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うつと本に向かい合うiyuk改め「かぷ」ワールド。

★ 高田崇史「Q.E.D.~鬼の城伝説~」読了!

2005年01月24日 22時17分19秒 | ♪ 興味ある本たち
 こんばんは、iyukです。
今日の気分ですか?(聞いてない)
今日はですね~うーん、
谷間に落ちないようにシッシ(噛)もとい必死でしたナー。

 静けさがメチャクチャ怖いので、
必要ないくらいのボリュームでJ-WAVEかけてみたり。

 そんな中、大好きな大好きな本が、
うつのせいでずっと頭に入ってこなくて
泣きたいくらいだったのですけども、
とうとう、とうとう!(わーい!)楽しみにしていた
高田崇史さんが書かれた「Q.E.D.~鬼の城伝説」(講談社ノベルズ)
という本を読み終わりました!

 歴史物のミステリーです。
もうねぇ(なによ)、もうねぇ(だからなにさね)、
高田さんの本は本当に大好きなのですよ。
ほかにもたくさん出てるんですけども。

 「Q.E.D.」というのは「証明終わり」という意味らしいのですけども
(これだけでゾクッとする方たくさんいるらしいのですが
無知のため全然分からない自分が憎いです。ごめんなさい……)、
「百人一首」や「六歌仙」や「ベイカー街(ホームズ)」や
ほかにも色々……「式神」とか「かぐや姫」とか、
基本的に日本史のテーマとミステリーを、
メチャクチャ上手い具合にリンクさせてる
小説を書いてるお人なんです。

 高田さんの小説は、
ミステリー以外の「歴史」のところで、
今まで小さい頃に「おはなし」で聞いてた話を、
きちんとした資料を元に、
がっつんがっつんと覆して覆して、これでもかという程、
くーつーがーえーしーてーくれるんです(うるさい)。

 いやぁーーー(なんだ)、
今、伝えられてる絵本や、物語って、
全部意味があって、
全部「なにか」がこめられてるんですねぇ。
あたりまえですよね。
あたりまえです。ハァ。
ホント、なにを学んでたんでしょう、今まで……。
と、思ってしまいます。ネ(「ネ」て)。

 もともといた「八百神(やおろず)」のかみさまを、
侵略してきた人達の歴史で、
今、私達は生きている、という……「古事記」や「日本書紀」の話を、
高田さんの本は、
うまくミステリーとかぶせてくるんです。

 なんだか、普段おこなってる新年の「おまいり」や
「ねがいごと」だったり、「節分」だったり、
日本の色々な風習が、
とっっっっっっっっっっっても意味があって、
「歴史の勝利者」が書いていて、
いま、わたしたちはその上を歩いてる、という「あたりまえの事実」に
がっつんがっつん(二回目)と頭を殴られる思いがするのです。

 早く「古事記」が読みたい!
いまのiyukの野望です。
……でも、原文は読めないから
「岩波少年少女文庫」みたいなので……(弱ーー!)。

 あぁぁ、えと、すみません、
今回の「Q.E.D.」は「ももたろう」が題材でした。
そうです。あの、「ももたろう」。
「桃からうまれて鬼ヶ島へ鬼を退治しに行く」の桃太郎。
その物語が、
色々な意味を込めて「騙(かた)られて」きていたのです。

 なんで「桃」なのか?
 なんで「鬼ヶ島」に唐突に鬼退治しに行くのか?
 そもそも、鬼って……?

 それが、ミステリーと一緒になっているのですが、
……あァン、読みごたえありました……(何だソリャ)。

 もうこれ以上は語りますまい(誰だ)。
十分いってしまった気もしてきました。ごめんなさい。
ネタバレになってもイヤですしね。

 今回も、ウロコがボロボロこぼれ落ちた
高田さんの本でした。

 あぁ、早く「古事記」(簡単版←弱)が読みたいデス!
ブックオフに売ってるかな(図書館行けよ)。

 うつでなかなか頭に入ってこないのに、
でも、本は大好きiyukでした。ハァ~(嬉)。