示。お2人の集めた“古写真”で函館の歴史を探訪させてもらった。この企画展は8日まで..

 


( 会場の地域交流まちづくりセンターを側面から )

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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特別展“生誕120年 前田政雄展 木版画とともに歩んだ50年”...

2024年03月30日 | 個展・展覧会・講演会

函館出身で日本を代表する版画家 前田政雄(1904~1974)の版画や下絵、油彩、資料など
約200点が並べられ画業を振り返る特別展“生誕120年 前田政雄展 木版画とともに歩
んだ50年”が北海道立函館美術館で開催されている...。昭和初期に版画の創作性を高
めた一人といわれ、山岳風景や函館の町並みなどの重厚かつ繊細な彫りや刷りで表現した作
品には感動する。嬉しいことにこの特別展、65歳以上の高齢者は無料で観覧できる...

 

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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市民美術展 “はこだて・冬・アート展”...

2024年02月28日 | 個展・展覧会・講演会

市民から公募した作品を紹介する市民美術展 “はこだて・冬・アート展”が函館市芸術ホー
ルで開催されている ...。この美術展は毎年この時期に函館の文化芸術を発信すること
を目的に開催されており、今年で24回を数えるという。函館や近郊の在住者でプロ・ア
マを問わず絵画や書、写真、工芸、彫刻など様々なジャンルの作品158点が一堂に並べ
られている。函館の風景を描いた絵画や迫力満点の書、独創的なオブジェなどどれも個性
豊かなものばかりで、じっくりと楽しませてもらった。この美術展、3月3日まで...

  

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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“ぶんだんジョイントギャラリー展”...

2024年02月05日 | 個展・展覧会・講演会

( 02/04 撮影 )

函館市文化団体協議会の“ぶんだんジョイントギャラリー展”が、函館市芸術ホールで行われ
ている.。加盟団体が日頃の活動の成果を発表するもので、毎年この時期開催しており、今
年は9団体から彩り豊かな生け花や絵画、書、工芸品などの作品が並べられ、春を感じさせ
る風流なものもあって楽しませてくれる。特に、函館市内を始め道南14高校の80人の生
徒たちが出品しての「高校生の書展」はどれも若さ溢れる力強い作品ばかりで圧倒される.

 

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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郷土史家 館 和夫さん “出版記念講演” で道南の歴史を語る...

2023年11月29日 | 個展・展覧会・講演会

( 11/25 撮影 )

函館市在住の館 和夫さん、北海道林務部に勤務し樹木医として活躍していたが、その傍ら江
差追分や川田竜吉男爵の資料を集め、その著作もある..。平成2年には、その著作が評価さ
れ、函館文化会が郷土史研究家を顕彰する「神山茂賞」を受賞、その受賞式での謝辞で「高齢
だが、出来ればこれまでの調べたものを、その成果として纏めてみたい」と語っていた...

 

館さんは約束したことだからと、この度、道南地域で活躍した人物や民謡、里唄などの伝承
をもとに道南地方住民に共通する精神風土を纏めた「道南の人・唄・風土 語りつぎたい在
郷魂」を自費出版..。その “出版記念講演” が市内の書店で行われ、足を運んできた。館さ
んは86歳、調べてきたことを整理しただけのものとは言うが、1時間余りの講演も原稿を
見るわけでもなく、淀みなく語る口調はとても86歳とは思えず感心しきり。館さんが著し
たこの1冊、「道南の過去、現在、未来を語る際の貴重な資料」として活用されるはず..

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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無料入場観覧券で “函館市北方民族資料館” を見学...

2023年11月27日 | 個展・展覧会・講演会

( 11/23 撮影 )

先月、函館市中央図書館で行われた講演会「アイヌ文化と函館」を聴講の際、聴講者に演題に
関わりのある“函館市北方民族資料館”の入場観覧券が渡された...。有効期限は11月30
日、存在を知りながら見学したこともなかったので、折角の機会だからと足を運んだ。“函館
市北方民族資料館”は、大正15年(1926)に建設された旧日本銀行函館支店の建物で、支店長
室や応接室を活用した展示室は高い天井や壁側のタイルなど当時の雰囲気が残っている...

  

“函館市北方民族資料館” は、展示ホールと7つの展示室に分かれており、展示ホールには幕末
から明治初めにかけてのアイヌの生活を描いた「アイヌ風俗12ヶ月屏風」がずらりと紹介さ
れている...。また、展示室にはアイヌ民族をはじめとする北方民族資料や、函館の地から
輩出した人類学・考古学・民族学の権威である馬場脩氏・児玉作左衛門氏の収集した資料を収
蔵・展示されていた。駆け足だったが、多分じっくり見学したら一日かかるかも知れない..

 
(豪華な刺繍が施された「蝦夷錦」 )                    

( ※ 小さな写真5枚は左クリックで拡大する。)

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“一瞬” を捉えた力作並ぶ...

2023年11月26日 | 個展・展覧会・講演会

( 11/25 撮影 )

「写真道展・函館巡回展」が函館市芸術ホールギャラリーで開催されている...。写真道
展は今年で節目の70回を数える歴史あるコンテストで、応募作品約3千8百点の中から選
ばれた入賞・入選作品306点が展示されている。多彩な題材の中から“一瞬”の場面をカメ
ラに収めた作品が多く、それは偶然できる技ではなくその陰の努力を垣間見ることができる。
じっくりと眺めさせてもらったが、さすがにどの作品もも素晴らしい。また、同会場で「道
写協函館支部会員作品展」が開催されていたが、支部会員皆さんの写真も負けていない..

   

( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)

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高龍寺本堂に並べられる“大屏風展”...

2023年11月17日 | 個展・展覧会・講演会

( 11/16 撮影 )

江戸時代初期に創建され、函館に現存する寺院で最も古いお寺、高龍寺...。その高龍寺の境
内にある大イチョウが秋色に染まるのだが、遅れたかなと思いつつ車を走らせた。案の定、大イ
チョウはほぼ葉が落ちていたが、山門脇にあるイチョウはまだまだ魅せてくれている。カメラを
向けていると、玄関から出てきた方が「本堂で、“大屏風展”やってるよ」と教えてくれる...

   

“大屏風展”は、高龍寺の長い歴史の中で檀家さんから寄贈を受けた文字や水墨画などが描かれた
15,6帖の屏風が本堂いっぱいに並べられている...。高龍寺では、“大屏風展”のポスター
で「ただの虫干しで、ただ立ててるだけ」と説明しているが、並べられた屏風には圧倒される。
また、残念ながら文字や絵も素人には難しく理解のできない物が多いが、この掛け軸を通して思
いを馳せ、楽しませてもらった。高龍寺の“大屏風展”は、今月末までで自由に見学できる...

   

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

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“芸術の秋”、2つの作品展を梯子で鑑賞...

2023年11月06日 | 個展・展覧会・講演会

( 11/04  撮影 )



“芸術の秋”を満喫しよう!! と、道立函館美術館の特別展「写真展・岩合光昭の日本ねこ歩き」と
函館市芸術ホールの「清秋・函館市文団協芸術展」を梯子で鑑賞に足を運ぶ..。2つの会場は
五稜郭公園前のときわ通り沿いで、この通りにある街路樹イチョウの葉が見ごろを迎え、訪れた
観光客も「綺麗!!」と感嘆の声を上げスマホを向けている。これも“芸術の秋”のひとつ?...

   


( 特別展に合わせ市民が持ち寄ったねこの写真、どの作品も「ホッコリ」させてくれる  )

ところで、2つの作品展...。美術館の「写真展・日本ねこ歩き」は、動物写真家岩合光昭
さんが全国各地のねこたちの自然な表情を収めた写真約150点が並び、函館の高龍寺に住ま
いするねこたちも登場、それぞれの風土を背景にねことひとの暮らしぶりが紹介されている。
ロビーには、松前高校書道部の「書道パフォーマンス」で書かれた作品も展示されていた。一
方、「清秋・函館市文団協芸術展」は芸術ホールギャラリーに、8団体の活動成果としての絵
画や書、俳句、短歌、組紐、華道などの作品が並べられ、どれも見応えのあるものばかり..

   

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

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美術館で松前高校書道部が“書道パフォーマンス”...

2023年11月04日 | 個展・展覧会・講演会

( 11/03 撮影 )

北海道立函館美術館では1日から1週間、「芸術週間」としての様々な取り組みを行っている
が、その一つ常設展「金子鷗亭Ⅱ期 故郷への思い」展の関連イベントで金子鷗亭ゆかりの松
前町から松前高校書道部による“書道パフォーマンス”が行われた..。松前高校では、全国で
も数少ない高度な書道教育を持ち、「書の町 松前」らしい魅力ある授業を展開しており、今年
の夏、鹿児島で行われた全国高校総合文化祭の書道部門で3年生の坂本真香さんが最高賞の文
部科学大臣賞を受賞したそうだ。今回は、書道部の生徒6名による“書道パフォーマンス”..

   

顧問の中村先生から「人前でパフォーマンスの機会が少なく、緊張している」と紹介された生徒た
ち...。しかし、ラジカセから音楽が流れ、集まった観客の手拍子をもらいながら大きな書道用
紙に筆を走らせると、高校生らしい力強い文字が走り出す。今回“書道パフォーマンス”で選ばれた
作品は、石川啄木の歌集「一握の砂」の一首を力強さの中にも華麗な筆遣いで書き上げた....

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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国華山・高龍寺 宝物展 “波響とその時代”...

2023年10月05日 | 個展・展覧会・講演会

函館で最も古いといわれている寺院「曹洞宗 国華山・高龍寺」...。その「高龍寺」で
は、毎年この時期「金毘羅尊天例大祭」が行われており、それに併せてお寺に収蔵する美術
品などを公開する宝物展が行われている。「高龍寺」には、寺宝として蠣崎波響筆の釈迦が
入滅する場面を描いた「釈迦涅槃図」を収蔵、昭和43年には北海道指定有形文化財にも指
定されており、毎年春には釈迦を法要する「涅槃会」に併せて一般公開されている....

   

この「釈迦涅槃図」は、文化8年(1811)に奉納され、明治35年(1902)に一度修復され
たが、この度、経年劣化でカビやロウの除去や剥がれなどを120年ぶりの修復を行うことに
なった..。そこで、今年の宝物展のテーマを “波響とその時代” として、「高龍寺」の所
蔵する蠣崎波響の作品全てを公開している。修復前の「釈迦涅槃図」は最後の公開、庫裏
2階の大広間に「釈迦涅槃図」を始め30数点の美術品が並べられ見応えがあり、函館の
宝として残して欲しいと願いながら堪能させてもらった。この宝物展は10日まで...


(修復には約1年3ヶ月を要し、費用約1,500万円はクラウドファンティングに挑戦している)

( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)

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道立函館美術館 特別展 “ことばと絵 くりかえしのアート”...

2023年09月17日 | 個展・展覧会・講演会

「くりかえし」をキーワードにした作品を集めた特別展 “ことばと絵 くりかえしのアート”が
道立函館美術館で開催されている..。「そのうちに!!」と思っていたのだが、特別展は24
日までとあって「そのうち」がなくなりそうと慌てて美術館に足を運んできた。特定のモチー
フや同じ言葉を繰り返し描いたり、書いたりする様々な作品が110点並べられ、繰り返しに
よる表現の楽しさ、面白さに注目し会場を5章に分けられ様々な視点から作品の魅力を楽しみ
味わうことが出来る。「芸術の秋」にはちょっと早かったも知れないが、楽しんできた...

 
  ( 次回特別展は、日本ねこ歩き )               ( 美術館上空は、秋の空 )

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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