ただ自分の声が聴きたくて

毎日(できるだけ)つれづれなるままに^^ 
うつと本に向かい合うiyuk改め「かぷ」ワールド。

★ 「手首切るくらいの酷い状態」

2006年08月10日 16時26分57秒 | ♪ 沢山の鬱や薬たち
 こんにちは、iyukです。
うだるような暑さの中、よく乾きそうな洗濯物を干して、
一息つくiyukです。

 「手首切るくらいの酷い状態」とはだんなさまが今の私を表している
一言です。包丁があれば目を引きつけられますし、
ガラスの割れた破片を見たら自分を傷つけたくなりますし、
こないだ大事に大事にしていたガラス物を2個も割ってしまった時、
気付かないうちに破片がマグカップの中に入ってたらしく、
それで水を飲んだ時……
結果破片は水より重いので底にはりついたままでしたが、
……悔しかったですね。
飲み込めたら傷ついたかもしれないのに。
だんなさまに気付かれて洗われ、ガラスの破片はなくなってしまいました。
残念。あと一歩だったのに。

 気を引きたいわけじゃありません。
そんな気持ちなんかじゃなくて。
「人間としておかしい」私は傷つきたかったんですよ。
死んでしまっても良かった。
後戻り出来なくても良かった。
心の傷が見えないのなら体で表現するしかないですから。

 「Holicxxx」(CLAMP作)を見てもらえば分かるけど、
傷つけるかもしれないけど……、言うと、
家族にまで何故緊張してしまうのか。それは、
あたしじゃない「他の人」だから。
ここで勘違いしてほしくないのは「家族を赤の他人だ」と
言ってるのではなくて、
ただ、「あたしじゃない人」だから。
それだけで緊張する。
だんなさま以外は。一緒に住んでるし、「私の家」だからね。
でも両親が大切な家族だと思うのも変わらない。

 実家も緊張する。それは、
私がいた頃の家じゃない。
建て替えて、二人の家になった。
小さい頃あたしが住んでた部屋はもちろんないし、それでいい。
それでいいけど、二人の家だから「人の家」に感じる。
あたしのうちじゃない、ということ。
だから緊張する。

 凄い自分本位に聞こえるかもしれないね。
でも、うつってとても内向的になってしまうから。
外が怖いのもそう。
自分の取り巻く空気がうちと違うから、怖い。

 私のうつはこういうものなのです。
はしゃがないと怖かったのです。うちじゃないので。
それでもはしゃいだの顔してたのは、大切な2人に心配かけたくないから。
衝撃を与えたくないから。
あたしがこんな考えでいるって知ったらショックだろうと思ったから。

 でも家族であることに変わりはないと思う。
大切だと思う。理解してほしいと願う。
家族。それはとても大切なもの。その考えは変わらない。
でも緊張してしまうのは上記の理由。
赤の他人なわけがないから、絆は強くあると思っているよ。
だけど友達であれ誰であれ、あたしじゃない人には緊張する。
だから外が怖い。
当たり前だけどあたしじゃない「赤の他人」がいるところだから。
なのでどうしても引きこもりがちになる。怖いから。

 「あたしじゃない人」の枠組みが少しでも広くなれば
少しは変わるのかもしれない。
そのためには、私のうつを理解してもらいたい、という願いがあります。
うつじゃない人に理解を求めるのは難しいだろうと思いますけれど……。
でも今は前みたいなするりと流せるようなあたしではないし、
変わってしまった。

 少しでもうつを知ってもらえたら、言葉も変わってくると思う。
私にとって両親の言葉は大切で大きい。
だからかける言葉を選んでもらえたら嬉しい。
楽になれる。「あたしじゃない人」の範囲が広くなる。
安心していいんだと、心が再認識する。

 あたしの行動と思考は普通だったあたしの頃とはもう違う。
あたしは普通じゃない。
悲しい言い方をすれば、精神異常者です。

 「人としておかしい」。言霊の威力は恐ろしいです。
あの日から、ほとんど眠れない日々を送っています。


iyuk