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岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

【仙台出張記】二日目「夜の国分町。今夜は寿司だ!寿司処こうや稲荷小路店」

2011-08-09 01:22:31 | 飲食レポ


おはようございます。
せっかく仙台にいるので、仙台の立ち食いそばを朝食に・・・と思ったのですが・・・本日定休日・・・ざんね~ん



というわけで、朝から牛丼食べてしまいました。
なんかいろんな意味でダメです・・・ウエップ。

お仕事の方はとても順調



そしてお昼は毎回豪華なお弁当。
仕事はサクッと終了。

じゃあ帰って夕食にでも出ましょうか?

相談の結果

今夜は

寿司です!

実は昼間から、寿司にするかぁ~って相談してたんですよね。

でも寿司高いからなあ・・・とは思っていたんですけど、M氏の「東北に金を落とすのも使命だ!」という半ば強引な理論によって

今夜は寿司!

と相成りました。

さくっと終了して、さくっと街に出てきました。
遂にやってきました国分町です。

まあ国分町っていうと仙台というか東北屈指の歓楽街。
そっち方面のお店も多いのですが、私とM氏はソレに目もくれず・・・。



やってきた寿司処こうやは以前・・・と言っても3年前くらいになりますが、ご紹介したことがある○△□(まるさんかくしかく)のお隣。



払えないほど高いお店だった場合マズイので一応、店の相場はチェック。
とりあえず合格なので入店です!




かんぱ~~い!
仙台とはいえかなりの暑さだったので、ビールが染みますな。
やや疲れ顔なのは、呑み疲れでしょうか?全く不届き物です。



お通しが出てきました。
寿司屋でお通しと言うのも珍しい。
手前から牛肉の角煮、ごぼうの和え物、そして冷奴。

まあ握りは後にして、じゃあ切ってもらって・・・ほや美味しい時期なんですよね。だからほやも。



やってきましたほや!盛り付けも美しいですねえ。
ほやは酢の物も美味しいのですが、新鮮なものは刺身もいいですねえ。



今日は生醤油でいただいていますが、ポン酢、酢醤油などがあるとほやの味が引き立つ気がします。
っていうか書いていて、またほや食べたくなってきた・・・。



オススメというかお任せで切ってもらった刺身がこちら、
手前から平目の昆布締め、鮪、赤貝、さざえ、秋刀魚、烏賊、かつお、金目鯛の8点盛り!
素晴らしい刺し盛りですが、この時点でもはや会計に不安を覚えます。
ちなみに食べてる間はテンションが上がっていたのであんまり考えませんでしたが、こうやって文章に起こそうと写真を見ると「大丈夫か?」と過去の自分に声をかけてあげたくなります。



走りの秋刀魚があまりに美味しかったので、秋刀魚だけお代わりというこれまた贅沢。
そうなんです。秋刀魚は千島海流、通称親潮に乗って北海道の方から南下してきます。
北の海でたっぷり脂を蓄えた秋刀魚は南下するにしたがって脂が落ちていくんですよね。
だからこの時期の北海道や三陸沖の秋刀魚は脂が乗りすぎで、塩焼きなどではその脂のせいでしつこくなってしまうのですが、こうして刺身とかでちょっと食べる分にはちょうど良いんですよね。
・・・相変わらず講釈が長いですな。

いつの間にかビールからお酒に変更。銘柄はお店任せですが、出てくるのは一の蔵という、お店任せにしては贅沢なチョイス!



そのお酒の当てに頼んだのはこちらの莫久来(ばくらい)!
ほやとこのわた(なまこの内臓)という二大珍味というか曲者を合わせた塩辛です。
熱狂的なファンもいる反面、食べられない人は全然ダメという正に曲者。
自分はもちろん前者なので、これでいくらでもお酒が呑めてしまいます。
ご飯もいっぱい食べられそうですけどね。



さて、これなんだ?
正解は正式和名はウバガイ。
食べ物としての通称で北寄貝(ほっきがい)と言ったほうが通じますかね?その北寄貝の天ぷら。
まあ寿司屋ですから生の刺身か、軽く湯ぶりするのが定番ですが、火を通しても美味しいらしいんですよね。
なので今回は天ぷらにしてもらいました。

あのねえ・・美味しい。身がプリプリしてて、貝なので食べる部位によっても食管の違いが有っていいですねえ。
実際この北寄貝の水揚げが多い地域だとバター炒めにしたり、カレーに入れたりと火を通して食べることが多いみたいですね。
干物にしたものを「ウバガイ」と言い(まあこっちが正式和名なんですけど)これを煮て戻した出汁で作った雑炊は、その昔漫画「美味しんぼ」でも紹介されました。

さて、刺身、莫久来、北寄貝の天ぷらと来て、じゃあここから

「じゃあ、握ってください・・・十貫くらいをお任せで・・・お任せなんですけど、海栗入れて欲しいなあ・・・」
というお任せなのか我侭なのか判らない注文も板さんは快く受け入れてくれます。



というわけでまずは、赤身、鯛、しめ鯖、牡丹海老の四貫。
本鮪の赤身は赤身なのにややコッテリしています。
鯛も新鮮なのかシャッキっとした食感で回転寿司なんかでは決して出会えない味。鯖は絶好の締め加減、牡丹海老もねっとりとした身が旨味を纏って絡み付いています。



そして後半戦。
トロに赤貝、いくら、変わり巻物・・・そして・・・海栗・・・海栗・・・・海栗・・・、
赤貝はシャキッとした食感、やや鉄っぽい味共にいいですねえ。
トロは文句なし!いくらは・・・まあ定番だからかな?
変わり巻物は梅肉とたくあんで、海苔と酢飯が逆転の逆さ巻きになっています。
そして、そしてリクエストの海栗!こんなにたっぷりの海栗が乗った海栗軍艦はホント久しぶり。
うわ~タマリマセンなあ・・・。

あれ?いち、にぃ、さん・・・あれ九貫しか出てませんが・・・と思ったら



締めに直前に炙った焼きたての焼穴子を隠し玉的に出してくるニクイ演出。
他の握りもそうなのですが、こちらの板さんの寿司は口に入れたとたん、パラリとほぐれ、シャリとネタが口の中で混ざり合う絶品の握り方。
この穴子もそうだし、牡丹海老などの柔らかいネタで真価を発揮します。

さて焼き穴子を堪能して、これにしてお開き・・・ではなく・・・なんかもうちょっと・・・。



と言うわけなのがこの鉄火巻き!
このブログで鉄火巻きが登場するたびに書きますけど、鉄火巻きって寿司に置ける酒の肴としては最高のものだと思います。

これに軽く醤油をつけて口の中に放り込んで、租借して、海苔とシャリ、鉄芯のバランスを楽しみつつ、酒で後味を洗い流すこの呑み方、食い方は独特の快感が伴います。

そんで・・・いつも気になっていたのですが、鉄火を巻いてもらっているときに寿司屋の海苔缶の話になりました。



この海苔缶というのは、これです。
これに半畳の海苔が何枚も入っています。鉄火の様な細巻きの寿司は半畳ののりを使います。
また軍艦巻きでもここからのりを1枚ペロッと出して乾いたまな板でジャキッと柳歯で細切りにして使います。
海苔を一畳使う太巻きの時はどうしてるんだろうなあ・・・と言う疑問もありますが、まあ太巻きっていうのは基本的に仕出しの弁当や助六に稲荷寿司なんかと一緒に入れるものだからなあ。
使うときには別仕込みなんでしょうね。

と言うわけでこちらの海苔缶いただきました。
話によると出入りの海苔屋さんがこの缶ごとおろしていくそうで、いくらでもあるみたいです。
今日から我が家でもこの寿司海苔缶で寿司屋さん気分が出来ますぞ!

こうして仙台の夜は更けていくのです。



そういえば仙台の国分町といえばこちらの姫ラーメン。
震災時にも気になったこちらのお店でしたが、無事に元気に営業してました。

ごちそうさまでした。
ではでは

【Webサイト】
【地図】仙台市青葉区一番町4-3-9 第3藤原屋ビル1F


【関連記事】
【鮨 一新】2010-07-27
【姫らーめん 仙台国分町本店】2007-05-22
【稲荷小路の○△□(まるさんかくしかく)@仙台国分町】2007-05-22


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様です。 (印西鳥男)
2011-08-09 11:11:31
 仕事の後の寿司は実に美味しそうですね。

 ホヤは海洋堂の東北物産展でなぜかフィギュアが出ていた事を思い出しました。

 私も食べて見たいです。
返信する
レスであります (iwaYoh)
2011-08-09 20:23:09
>>印西鳥男氏へ
どもども、ご無沙汰しております。
ほやのフィギュアと言うのも不気味ですね。
水中にいるときのものと水揚げされた後では、結構姿が違うので気になります。
1/1で作られたら見分けが付かないも。
ほや熱が上がってきたので、今時期だし家でも食べようかな?
返信する
いいですねぇ (スク水)
2011-08-09 21:00:14
「こうや」懐かしい…
ってのも、若い頃、よくお世話になったお店です。

「屋台村」ってのがブームだった頃、良く隣の屋台で、一人朝まで飲んでた気がします。。。
(寿司&刺身は「こうや」にお願いしてました)

ホヤは、軽く火を通すと、また違った旨さですよ。
捌いたホヤを、殻に乗せて、炙り「出汁(若しくは昆布)」「シソ」少々の葱を殻に入れて召し上がって見て下さいね。
私は「出汁」程度が好みですが、軽く醤油を入れるのも良いですの。

返信する
レスであります (iwaYoh)
2011-08-09 21:38:32
>>スク水氏へ
こちらにもコメントありがとうございます。
屋台村のお寿司っていうのも魅力的ですねえ。
そういう敷居の低い寿司もいかにも大衆的で思います。
そして焼ほや!
これは美味しそう!
これは是非やってみるです。
今度仙台で余裕のあるときは是非スク水と呑みたいですねえ、是非呑みましょう。
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