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我が心の俳句とか徒然 〜祖谷馬関〜

夏の立山、黒部ダムへ♬

「あいの風」という夏の季語を識り、調べてみると、富山湾の沖から立山へ吹く爽やかな涼風、とのこと。万葉の歌では、あゆの風だったとか。(^。^)

夏の立山から黒部ダムを訪ねたことがあります。富山駅から鄙びた単線の鉄路を辿り、やがて立山駅に着きました。(^-^)

立山駅からバスやケーブル、ロープウェイを乗り継いで、黒部ダムへ至るのですが、特に大観峰という頂から見下ろす黒部湖は、写真のとおり絶景でした。(^-^)

黒部ダムの建設は、戦後の高度成長期に関西の産業用電力が枯渇する危機感から、急遽、進められたビッグプロジェクトだったのですが、難工事で多数の犠牲者が出ました。(≧∇≦)

ダム建設をめぐる情熱と悲哀の物語は、石原裕次郎主演の映画「黒部の太陽」となって大ヒットしましたね。(^。^)

黒部湖の畔には、ダム建設を担った工事夫たちの彫像があり、往時の勇姿を伝えています。(^_^)

夏の立山の旅を終え、湧き出るように生まれた曲がありました。何かに誘われるように、自然に、次のような拙作となりました。m(_ _)m


「夏の立山へ」

川の流れに沿い 続く鉄路をゆく  
夏の立山へ ふらり 旅は道連れ・・・
鄙びた駅の名は 御師の岩峅寺  
朽ちたホームの屋根に 見知らぬ鳥一羽・・・
束の間 微睡めば 終着のアナウンス 
山びとが改札を 急ぎ足で過ぎてゆく・・・ 

ケーブルとバスを継ぎ 幾つかの峰を越え
大観峰に立ち 見晴るかす  山みどり・・・ 
黒部ダムの畔に 刻まれた碑は 
工事夫の 物語 今も輝く太陽・・・ 
水飛沫 流れ落ち 宙に虹が舞う 
あの日から半世紀 今年もまた夏が来た・・・ 

夏山の旅をゆく 未来の想い出に 
風ひとつ吹き抜けて ふらり旅は道連れ・・・ 
風ひとつ吹き抜けて ふらり旅は道連れ・・・♬


夏の立山へ、黒部第四ダム(クロヨン)の想い出を振り返る一句。

「あいの風黒四穿ち半世紀」  祖谷馬関

コメント一覧

iyabakan2020
さっそくのコメントありがとうございます。m(_ _)m
息子さん達とyakkoママの黒部の想い出ですね。(^.^)
半世紀前の土木技術に敬意を表したくなるような、ダイナミックな黒四ダム、、、人間の叡智と情熱は素晴らしいと思います。( ^_^)/~~~
washiy8
長男が高校性の頃、
まだ小学生だった次男と3人で黒部へ行きました。
かれこれ、半世紀が過ぎるのでは・・・
記憶は薄れましたが、あの勇壮な景観はまだ瞼の裏にあります。
素晴らしい詩になりましたね。
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