ただ自分の声が聴きたくて

毎日(できるだけ)つれづれなるままに^^ 
うつと本に向かい合うiyuk改め「かぷ」ワールド。

★ 実家に帰りました~

2008年03月31日 15時28分41秒 | ♪ すごした時間
春めいた最近、何とか休みを利用してうちの実家に帰りました。かぷでございます。

とにかくだんなさまが忙しかったので、休日出勤も当たり前でしたし、やっと落ち着いて来て、良かったです。
まだ正月以来だんなさまの実家にも帰ってないんですが、それも近いうちに行かねばと思っています。

帰ったら手巻き寿司のご馳走が待ってました。
わお!っていうか母のいつもの味が食べたいよ~なんてぼやいたらうち特製「ローらないキャベツ」が出てきました。これは誰でも作れる簡単なものです。普通「ロールキャベツ」と呼ばれるものですが、面倒なんでロールしないんです(笑)。でも味はロールキャベツ。出来上がったのはローらないキャベツ(笑)。
そして何故手巻き寿司なのかと聞いたら、海苔がすんごく余ってたんですって。あとは刺身などを用意すればいいから手間が掛かっているようで掛かってないという。巻くのは自分なので、またも手間いらずなのでした。さすが我が家。手を抜くところは抜く!笑。

美味しく頂いた後はどうやら二夜連続でやっていたらしい「タイタニック」を見ました。
もう何度も見たのに、どうしても泣いてしまう。
あの一等船にこだわったローズの母親も何か変わってくれたらいいなと思います。
そして最後まで演奏をし続けた実話の四人。
そしてカットされ続けているおじいさんとおばあさんの出来事。

映画を見慣れているために度々入るCMにイライラしましたが。
ただの恋愛話じゃないので、ディカプリオはこの映画に出た事を後悔してるようですが、私は好きです。

そして一夜明けて、残念な曇り空の中、桜のお花見。
父が気合いを入れて炭火をおこしてくれて、バーベキューのようなお花見!
これで空が青かったらいうことないのに!
昨日は寒くて曇り空で残念でしたけど、でもそれはそれでとても楽しかったです!
だんなさまは写真撮れたのかな。お花、何気に好きなんです。私は桜より桃の方が好きなんですが。

ここで私失敗しました。厚底サンダル(でも超プリティー)で土部分を歩いたので思いっきり足を挫きました……。
帰りの電車では乗換えの度訪れる階段に何度痛みを覚えた事か。
だんなさまがその都度助けてくれましたが。足がバチィっていったんですよね。聞こえまして。
うおー痛い事痛い事苦笑。
帰ったら速攻湿布に包帯です。よくやることなので常備してるうちもうちですけど。
そんなわけで安静にしてます。

しかし私の全身を見て、全てにおいて否定されましたよ(笑)。
凄く気に入ってる服と髪飾りとサンダルで行ったのに、「三十路に入ってそれはおかしすぎる」ってズバァッと切り刻まれましたよ(笑)。

バティック(ろうけつ染め)が好きな私は、それで染め上げられた服で行って。
小さく四角形に古着のように切られた生地を集めて出来た素材。
同じ柄で斜めにラインされてるスカートと共に。
サンダルは白素材にピンクのリボンが付いた可愛いらしいもの。
その全てが全否定されましたね。あちゃー。

でも申し訳ないですけどお気に入りなので着ていきますよ(笑)。三十路に見えないと言われてるんだし、楽しんで何が悪い!笑。
……しかし足が痛いのう。

でも久々に会えた家族はとても面白かった。楽しかった!
いいですね、実家って。
たまに行くからこうやってもてなしてくれるんですけど(笑)。
早く親孝行しなきゃなあ。

全てが楽しかったよ!ありがとう!またお小遣いまで頂いちゃって……いつもすみません……。
ありがとう!


さて、次はだんなさまの実家へ行かなきゃ。……なのにどんどん土日が埋まって行く……落。少しは考えようぜ←だんなさま

父、母、(兄貴←何だ括弧の扱いって笑)、ありがとうね!本も楽しみに読みます~
家にあったキャッツアイの先が気になってしょうがない。どうやって終わったんだっけ……?漫画喫茶に行かなくちゃ!笑。

かぷ

★ 瀬戸内寂聴訳「源氏物語 巻六」読了。

2008年03月27日 17時48分54秒 | ♪ 興味ある本たち
相変わらず本の話で申し訳ありません。しかしこの「巻六」は怒濤の物語です。ついに来てしまったという感じが致します。かぷでございます。

さて「源氏物語 巻六」。中に入ってるのは、若菜上、若菜下の二つです。
どれだけ凄いストーリーなのか引き寄せられます。

「若菜 上」
朱雀院は、六条の院に御行幸した後、病が重くなり、出家を遂げようと致します。唯一の心残りは、まだ十三、四歳の女三の宮を立派に後見してくれる、頼りになる男と結婚させてから、と思っていらっしゃいます。
蛍兵部卿の宮、夕霧、柏木など考えられますが、結局一番頼もしいのは過去の紫の上を育て妻にした源氏とお思いになり、朱雀院は源氏に女三の宮の降嫁を申し込みました。
源氏は辞退するおつもりでしたが、亡き藤壺の姪にあたるということと、その若さに心が動かされます。
結局、朱雀院が無事に出家なさった後、源氏は、断り切れないという形で、ついにその結婚を承諾致します。朱雀院42歳、源氏39歳の年の暮れでした。

翌日それを源氏から打ち明けられた紫の上は青天の霹靂で動揺致しますけれど、表面はさり気なく装います。この時から紫の上の源氏への全き信頼は失われ、深い苦悩の日々が始まるのでした。

二月。女三の宮が六条の院に降嫁していらっしゃいました。しかし、あまりの幼稚さに源氏は失望し、紫の上の魅力に改めて強く惹かれる思いが致します。しかし夫婦の溝は埋める事が出来ず、紫の上は一人寝の袖を涙で濡らす事も多くなるのでした。

夏。懐妊した明石の姫君女御が六条の院に里帰りしてきます。翌年三月に東宮の男子をご出産。
明石の地でその慶事の知らせを受けた明石の入道は、願いが叶った事や思っていた事などを長々と手紙を送り、それにはもう深く山へ入って足跡をくらまし、世間との交わりに永の別れを告げられました。
「自分は狼にでも喰われて死ぬのでしょうが心配せずにただ東宮の御子を大事に」と。
明石の尼君はもちろん明石の君も嘆き悲しみ、源氏も大層涙を流されます。

さて、三月末のうららかな日、六条の院で蹴毬の会がありました。蹴毬の得意な柏木も参加致します。
その夕暮―――それは起こりました。
女三の宮が住む寝殿の前の所で夕霧と柏木が休んでいた時、三の宮の飼っている唐猫が奥から走り出て来て、その拍子に御簾に紐をひっかけたので、御簾の端が捲れ上がってしまい、奥に立っていた女三の宮の姿を二人は垣間見てしまいました。
夕霧はそんな不用心な女三の宮をはしたないとお思いになりましたが、柏木は前からとても憧れ結婚を望んでいてまだ諦め切れず、将来源氏が出家したらとまで考えていたので、この偶然を、恋の報われるしるしかと無上の幸運に思い、ますます恋の気持ちが燃え上がって来ます。
柏木は、女三の宮を形でしか遇せずないがしろにして、紫の上を前にも増して愛しているという噂などを聞いて、いっそう女三の宮に同情していました。
女三の宮の女房、小侍従に自分の思いを訴えた手紙をいつも渡して、取り次ぎをせがんでおりました。小侍従は柏木が女三の宮を見てしまった後に書いた手紙を、女三の宮に見せてしまいます。女三の宮は不用意な姿を柏木に見られたということよりも、それが源氏に知られたらと、おびえてしまいました。

「若菜 下」
柏木は時が経つにつれて女三の宮が恋しくてなりません。女三の宮が飼っていた唐猫を何とか手に入れ、あの御方の香りがする、といきなり猫を飼い始めたり致します。
同じく柏木に降嫁してきた女二の宮を、儀式的には大事にするのですが、女三の宮には敵わないと「落葉のようだ」と失礼にも思ったりしています。
それから四年の月日が経ち、紫の上は源氏にしきりと「出家したい」と望まれますが、源氏はお許しになりません。
女三の宮は二品(にほん)に叙されて格式はいよいよ高まりました。
紫の上はこうした周りの女君たちの幸運や繁栄の中で、実子もいない自分の立場を思い、源氏の愛が薄れてしまう前に出家したいと、ますます切望なさいます。
今では源氏は朱雀院と帝の手前、女三の宮を疎略に出来ないと、紫の上と女三の宮と過ごす夜が当分になっておりました。それが当然、と思いながらも紫の上の夜離れの夜の寂寥は、いよいよ深くなっていきます。

年が明け、三十七の厄年になった紫の上は、先が長くない気がするので、と言ってまたしても出家の許しを求めますが、源氏はお許しになりません。

女三の宮へ泊まりに行った源氏のその夜、紫の上は発病し、重病で回復の見込みも立たず、源氏は紫の上を二条院へ移して養生させます。源氏は付きっきりで看病し、女三の宮へはぷっつりと行かなくなり、六条の院は火の消えたようになってしまうのでした。

源氏が二条院に行きっきりなので、六条の院は手薄で絶好の機会だと思い、柏木は小侍従を呼び出して手引きをするようにせがんでいました。初めは反対し相手にしなかった小侍従ですが、柏木の熱心さに根負けし、もともと思慮の浅い女なので、手引きする約束をしてしまいました。
女三の宮はぐっすり眠っていましたが、側に男の気配がするので源氏だと思っていたら、全く別の男と分かり気が動転してしまいます。
柏木は目の当たりにする、恐ろしさにわなわな震えている女三の宮の上品で可憐な姿に理性も消し飛んでしまい、ついに女三の宮を犯してしまいました。もうそうなると、柏木の恋はますます燃え上がり歯止めがきかなくなってしまいます。
女三の宮はあまりにも思いがけない事態に茫然自失して、ただ源氏に知られるのを恐れ、泣くばかりです。

その後、柏木は長い恋の思いをとげたものの、かえって自分のしでかしたことのぞっとするような恐ろしさに怯えて、父の邸か一歩も出られなくなってしまいます。これがバレて源氏に睨まれたら生きてゆかれない。女二の宮の所へ行っても、同じ姉妹なのにどうして自分は落葉のようなこの人と結婚したのかと、失礼なことを考えます。女三の宮もあれ以来恐ろしさに顔も上げられない気持ちで、病人みたいになっておられます。
源氏は女三の宮が病気と聞いて捨ててもおけずに久し振りに六条の院へお帰りになります。しかしその夜、紫の上が息を引き取ったという急使が駆け付け、源氏は気も動転して二条の院へとって返します。
もしかしたら物の怪のせいかもしれないと、懸命に加持をさせると……調伏された六条の御息所の死霊が出現して、恨み言を言います。その妄執の恐ろしさに源氏は慄然とします。
出家したがっていた紫の上に、源氏はようやく五戒だけを受けさせます。五戒とは、殺生、偸盗、邪淫、妄語、飲酒の五つを慎む事、とあります。
せめてそうすることで少しは恢復するかという思いがこめられていました。命はかろうじて取り留めましたが紫の上の容体は、その後一進一退で気が許せません。

一方、女三の宮は、柏木がその後もしのんでくるのを拒み切れず、無体な男がただ疎ましい気持ちでいました。しかし。何という宿世の因縁か、柏木の子を懐妊してしまいます。
夏の末、紫の上が小康を得た隙を見て、久し振りに源氏は六条の院の女三の宮を見舞います。そこで懐妊だと告げられて、長年どの女君にもそうしたことがなかったのに、源氏は不思議で思い違いではないかとむしろ信じられない思いです。
柏木は源氏が六条の院に滞在しているのにやきもきして、嫉妬の逆恨みをつらつらと書いた手紙を小侍従に届けます。その手紙を小侍従から無理に見せられていたところへ、源氏が来たので女三の宮はしとねの下に手紙を押し込んで隠します。その日、紫の上の所に帰るつもりだった源氏は、いつになく可憐な引き止め方をする女三の宮がいじらしくなって、ついまた一晩泊まります。

翌朝。源氏は見失った扇を探していたら、しとねの下に隠されたままになっていた柏木の手紙を発見してしまいます。源氏はあまりにあからさまなその手紙の文章により、全てを識ってしまいました。
それを見た小侍従が仰天します。まさかあの手紙ではないだろうとどきどきします。
源氏が黙って去った後、まだ寝ていた女三の宮を起こして問いただしますと、やはりあの手紙だったと分かってしまいます。
源氏は手紙を何度も読み、相手が柏木であること、この妊娠も柏木の胤だと判明してしまいました。二人の裏切りに対し、どうしようもない憤りを感じますが、ふと、昔、自分と藤壺の不義を、父桐壺帝は実は全てを知っていて知らないふりをしてくれていたのではないかと思い当たり、慚愧の念に耐えられなくなります。

柏木は小侍従から事が露見したことを聞いてあまりのことに驚愕します。日頃格別目をかけてもらっていた恩義を思えば、どうしてあんな大それた事が出来たかと思って、懊悩がつのり宮中へも上がれなくなってしまいました。これで自分の一生もお終いだと思います。
源氏はあれ以来、女三の宮のために祈祷などこれまで以上に懇ろにして、表面上大切に扱っていますが、二人きりになると、ひどく冷たくなり、ろくに話もなさいません。女三の宮はそんな源氏の意地悪な態度も自分の過失のせいだと思うだけに、どう対応していいか分からず、ただ辛く思い一人苦しんでいます。

延びに延びた朱雀院の五十の賀宴の試楽の夜、源氏は柏木も参加するように無理に誘います。
柏木は重く病み患っているのでと辞退するけれど、父大臣のすすめもあり、たっての誘いに負けて出席します。
源氏は久し振りに見る柏木の憔悴に内心驚くけれど、表面さり気なくやさしく装って応対します。源氏がやさしく声を掛ければ掛けるほど柏木はいたたまれなくなります。
その夜、宴席で柏木は源氏からは嫌味な皮肉を言われ、名指しでからまれ、盃を無理強いされます。源氏の一睨みの目の意地悪さと冷たさに、柏木はすっかり怖気づき、悪酔いしてそそくさと引き上げ、病気は重態になり、枕も上がらなくなりました。心配した両親の邸に引き取られ、養生することになり、落葉の宮とは辛い別れを致します。

こうして朱雀院の五十の賀宴は柏木欠席のまま催されました。



今までになく重い話な若菜上下なのです。かぷ

★ 瀬戸内寂聴訳「源氏物語 巻五」読了。

2008年03月26日 12時22分09秒 | ♪ 興味ある本たち
というかもう源氏が出て来る「巻七」まで読み切ってしまったのですが。一応自分のためと思って書いてますので、どうかお気になさらず読み飛ばして下さいませ。かぷでございます。

さあ、玉鬘がめいっぱい主役をはる、巻五でございます。

源氏物語 巻五 (講談社文庫 せ 1-68)源氏物語 巻五 (講談社文庫 せ 1-68)
瀬戸内 寂聴

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蛍、常夏、篝火、野分、行幸、藤袴、真木柱、梅枝、藤裏葉の9帖です。多いです。そして殆どが玉鬘メインの輝かしいお話です。

「蛍」
玉鬘の求婚の話がどんどん進んでいきます。
ある日兵部卿が五月雨の夜に求婚にやってきますと、源氏は絹の袋に入れた蛍をまき散らします。驚いた玉鬘が慌てて扇で顔を隠しますが、一瞬の光で見えた玉鬘の横顔の美しさに兵部卿は一気に恋を募らせます。
源氏はこの時点でまだ、自分の玉鬘への想いを断ち切れないでいますのに、求婚者にこういったいたずらをしてみたりで、どうもよろしくないお心です。
兵部卿の宮はこれがあってから「蛍兵部卿の宮」と呼ばれます。

ところで内大臣(前の頭の中将)は源氏側ばかりに後宮が華やいでますので、私も娘と名乗り出てくれる女はいないかと悔しがります。
しかし占い師に言わせるところによると、「誰かが引き取って育てているようです」とのことなのでした。

「常夏」
内大臣のところに「娘だ」という近江の君が登場します。町で育ったせいか、期待とは大きく外れた娘で、大声で早口に色々とまくしたてます。何よりもゆったりとした上品なところがないので、匙を投げ掛けていましたが、丁度弘徽殿の女御が家にお戻りでしたので、行儀見習いも兼ねて「伺ってみなさい」と言います。
近江の君は帝のいる後宮に上がって役職につきたかったので、是非お会いしたいと弘徽殿の女御に歌を送ります。

草若み常陸の浦のいかが崎
   いかであひ見む田子の浦波

(私は田舎育ちの若草の娘よ
常陸の裏浦や河内のいかが崎
それに駿河の田子の浦
なんとしてでもお逢いしたくて)

地名ばかりを並べた支離滅裂な歌を送ります。
それを受け取った弘徽殿の女御。お返事に困っていらっしゃいます。
使いの女童(めのわらわ)がお返事を欲しがりますので、

常陸なる駿河の海の須磨の浦に
   波立ち出でよ筥崎の松

(常陸にある
駿河の海の
須磨の浦に
波が早くたつように
筥崎の松)

こちらも負けずに地名ばかりを並べ立てて中納言の君が書かれます。
それを聞いて女御は「まあ、いやだわ。ほんとうにわたしの歌のように、近江の君がこれを言いふらしたらどうしましょう」と御心配そうな御様子ですけれど、中納言の君が「それは聞く人が聞けばすぐにもわかりましょう」と使いに渡しました。
近江の君はその返事を見て「趣のある面白いお歌だこと。松は待つという意味よ」
女御との御対面の場合はさぞかし出過ぎた振舞いもあることでしょうね。

「篝火」
近江の君の噂を、世間中が物笑いの種にしているのを源氏が耳にして、玉鬘はそうした話を聞き、近江の君と同じ境遇の自分が、源氏に引き取られたために、何不自由なく守られてることを改めて感謝致します。
源氏も親らしからぬ不埒な恋を仕掛けてきたけれど、決して乱暴に自分のものにしようとはしない自制心の強さに玉鬘は感動し、徐々に源氏に心を開き馴染んでいきます。
初秋の夕月夜、玉鬘を訪れた源氏は、琴を枕にして親しく寄り伏しています。それでも自分の恋は自制してそれ以上の関係にはなりません。

「野分」
秋八月。六条の院を見舞った夕霧。そんなある日、突如とし野分が吹き荒れました。
偶然、廊下の衝立越しに、妻戸の開いてる隙間から覗いて、廂の間に坐っていた紫の上を見てしまいました。あまりの美しさに夕霧は目が眩みそうになります。
夕霧は翌朝、まだ野分の名残の雨が降っている中、花散里を見舞い、春の御殿にも挨拶にいきます。起き出して来た源氏は、夕霧の落ち着かない表情から紫の上を見られてしまった事を察知しました。今まで見せないようにしていたのに。
源氏もその日は野分の見舞いに女君たちを訪ねます。夕霧もそれに付き添います。
玉鬘の所では化粧を終えたばかりの玉鬘を抱き寄せ、冗談とも本気ともつかない求愛をします。その状況を覗き見た夕霧は、あまりの馴々しさに驚愕します。父と娘の態度とは思えない様子に、玉鬘まですっかり馴らされてしまって、抵抗もせずに懐に抱かれてもたれかかっているのでした。

「行幸(みゆき)」
大原野で鷹狩りをするため冷泉帝の行幸がありました。この行列は素晴らしくて、源氏にすすめられ行幸見物に出掛けた玉鬘は、帝の高貴でたぐいまれな美しさに感動。源氏から勧められていた尚侍(ないしのかみ)に宮仕えをする事に心が動かされます。
宮仕えの前に玉鬘の裳着(もぎ)の式をしてあげたいと源氏はお考えになります。

年が明け、玉鬘が22歳になった二月を裳着の時と決めて、内大臣に真相を打ち明けて腰結いの役を依頼する事に致します。
しかし内大臣は自分の娘の弘徽殿の女御をさしおいて秋好中宮が立后したことに怒っていた上、玉鬘がまた宮仕えに出るという事は弘徽殿の女御のライバルを増やす事になるから不快に思ってらっしゃいました。

けれど源氏は、初めて玉鬘が内大臣と夕顔との間に出来た実子だということを打ち明けます。
内大臣はとても喜び、腰結いの役をつとめます。全ての式の支度がこれ以上ないほど見事なので、内大臣は心から感謝しながらも、これまでずっと隠して来た源氏の気持ちを恨めしくも思うのでした。

事情を知った求婚者たちは、それぞれ感慨深いものがあり、蛍兵部卿の宮は、ますます熱心に求婚します。ですが源氏は帝の所望があるからと体よく断っておしまいになります。

「藤袴」
玉鬘は宮仕えを誰からも勧められていますが、内心悩んでおりました。
もし帝寵を受けるような事態になれば、弘徽殿の女御や秋好中宮にどう思われるか……。その上実子でないと公にしてからは、源氏が前にも増して露骨に迫るようになって来ています。
さて、参内は十月と決まりました。髭黒の大将は、同僚柏木を通して熱心に求婚してきます。しかし行幸の日に見掛けた大将のいかつい、髭の濃い風貌を嫌っている玉鬘は見向きもしません。

「真木柱」
「こんなことを帝がお耳にされたら畏れ多い」という源氏の言葉で始まっています。何の事かさっぱり分からず先を読むと、何と玉鬘が一番関心もなく嫌っていた髭黒の大将に犯されたことが分かります。何ということでしょう。一度犯されたらそれが夫となるのです。それが双方共に納得しているならまだしも、玉鬘は見向きもしなかった髭黒の大将。
髭黒は玉鬘の美しさに有頂天になって毎日いそいそ通い詰めますが、玉鬘は嫌って恨んでいるのでつれない態度を取り続けます。

全く予想外の結果に、誰よりも仰天したのは源氏でしたが、うろたえ騒ぐのもみっともないことなので、一応髭黒の大将を婿として最高に遇します。
内大臣はこの結果を喜んでいて、三日夜のお祝いも源氏が立派に行ったと聞いてとても感謝していました。
帝は玉鬘の参内を楽しみにしておられたので、この思いもかけない結果には大層御不満なのでした。
髭黒は、美々しい六条の院に通うのは窮屈なので、一日も早く玉鬘を自分の邸に迎えとりたいと思っていました。尚侍出仕も止めさせたいのですが、決まった事なので仕方ないのでした。

ただ髭黒には年上の北の方がいて、姫君一人と二人の若君が生まれていました。この北の方はいつもは上品で大人しい美しい女性なのですが、非常に強い物の怪がついていて、それが暴れた時は別人のようになりまして殆ど常人には見えません。しかし髭黒は離婚などは考えてはいませんでした。
ある雪の夕方、雪をおかして六条の院へ出掛けようとする髭黒の背後から、突然発病した北の方が香炉の灰を浴びせかけるという事件が起きました。頭から衣類まで全身灰まみれになってしまいました髭黒はさすがにその夜は六条の院に出掛けられず、玉鬘にしてみれば相変わらず嫌っていたので夜離れをいいことに安心しておりました。

かねがね髭黒の新しい恋を苦々しく思っておりました北の方の父、式部卿の宮は、そんな夫の所にいることはないと、迎えを差し向け、北の方と子供達は里へ帰る事になりました。
姫君は十二、三才になっていて髭黒がとても可愛がり父親っ子だったので、父の留守に家を出ることを悲しみまして「真木の柱はわれを忘るな」という歌を書いて柱の割れ目に差し込みました。

事態を知った髭黒は式部卿の宮邸に妻と子供を迎えに行きますが、宮は病気と称して逢わず、北の方も頑として帰らず、仕方なく二人の男君だけをつれて帰って来ます。玉鬘としては自分のために起こった一家の崩壊離散というのは迷惑で、ますますこの結婚がいやになっていました。この頃になって玉鬘は源氏の自分への愛が如何に深く、言動が優雅で、こよなく優しかったかと気付いておりました。

年も明け、春、玉鬘は尚侍として出仕しました。帝も美しい玉鬘に執着していましたし、蛍兵部卿の宮からもひそかに消息があり、帝は玉鬘の局(つぼね)にお渡りになり、美しさにいっそう未練を抱かれます。
しかしその話を聞いた髭黒は帝の寵愛を受けては一大事と慌てて、強引に玉鬘を自分の邸に連れ戻りました。玉鬘は今になって源氏が恋しく、帝からも消息がありました。
その内、若君たちは玉鬘になつき、玉鬘は男児を生み落としました。
近江の君は玉鬘の幸運を羨み、夕霧に恋文を贈り、またしても人々の失笑を買うのでした。

「梅枝(うめがえ)」
十一歳になった明石の姫君の裳着の儀式が予定されていました。東宮も元服、その後姫君が東宮妃として入内する事に決まっておりました。
源氏は薫物合せを思い立ちます。この名香は全て明石の姫君の入内の支度に当てられます。六条の院の女君と朝顔の君にも加わってもらい、それぞれが独自の名香を調合し、判者には蛍兵部卿の宮で、その発表会が行われました。
香壺の箱や壺や台にもそれぞれの趣向の限りが尽くされていました。
宮は女君たちの調合した香をそれぞれ誉めあげ面目をたててなごやかな薫物合せが終わります。
明石の姫君の裳着の式が行われまして、腰結いは秋好中宮がおつとめになりまして、異例の盛儀でございました。

「藤裏葉」
内大臣は、夕霧を中務の宮が婿に望んでいるという噂を聞いてヤキモキ致します。内大臣は源氏さえ頭を下げれば夕霧と雲居の雁の姫君との仲を元通りに、とずっとお思いでしたが、源氏はそのそぶりを見せません。
何とか二人の仲を修復しようと考えていらっしゃいました。

四月の始め、内大臣家の藤の花の宴に夕霧は招かれました。夕霧は念入りなおしゃれをして出掛けて行きます。
その夜、夕霧は許され、柏木に案内されて雲居の雁の姫君の部屋に行きます。二人の恋は仲を裂かれてからもう七年越しで、ようやく長い試練の果てに晴れて結ばれたのでした。

いよいよ明石の姫君の入内になりました。
紫の上は入内を機に、明石の君を、姫君の後見役として推薦なさいました。明石の君は昔、雪の日の別れをして以来、同じ六条の院に住みながら、我が子をちらとも見る事を許されませんでした。
紫の上と明石の君はここで初めて対面なさいました。二人とも相手の美しさと教養の深さに感動し、源氏が愛すのも無理はないとお互いお思いになります。
源氏は准太上天皇の地位に。臣下としては考えられない最高の名誉でらっしゃいます。


「桐壺」にはじまり、この「藤裏葉」で生涯の一区切りとなり、第一部の終りとします。
源氏39歳、紫の上31歳、秋好中宮30歳、明石の君30歳、夕霧18歳、雲居の雁20歳、明石の姫君11歳。


かぷ

★ 何か達成感

2008年03月25日 13時51分28秒 | ♪ すごした時間
今日も明日も東京はお天気がいいそうで。いいですねーぽかぽか。大好きです。しかし片頭痛が止まらない涙。薬飲んでも治らないんですよ……かぷでございます。

今日は久し振りに外に行かなければいけない日でした。
別に明日でも構わないんですけれど。

お家賃とね。クレジットカードの引き落としがね、そろそろなので。
でも今日って結構な会社が給料日なんですよね。うちは違うんですけど。

なのでお家賃の銀行では多少並びましたが、問題はクレジットカードの振込み。というか引き落としされる前の入金。
その銀行は駅の反対側にあり、それもATMが二台しか置いてない……。
そして確実に混んでいる……行くのは面倒極まりないです。

そこで気付いたのが銀行の隣りにあるコンビニ!
私の引き落としがされる銀行が入っているではありませんか!
中に入れば誰もコンビニATMには立っておりません。オレ勝ち組!笑。

早速コンビニ入店。お昼の時間なだけに当然「預け入れ」があるわけで!
ヨシ!勝ち組!←何が
即座に入金して颯爽と立ち去り……ませんでプリンを買ってしまいました。
ああ!ここがあちしの負け組なところ!
でも久し振りの牛乳プリンは美味しかったのー!←足掻き
表情も可愛いのを選んだし♪

……勝ちと負けが一緒になってますね……。
でも駅向こうの超並んでるATMには行かなくて済んだ、これだけでとても嬉しくなってしまうんです。

オレ出来た子じゃね?
……ダメか……
い、いいんだもんっ褒めてほしいわけじゃないんだからねっ!

かぷ(心狭い)

★ ハマるデザート

2008年03月23日 01時35分15秒 | ♪ 惹かれたお遊びたち
お天気ぽかぽか。そんな時に寝てるのが大好き。勿体ないですね。かぷでございます。

そんなかぷは今日は乳癌検診に行ってきました。
初めてのマンモグラフィー&触診。
確かに挟まれるのは痛いけどいつも色々痛みを感じているかぷとしては、生理痛とかね、片頭痛とかね、あまり酷く痛いとは思いませんでした。
そして、何もなかったですよ。良かったですねー。

その後二子玉に行って初めて二子玉の高島屋に行ってきました。
その目的は、前にここに美味しいケーキがあると聞いた「キルフェボン」というケーキ屋さん。
行って見ましたよ。そのジューシーさを。
高いっす!1ピース600円!ホールで5000~9000円!高いっすー!

でもこういう時こそ買いたくなるのがあちし!

でんもこういう時こそ俄然と止めるのがだんなさま!

結局さぴしく2ピースも買えず、1ピースのみのお買い物。つかおねだり。
でも買えただけで嬉しかったー!

買ったのはこれ!



チリ産「トンプソン」のタルト!
んまーーーーーーーーー!たまらなく美味ーー!
超フレッシュ!みずみずしい!
今月から「デザートの日」を作ろうかしら~?
甘党のお兄様も参加しないかしら~?ランララン♪

ヤバいっす。キルフェボン!もうとりこです~☆

かぷ

★ ソフバのダメダメ対応にげっそり。

2008年03月17日 14時51分17秒 | ♪ 愛しい携帯電話たち
910Tにはもううんざりです。4回修理して3回変えて貰いましたが。かぷでございます。

前からお読みの方にはもう聞き飽きてる事かもしれません。
メールのメモリがいっぱいになると、どんどんどんどんソフバ送信メールだけが消えていくのでございます。
毎日やり取りしてるはずのだんなさまのメールがどこにもないのです。
他社携帯のはずううううっと残っているのに、ホワイトプランで大事にしてる筈のソフバメールが消えてしまうんです。

何度苦情を申し上げたでしょうか。
最終的には色まで変えられて、それでも910Tは持てと言われて、二年間の契約。
途中で機種変したら自分の身勝手ということで違約金を払わされる事になります。

こんな不良品を持たされて違約金など冗談じゃありません。
まず、ショップに持って行きました。
そうしましたら実際に消えるのかを確かめた上でカスタマーセンターに電話し、どうすればいいのか聞いていました。店長がです。
どうやらショップよりカスタマーセンターの方が上の立場にいるようです。

そして、結果「何も出来ません」と見離されました。「後はお客様自身でカスタマーセンターに電話して頂くしかございません」と。
正直「何のためにいるんだお前」と思いました。わざわざ来店してるんだぞと。

そして、仕方なく帰ってお電話申し上げました。
今までの変えた事もあっちには残ってるだろうと思って。
そうしましたら「副回線の方のご意見は記録に残りません」と言われまして、呆れ怒りました。
「あなたではお話しになりません。上の方を出して下さい」とうとうかぷクレーマーの仲間入りです。

またその上の方が話が全然通らない方で。
何度「もっと上の方を呼んで下さい」と言ったことか。
しかしその方が一番上と言うので今までの経緯を事細かに申し上げました。
そして主人も同じ携帯で同じ現象が起きていると。

まず勝手にソフバだけの送信メールが消える事。
「自動消去」に設定してるにもかかわらず、全く消えずに、ひたすらソフバメールだけが消えて行く事。
この現象が起きる事は始めから知らされていなかったという事。
もう4回修理して3回も機種を変えてる事。
これ以上の不良品を2年間も持ち続けるのは限界だという事。

それを言っても「そういう携帯ですので(諦めて使って下さい)」で通す責任者。
そうは問屋が降ろさない!何その開き直り!
「こんな不良品を持たされてあと半年以上持てって言うんですか?それがソフトバンクの誠意ですか?納得出来ません」
と何度も繰り返し何度も心にもない「申し訳ございません」をクダクダ言うのみ。
「では、こちらに910Tありますので同じ現象が出るかどうか確かめたいのでお時間二三日頂けますか」と言ってきました。やっと。
「もちろんです。どうぞお確かめ下さい」と電話を切り、三日後。担当者から連絡が来ました。

繰り返して言いますが、私の携帯は、「送信ボックスがいっぱいになると他社携帯よりソフバメールのみが消えてしまう」です。
担当者は「910Tで、画像メモリをいっぱいになるまでしてから送信メールが消えるか確かめたところ、何も消えませんでした」と飄々と言ったのでございます。
正直「はあ?」です。何のために時間を差し上げたんでしょうか。
「それって私の原因と何ら関係ないですよね?送信ボックスをいっぱいにしないと意味がないのですが」
「そうは言われましても……送信ボックスは600件がメモリ最大でございますので再現するのは無理がございます」
「じゃあ何のために時間を差し上げたんでしょう。私のような事例を作ってみるとおっしゃったのはあなたでしょう?」
「しかし600件全てうめるのは無理がございます」
「じゃあもう一度時間を差し上げますので他社携帯も使って再現して下さい」
「それは無理でございます」
「何故ですか?いくらでも時間差し上げますよ」「送信ボックスは600件という数がございますので、それをうめるには無理でございます」
「では何のためのカスタマーセンターで何のためのお時間だったんですかね?」
「ですので、画像メモリをいっぱいにして」
「それ私の事象と違うと申し上げてますよね?」この繰り返しが一時間も続きました。
あまりの頭の悪さに本気で怒りも湧いて来るというものです。

そして二時間ほど時間が過ぎ、やっと言いました。
「では910Tと同等機種と交換させて頂きたいと思います」
言うのが遅すぎというものです。
「はい。何になりますか」
「911Tか912Tという形になります。911Tはスライド式です。912Tは折り畳みですが」
「スライドは嫌いなので折り畳みにしてください。ところで912Tにはくーまんと、今すぐ読メールも入ってますか?」
「今すぐ読メールというのはどういうものでしょうか」
おいおいおいおい!責任者が何言ってんだよ!
「今使ってる910Tにも付いてますが」
「しかし説明書にはそんな記載はございません」「じゃあカタログでも見て下さい。載ってますから」
「何月号をご覧になりましたか?」
知るかよ!怒りmax。「どのカタログにも載ってますけど」
「確認致しますのでお待ち下さい」
頭悪ーーーーーーーーー!!!

ちなみにくーまんというキャラクターは東芝にしかいないキャラクターでして勝手に待受画面を歩いては「しりとりするです。メロン……あ。」とかまあおバカさんで可愛いキャラクターなんですね。
3G携帯はあまりにシンプルすぎるので、くーまんというキャラクターがいて、シンプルにしたい人はシンプルに使えばいいし、可愛くしたかったらくーまんとの携帯を選べばいい、というこちら側が選べる唯一の機械なんです。

そして私が一番重要視している機能が「今すぐ読メール」という機能。
メールを書いてると仮定致しますよね。その途中に誰かからメールが来たとします。
他社はあくまで書いてるメールを重要視しますので、一応画面の片隅に「誰々からメール届きました」と出るものの、内容までは読めません。
そこで書いてるメールよりも到着したメールを割り込ませて読ませてくれるのが「今すぐ読メール」です。
内容は勿論、そこで返事も打てます。
これはかなり便利な機能で、ブログを携帯で書いてる私としては、一々書いてるメールを下書き保存してから新規メールを見る、なんて手間がなくてとても貴重なんです。

最低でもあなたの部下は誰でも知ってることですよ、担当者さん。

そして待たされた挙げ句「説明書にはそんな記載はありませんでしたが、唯一「割り込みメール」というのが見付かったのでそれだと思います」

遅いんだよ!
あちらのプライドがあるのでしょうかね、認めようとしません。見苦しい。

では色は……と交換と決まった途端速攻で話を進める担当者。
待てって!早ぇよ!

「ご主人から色は何がいいですか?奥様は?」
こちらもソフバのHPを見ながら色を決めていきます。
やっと交換出来ると思ったら凄く楽になって、一時間~二時間よく頑張ったと思います。

私が持ちたかったピンクを、色を見たらだんなさまが持ちたがってたので、どうせUSIMカードをさすだけだし私は白を持つ事になりました。

苦情では諦めて頂くしかない、と言われ、それがソフバの誠意かと返して、誠意を見せて下さいとずっと言い続けておりました。
「不要なメールを消して頂いて使って頂くしかない」と言われた時は「不要なメールなんてありません」とぶち切れました。
「自動消去にしてあり、その上で消えて行くなら仕方ないと思いますが、自分から進んで消そうと思うメールは一通もありません」
「しかしそうしないと消えてしまうので何とか消して頂いてメールのメモリを開けて頂かないと」
「自動消去に設定してるのにそれも消えていかない、これは不良品機種としか思えないのに、自分の手で消してまであと半年以上持つ気にはなれませんけど」
「申し訳ないのですが、そうして頂かないと」
「何でそんなかたくななんですかね?不良品だと思われませんか」
「申し訳ございません」
「謝られてもこの機種を持ち続けと言われるのであれば意味がありませんね」
かぷ、言えるようになってきたじゃないか!静かに怒れかぷ!

というわけで、静かに怒り絶対引かないという態度でいたので、やっと交換の話が来たのです。何故ここまで出し渋ったのか理解出来ませんが。

そして送られて来た交換の機種912T。海外通話が出来ないけれどどうやら今でも人気の商品らしいです。私だったら絶対にこれにしませんが。
何故なら「3」の文字の上にすぐ「電源オフ」のボタンがあるからです。この並びだと誤って全ての文字を即全部消えてしまいかねません。
機種変マニアの私には全然イケてない携帯ですが、まああと半年ちょっと我慢するのみ。10月になったら速攻変えますが。

そして、この間の土曜日にアドレス帳を入れ替えて頂きにショップに出向き、店長さんに「交換出来たんですね!良かった!お客様の声じゃないと動かないんです」と言われました。

やっと勝ち取れたんだと思いました。
気に入らなかったのは担当者がソフバショップ宛てに書いた手紙で「イレギュラーが起きたため交換することになりました」という一文でしたね。
まるで私が悪いかのような言い草に、担当者のプライドが見え隠れして怒りがこみ上げました。

担当の方の名前をあげたいところですが、それはやめておきましょう。
感謝しやがれ担当者め。っと、失礼。

そんなことがあって長い不良品との付き合いが終わりました。
後はこの機種で不安定な事例が起きない事を祈るばかりです。

長くなりまして申し訳ございません。
奮闘記でございました。
手にした携帯は多少気に入らない事がありますが軽いのがいいですね。
前より薄型ですし。良かった。スライド式にしないで。

長文にお付き合い頂き誠にありがとうございます。これからはこの携帯で記事を上げていきます。
気がついたら手に取ってやって下さいませ。

かぷ

★ 千疋屋スイーツお待たせしました♪

2008年03月16日 15時09分12秒 | ♪ 惹かれたお遊びたち
あったかい……
かぷでございます。
今お洗濯を回しているのですが、うちは誰も花粉症じゃないのに怖いので外に干す気になりません。というわけで今日も室内干しです。

昨日、結局夜23時近くにだんなさまを起こしてお夜食を頂きました。それが、これです!!



この中からイチゴとメロンのをだんなさまと半分ずつにしました。
んもーーーーーー!初めての体験でした!イチゴが口の中でとろける!なんて!!
口にいれるとほろりほろりととろけてくれるんです。
美味しーーーーーーー!
何とさすが千疋屋さん、厳選したとちおとめという事です。

かぷは大感激でございます。
メロンもとても美味しくて……ムースの下にサワークリームがしいてあって、さっぱりします!
意外とケーキならお得かも!ホントに!。

果物買う気はありませんがケーキなら食べてみたいですね!
バナナのケーキとか「庶民さね」と思って買いませんでしたが(酷)、きっと違うんでしょうねー!

残りの二つは今日だんなさまと頂きます。
はー。贅沢死に。

かぷ

★ ホワイトデーはこんなものを!

2008年03月15日 22時39分55秒 | ♪ 惹かれたお遊びたち
……もう最後になるっていう一行で携帯が……オフ(落)。
今まで情熱使って書いてたんです!それがあっという間に消えた時の悲しさよ……涙。

まあいい!ざっと今日一日のことをお話し致しましょう。

まずだんなさまが。朝から歯医者に行きまして。そこから始まりました。
ちょっと文句のつけたいこれはまた別件で書くソフバでの一日の始まり。
まあ色々あったので今は言及は避けますけど、取り敢えず「ソフバ電話ケアセンターの担当の女!」一生忘れねぇぜ。こんちくしょうが!

おっと失礼。また今度。
そして五反田まで行きまして。カレー屋さん好きで知らない人はいないだろう「うどん」に連れて行かれます。うどん屋さんじゃないです。すぅぷかれー屋さん。
そこで食べられるすぅぷかれーは私にはどれも辛いので食べられなく、いつも濃厚甘口、ダブルチーズトッピング。
そのあと、また五反田でというか日本で一番美味い鯛焼きを食べに行くので、ご飯は少なめで。
甘口なのに辛いと思う私なのでした←相当弱い


そしてホントは輸入雑貨店「ダカーポ」へ。そこに日本で一番美味い鯛焼きがあるのです。
お父さんとお母さんとももうツーカー。
「喉渇いたからお茶くれない?」とか平気で言える仲に(笑)。
つか私が図々しいだけなのでは。そして限り無くお母さんが優しすぎるのでは。
ねだりまくりの私は何でも頂いちゃいますよ~←酷い

そしてお腹がパンッパンな状態で新宿に折り返し。
「小田急ハルクの地下で何でもいいから好きなスイーツを買ってあげる。それがホワイトデー」とだんなさま!
ぎゃーーー!高野のパフェーーーーー!ダッシュで向かい、ダッシュで去りました。だって恐ろしい列だったんだもの。
うむぅ。では高野のケーキにするか。うむぅ。
「まあまあ、廻ってみんさい」「はーい」

そして千疋屋ハケーン!!
ぬををををを!あまおうが5250円ですとーー!?しょ、庶民には心の病になりそう。林檎は一個2000円だったし。
でも!こんなスイーツ食べる機会なんてそうないし!決めたーーー!

ということで今年のホワイトデーは千疋屋のケーキ四個です!
苺でしょー。マスクメロンでしょー。フルーツ盛り合わせに焼きリンゴも!それでもしめて2000円代に納めましたよ。ケーキは意外とお得かも。

そして帰ってきたのが18時半近く。
朝から動いてただんなさまには……お年でしょうかね……とてもとても疲れる一日だったようで。
外出一日出歩きましたからね。
私はさっき起きましたがだんなさまは本気で朝まで寝そうな勢いです。
おいおい!パソコンがスリープして待ってるぞー!
あと20分で起こそうかと思いましたが、何だかもう寝姿が「起こしてくれるな」になってる……遠い目……。
どうしようかなあ……もうさすがに今日千疋屋ケーキを頂くのはお腹の調子からしてノンノン。お腹いっぱいです。
だけど歯磨きとかね、してないしね。あと少しで起こしましょうか。

ケーキの画像はまた今度。美味しいのかなー。千疋屋だもん不味い筈がないよね!?
あーん明日が楽しみー!

さて。そろそろ起こしましょうかね……ほら、だんなさま。
うるさいじゃなくて。ほら、ね。

ではでは、失礼仕ります。しゅたっ。

かぷ。

だんなさま、ありがとう。

★ 珍しくかぷがカフェの話をする。

2008年03月12日 16時06分25秒 | ♪ すごした時間
最近日だまりっていいなと思えてきました。春になっていくんですね~かぷは既にサンダルで春めいた格好をしていますが。かぷでございます。

さて、誰かとお食事に行っても何も書かないかぷでございますが。
どうしてもここだけは書きたい!というカフェがあって。
兄やから教えて貰った所が三か所もいいところなんですが。
つかここしか使ってないんですが。

そんなかぷが違うカフェに昨日遅くに行って来ました。
来店時間21時半。だんなさまの残業を考えたらどうしてもこうなってしまうのです。それでもやってるカフェにどうしても足が向いてしまいます。

かぷ一番好きなカフェ!

下北沢にあるCafe ZINK。カフェジンクです。
井の頭の改札から出れば徒歩30秒圏内。
シルバーのドアの造りが目印。

そこのお料理が本当に美味しくて!カレーは勿論(珍しくカレー話題)、他のも美味しくて!

そしてイチオシなのがガトーショコラ!!
これを珈琲と共に頂きましょう。
それは何故かというと、ガトーショコラに珈琲豆が使われてるからなんです。

今のところって言っても私自身外に出てガトーショコラを頂く場合が少ないですが、今のところ一位です。
ぱりっとした表面、しっとりとした中身、そして食にこだわるマスター。そして珈琲のおいしいこと!
かぷは紅茶専門ですが、ここの珈琲なら問題なく飲めます!

あああああああああああああああああああまた早く行きたい!
お給料が出た日のお楽しみにしているので月イチしか通えないのが切ないです。

でも大好きな202マーケット(笹塚)とまた雰囲気と逆でしーんと落ち着いていますが、それがまた心地いいんです。

今回パンプレートというものを食べました。
無添加のパンに、サラダ、玉子、肉料理、魚料理と少しずつのせてあるお料理を挟んだりつけたりしながら頂くんです。
んー贅沢です。パンも美味しくておかわりし、珈琲も美味しくておかわりし、何でもかんでもおかわりして満足して帰ってきました。

大好きなカフェ。ジンク!どうか皆様お忘れなきよう!笑。

かぷ

★ ブログのタイトル

2008年03月10日 23時21分31秒 | ♪ すごした時間
久々に物凄く眠気が酷く、全然起きられませんでした。かぷでございます。

さて、ブログのタイトルを先日変更しました。
それは大好きな俳句を見つけたからです。

「雨脚に駆け上がる先に夏の山」


これは以前読んだ「閉鎖病棟」という本の中のチュウさんが短冊に書いた俳句です。
それを筆遣いの上手い秀丸さんが清書するんですが、「雨脚」という字のバランスが筆で書くととても難しく、秀丸さんはチュウさんのために何度も練習して清書してくれるんです。

そんなことがあって、句だけじゃなく、エピソードも含めて、夏へまっしぐらなチュウさんの気持ちと清書して気持ちをさらりと伝えたいと思っている秀丸さんの気持ちがとてもとても好きで。

それで凄く気に入ってしまって。
悩み悩んだ末、この句を私のブログの頭にもって来る事を決意しました。

そしてそれに加えて、この句にあったテンプレはないかと最近頻繁に変えていました。
色々と試してしまって申し訳ありません。

夏の句だから向日葵で……と思ったり、海にしてみたり、草にしてみたり、関係ないジャズにしてみたり、本当に色々と試しましたが、今のところこれに落ち着かせてみました。

今、誰もがスルーしてると思う「源氏物語」のブログですけど(笑)、ホント本ばかりの生活になりまして。
源氏物語が終わったら2000ページくらいある京極夏彦が待ってるんですね~ハァ~。

イヤ、嫌なわけではなく……あの辞書サイズのは本当に読むものがなくなったら読む事に決めていて。
持ち歩くのも考え物だし溜め息も出ようってもんです←貸してくれた友達に失礼


まあテンプレは元々よく変えるかぷでございますので、それもまた含めてよろしくお願いします。

本当にいい本でした。「閉鎖病棟」。

かぷ