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うつと本に向かい合うiyuk改め「かぷ」ワールド。

★ 7月5日

2008年07月18日 00時41分38秒 | ♪ 大切な旅行記
マレーシア、ペナンに着いて殆ど一日目と言ってもいいくらいです。だって昨日はずっと飛行機の上だったから……かぷでございます。

でも、二日目です。
今回はかなり散財する予定でした。私の我儘で。
まずはオーダーメイドでマレーシアの民族衣装を作る事。
初めはサリーを買う予定だったのですが、マレーシアの民族衣装を持たずに何がサリーだ!ということになりまして。つか私の中で。

なので「ローズテイラー&ブティック」というお店に昼一番にレッツゴーです。
ここのお店は奥様が日本人でとてもすんなりコトが運びそうで、出国する前からも電話したりしていました。

伺う時も民族衣装は忘れない!ペナンの旅に出る為に「浴衣」の着付けを学んだので、浴衣を着てブティックに向かいます。日本の民族衣装も忘れずにね!
きちんとタクシーの運ちゃんにも「着物だけどこれは夏に着る物で浴衣というの」と日本文化を広めてきましたよ。

出迎えてくれた女性はマレーシアの方と結婚されてて、でも日本名……というか、そりゃそうか、名前はあまり変わらないか。
井上七瀬さんというお若い素敵な方でした。

今回、マレーシア民族衣装を着るにあたって、まずとても大量にある生地の中から一着に付き二色選ばなければなりませんでした。
出されて来る色々な布はどれも素敵なんですが、とにかく私は「蝶々」柄に執着していました。
某侑子さんの影響です。タハー。
最初は小さい蝶々がちりばめてある布があり、うーんと悩んで、もっと大きい蝶々デザインはないかと聞いてみました。
すると、うんまあこれが限界よねっていうかこれ以上大きくてどーすんのよってくらいの生地を持って来て下さって、ピュアシルクです。
黒い布に色々な色の蝶々が飛んでいます。よし、じゃあこれで。
さて、襟元の色を決めなければいけません。
色々とまた七瀬が(すっかりお友達気分)布を持って来てくれるんですが、どれも私の感性にピキンと来ません。
そうしたら七瀬が「分かりました!奥様、変な組合わせがお好きなんですね!?」あっはっはっは!その通り!ナイス七瀬!分かってんジャン!笑。
というわけでゴールドで襟元を、くっきりと色分けして選んでくれました。
そうそう!そんなの好きよ!!意外な組合わせっていうのがね♪

もう一着はブルーのポリエステル。水色って感じです。もう一色は濃紺で無難に合わせてみました。

マレーシアの民族衣装はツーピースです。そして痩せて見える不思議洋服です!やったあ!笑。
サリーのような昔から伝わっているようなものではなく、かなりきちんと洋服です。

さて、栽寸です。七瀬のだんなさまがいつの間にか(笑)現われて、私は浴衣を脱げる所まで脱ぎ(帯や下帯など)、ウエストもすっかり楽になった状態でとにかく色々な所を計りまくります。
私は取り敢えずされるがままに。
そしてロングタイトスカートだと言うので、どれくらいまで長くするかで話し合いになって、私は「長ければ長いほどOK。最低でもくるぶしまでは欲しい」と主張。
オーダーメイドなわけですから当然我儘が通るわけで。それで作ってもらう事にしました。

マレーシアの民族衣装はマレーシア航空のアテンダントさんが着てらっしゃいます。
ホントどの方も痩せててでるとこでてて引っ込んでるとこは引っ込んでて、羨ましーと思ってたんですよね。
そしてロングタイトスカートにはスリットが深く入っています。
ちょっとセクシーです。

しかし、七瀬曰く、ホントはあのスリットはコスト削減の為で、本物は蛇腹になってる布地が多く使われる、のだそうです。
つまり今回、一着につき二色決めましたが、二色目の方が蛇腹になるとのことで。
うーん、どういうのが出来上がるんでしょう!?

今後の流れは、二着とも仮縫いに入り、その時点でもう一度試着して、問題があったら直して、出来上がり、だそうです。
さあ楽しみ。その代わりお金は値引いて貰ったけどいつも何もしないペナンよりちょっとしちゃったんですよね……ハハハ……1100RMですよ。1RMは約30円……うーん今は33円かな……計算して下さい(笑)。
まあ普段のペナン旅行は6泊で1100RMくらいで過ごしてましたから……つまり6泊で2万~3万で過ごせちゃうんですよ。
それをお洋服に注ぎ込んだので……だんなさまありがとうございます……反省しつつ嬉しい(笑)。

さ、栽寸が済んだので浴衣にお着替えです。まだまだ未熟者ですが頑張ります。なんせ日本の民族衣装。沢山教えて下さった小田急百貨店のおばさまたちに申し開きが出来ません!

ふう。ではよろしくです!とローズテイラー&ブティックを出て、一休みのためホテルに戻りました。
日本のお友達に必死に絵葉書を書きます。
今回失敗したのは全ての絵葉書の宛先に「JAPAN」を書き忘れた所です。
宛先は全て日本語で書いてあるのでペナンの郵便局では分からないでしょう(落)。
どうぞ無事届きますように!そして私達より先に着きますように!……いつも私達の方が先に成田に帰って来ちゃうので。

ホテルで一休みしたら、タクシーで「ガーニードライブ」に向かいます。
ここはとてもとても栄えてる、そして広い広過ぎる屋台の集まりです。
ホテルの食事なんて考えてないので屋台なのは当然なのですが……んーかぷとしてはあまりに広過ぎて人が多すぎます。
どんなお店があるのか見て周るだけでもかなり時間かかります。

何とかテーブルを確保して、改めてお店物色です。
いつもなら料理を頼み、テーブルナンバーを言ってお料理を持って来て貰い、そこでお金を払うのですが、広過ぎるのとテーブルナンバーがないため、頼んだら出来上がるまでお店で待っていなければいけません。
んーかぷとしては……もっとこじんまりしてる方がずっと好きですね……。
ざっと見ただけでも小学校の校庭くらいあります。
こんな広くなくていい~涙。

結局お料理は全てだんなさまに行ってもらい、私は席でじっと待つ子です。
だんなさまはラクサという麺料理を二つも頼んで(それでも200円行かない)、私は初めて食べる「揚げ物」を頂きました。
この揚げ物は、一度火に通してある、串に刺さってる食べ物を選んでお皿に盛って、持っていくと(日本語って難しい)その場で揚げてくれるのです。
アツアツで美味しく頂けました。

その帰り、隣りにある「ガーニープラザ」というショッピングセンターに寄りました。
去年も来たんですけど、目的はタワレコ。
だんなさまは現地のディーバがいないかいつもチェックしてるのです。
どうやら気に入った、マレーシアでも大人気の「CITI(シティ)」という女性シンガーにピンと来たようです。
全部で4枚大人買いですよ。私のカードで。
値段見た時、約「110RM」だったので目を疑いました。高い……クラリ。
って言っても私はその10倍の洋服をオーダーメイドしたばかりだし何も言えません。

このタワレコには毎年寄るんですけど、スタッフさんが気さくなんですよね。
去年はだんなさまがイチオシのキャラクター「スヌーミン」という、「スヌーピー」と「ムーミン」が一緒になったTシャツを着て行きまして(何故かお腹に四次元ポケットがついてるので私は「スヌーミえもん」と呼んでるんですけど)、「そのキャラクターは何?」と聞いて来たんですよ……そしたらだんなさま目を輝かせて「日本の一番有名なキャラクターだよ」とすらりと嘘をつき、おおおーと言わせてました。オィ。日本人でも知ってる人は一割いねぇぜ。
そんな今年は私の髪の毛に敏感に反応してくれました。
「キレイなピンク!」「ありがとう!日本では皆している日常的な髪の色だよ」と言っておきました。オィ。
まあ悪ふざけはよくありませんね(笑)。「冗談だよ」と言ってきましたけど←当然

さて、夕飯も食べてお腹もいっぱいになった所で、ホテルに帰りまして……そしたらイレギュラーな事がおきました。
KENさんから電話で「今から会えないか」と言われたのです。

KENさん―――――誰かと申しますと、日本の高田馬場に「大地の木」というアジアン料理店があります。そこのシェフ、アスリーがペナン出身でして!美味しいペナン料理を食べさせてくれる所なんですが、一緒にお店を切り盛りしている真子さんという……台湾?人がいらっしゃって。真子さんの弟さんがKENさんなんです。
そしてそのKENさんは何をしてる方なのかと言うと、ペナンでブライダルフォトスタジオをやってる人なのです。

KENさんはそのスタジオで唯一日本語を話せる方でして。とても優しい方でした。

いえ、もっと逆上らなければいけませんね。
前に大地の木に伺った時、真子さんに弟さんがいらして、色んな衣装を着て撮影出来る所で働いてるけれど、興味あるかどうかを聞かれて、ペナンのモノなら何でも!という気分だったので(だって4回目だし)、そこで記念撮影でもしよう……くらいの思いでいました。
しかしよくよく聞いてみると「ブライダルフォトスタジオ」だとのこと。
決してちょっとした記念撮影では済みそうにありません。

でも、私は……4年前の自分のブライダル写真にかなり我慢をしていたのです。
チャペルで専門の方に撮ってもらって、披露宴では皆のテーブルに写ルンですを置いて、皆に撮ってもらったのを小さなアルバムに仕立てて……。
でもホントは専属のカメラマンが欲しかった。専属のムービーカメラマンが欲しかった。一生に一度の事だから。でも親は許してくれない……まあ、ブライダルになると恐ろしく金取りますしね。
それに……いえ、色々あげていたらキリがありませんね。とにかく我慢点が多かったんです。
だからあの時代に戻りたかった。……のです。

どうしても撮りたかった。それも、普通の写真じゃなく、だんなさまと二人、ラブラブ過ぎる程ラブラブな写真が。

そんなわけで、KENさんの登場となったわけです。
私達は軽く考えていたので撮影当日衣装合わせをして撮って貰えればいいんじゃないのかすら、くらいに思ってたんですが、予算の関係もありますし、事前に一度会っておきたいというKENさんの気持ちも分かりましたので、それもホテルに向かっていると言うので驚いて、取り敢えずロビーで待ち合わせして、部屋でゆっくりお話ししようという算段になりました。
KENさんには「ロビーに真っピンクの髪の毛がいたら私達だから」という、まあ、何て役に立つ髪なんでしょ(笑)。

KENさんは短い髪を茶色に染め、メガネをかけたナイスガイでした。
早速お部屋に案内してお話を始めます。

まず、どんなアルバムにしたいのか。
何着着たいのか。
ムービーはいるか。
値段はどのくらいになるのか。

KENさんは「7着で3500RMで出来ます」とおっしゃいます。
7着!?そそそそんなにはいらんぞ。
ただ、私はだんなさまとイチャイチャしてラブラブしてるウェディング写真と……あとサリーも着たいかな……と、そんなもんでした。
でも、3500RMなんて、そんな大金出せません。KENさんは、これでも真子さんの紹介だからということで安くしています、と言ってくれています。
「ではどれくらい金額出せますか?」という話になり。
だんなさまが「頑張って……2500RMです……」。
KENさんも相当悩まれたと思います。
それでも、「わかりました。じゃあ4着で2500RMでミーティングしてみます」と言って下さって、初めての話し合いは終わりました。
2500RM……7万円近くです。……あまりに大きな値段に私達二人とも唸ってしまいました。貧乏なもので……。

その上、もう一つ事件が起きていました。
朝早く成田空港に行って借りて来た携帯電話が一台、全く機能しないのです。
メールの送受信も、電話も。
そのためKENさんとのやり取りも今後ずっとホテルのルームテレフォンになったり……非常に不便極まりない事でした。
これで料金取られたら間違いなくミサイル弾道です。

予定外のことが入ると不機嫌になりがちなだんなさまですので、携帯が使えず、突然KENさんから連絡が来てもおかしくない状態でしたので、目一杯苦情を日本に言い続ける日々が続いた事は言うまでもありません。

色々なことが明らかになった二日目でした。

明日はどうなるんだろう?そんな疑問を抱えてのお休みでした……。

かぷ