岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

かわと@外神田

2007-05-13 11:50:04 | うどん・そばレポ

【地図東京都千代田区外神田6-10-8 】

2007年5月11日 午後2時半訪問

上海やGWの記事に手間取って、通常の記事が遅れておりましたが、久しぶりに普通の外食レポです。
本日はF田氏と外神田の某王手電機メーカーのビルでお仕事。

結構手間取って午後2時過ぎにようやくお昼となりました。
近くにラーメンの隠れた名店があるということで行ってみたのですが、悲しいことにちょうど中休みに入ったところでのれんを仕舞ってました。

悔しい思いで振り向くと、なかなか風情のある「うどん・そば」ののれんと旗。
気品のある店構えにちょっと躊躇しましたが、近くに食べられそうなお店も見つからないので暖簾をくぐります。
案の定、先客もなくお店のご主人も女将さんも「一休み」といったところでしたが、快く迎えてもらいました。

うどん、そばどちらもやっているようですが、ちょっとばっかりうどんの方にウエイトが重い様です。
ということでうどんを選択、しかも本日はなかなか熱かったので、冷やしたうどんを頼みます。
それと二色そぼろご飯。


ごまだれうどん 700円

ごまだれうどんは黒ゴマのつけだれに冷やしたうどんをつけて食べます。


うどんは細めの水沢うどんのような感じ。
ちぢれ、よれが目立つのはやはり手打ちだからですかね。


つけだれは酸味と柚子の香りが効いていますが、少々私にはショッパイ印象。
この細くちぢれたうどん、ごま、酸味と柚子。
なんかラーメン屋さんのつけめんっぽい気がします。
美味しいのですが、もう少し量があるとうれしいかな~。


これが二色そぼろご飯、美味しいのですが、玉子のそぼろが少々甘すぎる気がします。

食後にコーヒーを出してくれるのはうれしいサービス。
淹れたてで、良い香りです。

いいお店だと思うのですが、ちょっと印象が薄いというか、甘味ものもあるようでしたし、女性向けですかね。
ごちそうさまでした。


■生細うどん 250g(2人前)

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神田まつや@神田須田町

2007-05-13 10:34:00 | うどん・そばレポ

【地図】東京都千代田区神田須田町1-13
※上記のリンク先の地図で同所に「牛めしの松屋」が登録されているのはワザとですか?

2007年5月7日 午後2時頃訪問

5月のゴールデンウイーク前半は上海、中盤は友人の結婚式と二日酔い、そして後半は家族サービスでお出かけしてきました。
前半に仕事をしていた関係で、GW明けの7日までお休みを貰っていたので、本日は羽を伸ばして昼間っから呑んじゃいますよ!!

ここは神田の須田町。
神田と言えばご存知広沢虎造の浪曲「清水次郎長外伝 石松船三道中」のなかで、江戸っ子が神田の生まれを自慢するところが印象的ですね。

えっ!良く知らない・・・ええ・・ちょっと来て下さい。

(次郎長は森の石松の親分で、東海道一のばくち打ちであり・・・小一時間経過)

神田の須田町、淡路町界隈はその昔「連雀町」と呼ばれていたそうですな。
かの文豪池波正太郎の随筆「散歩のとき何か食べたくなって」の中には、この「連雀町」の話が出てきます。

その本の中で紹介されているのが、今回紹介するまつや。
同氏は本の中で「まつやで出すものは何でもうまい。それでいて、蕎麦屋の本道を踏み外していない。」と高い評価をしています。
実はその話を読んでから、このまつやに行きたくてしょうがなかったのですが、なかなか実現できずにいました。
本日は、その夢がついにな買う日がやってきました。

良く一緒に仕事をするN氏が「今度まつやで呑みましょう」という魅力的な一言!
蕎麦だけ手繰りに行ったって期待抜群なまつやでしかも酒メインで行くとなれば二つ返事ですよ!
「行きます!是非行かせてください!!」
ということでまつやにやってきました。

本日はGW明けの平日、昼も下がった午後2時。
さしものまつやも客もまばらで・・・なんて思ったのですが、空席が少々あるものの結構な客入り。危うく並んで待たされるところでした。

席に着いたらまずはビール・・・ではなくここは江戸は神田の連雀町。
お酒といっておきましょうか。


酒は吟醸だなんだとかうるさいこと言わず、お店任せの一合徳利。
「常温」なんて風情のない言葉でなく「ひやで」と行きたいものですが、最近は「ひや」というと冷酒を指す言葉になってしまったのは寂しい限りです。
突き出しに出てくる蕎麦味噌。
これを舐めながらお酒を舐めるようにクイッとやります。

この蕎麦味噌と焼き海苔なんかで二~三合徳利を空けたところを蕎麦で締めるのが江戸っ子の粋かもしれませんが、そこは凡夫の悲しい性、肴を頼みまくりであります。


まず頼んだ親子煮はつまるところ親子丼のご飯抜きですな。
蕎麦屋の定番で鴨煮や鶏煮なんてのがありますが、この親子煮は一口大に切った鶏肉をたっぷりの玉子でしっかり閉じた江戸の味ですな。


そしてそばがき!
ほそーくなって蕎麦になって出てくると「締め」ですが、そばがきは酒のあてにしたいですね。
たっぷりの蕎麦湯に浸って出てくるそばがきは木の葉のような形に整えられて出てきます。
これを暖かいそばつゆで葱、わさび、大根おろしの薬味でいただきます。
おっ!このわさび、さすがちゃんと本わさびを下ろしたヤツですね。
風味が違います。
このわさびだけ舐めてても酒を呑めそうです。

写真に残ってませんが、この後板わさも頼んでかまぼこよりもわさびの方を楽しんでおりました。


そして締めはもりそば。


玉子をつなぎにして打つ蕎麦というのは珍しい気がしますが、「潔い食感」というのは変な表現でしょうか?
でも実際そんな感じの中華麺の様なプッツリした食感の蕎麦です。


江戸っ子向けの濃い目のつけ汁ですが、決して塩辛くなく、甘すぎるわけでもなく、鰹の出汁が効いた絶妙の仕上がりです。


最後は蕎麦湯で締め、最近はそば粉をわざわざ溶かして濃い蕎麦湯を出してくれるところもありますが、まつやは伝統的な蕎麦を茹でたお湯を出してきます。
酒のあと蕎麦で締めて、あがりに蕎麦湯をいただくのはささやかではありますが最高の贅沢ですな。
ごちそうさまでした。

私信:N氏誘ってくれてありがとうございました。
また呑みに行きましょう!


■散歩のとき何か食べたくなって改版 ■食卓の情景改版

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上海出張記~3日目後編~

2007-05-13 09:35:41 | 旅レポ
さて朝ごはんも食べて(食べ過ぎて)ホテルのロビーにU氏NTと3人で集合。
U氏やNTが昨日開拓したスーパーや市場を見学したいというので、ご案内。
その後、中国茶の専門店でお買い物。
昨日ボッタクリに遭いつつも、チャイナ服や禁断のバックや財布を購入し、お土産の鬼と化したU氏は更に中国茶を所望!
お湯に入れると花開くあのお茶を見つけに来ました。
店番は中国にしては珍しく愛想のいいオネーサン。
なんか口がもごもご動いてると思ったらなんかひまわりの種食っとりますな。
人が食べてるものはなんとなく美味しそうに見えるのか、U氏が交渉して一個もらい食べてみる。
そんな和やかなムードから買い物開始。
最初に「花のお茶が欲しいんだけど」と中国語のガイドブックを見ながら説明するU氏。
出てきたのは普通のジャスミン茶。
「・・・いやいや違うのよ・・ごにょごにょ」というしばらくの交渉の後出てきましたよ。

まーるいお茶の塊!なんと50グラムで54人民元。
通常のお茶は5~10人民元くらいなのでかなりお高い!
こういったのはアレでしょうな。昔は宮使い、今は金持ちの観光客相手に作ってるので安くならないんでしょうな。
値引き交渉の後・・・っていうか値引きされず・・・。

しかし話しながら、というか横でご主人らしき男性と補足のため筆談をしていたのですが、私も吊られて、この店の最高級の烏龍茶を買ってしまいました。
この烏龍茶50グラムで26人民元!これを100グラムも買ってしまいました。通常50グラムで8~9人民元くらいが相場らしいので3倍近い価格。
それはもう味には期待しますよ。
ちなみに帰国後、この烏龍茶を飲んでみましたが、あの独特の褐色ではなく、緑がかったお茶の色。渋みや苦味がなくすっきりとした飲み口。
いつも飲んでる○ントリーとかの烏龍茶とは別物ですな。
いやいや、いい買い物をしました。

買い物も済んで、んじゃ~次の店に行きますか?
と近くの交差点まで歩いていくと、なんか男性が追いかけてきます。
こちらの男性中国語しか話せないらしく、携帯電話を指差して、あっちだと歩いてきた方を指差します。
なんか、携帯電話が安いとか、そういう勧誘か?
訝しげに思いながら・・・「携帯ならもってるぞ」・・・と見せてやろうか・・・あれ?・・ない!!
お茶屋に忘れてきたんだ!!こちらの彼それを教えてくれたのね。
ありがとう!!謝謝!!
なんとなく伝わったと思った男性は反対方向へ走って消えていきました。
お茶屋に戻るとさっきのオネーサンが、携帯電話を預かっていてくれました。
本当にありがとうです!!謝謝!!
オネーサンは冗談交じりに、ひまわりの種を指差し、「御礼にこれを買ってくれ」というアクション。
お安い御用だ!とばかりにどこで売っているのか聞くと、今度はご主人の方が「いいから、いいから」という雰囲気。
いやいや本当に有難うございました。
上海というか中国というと生き馬の目を抜くような話ばかりを聞きますが、こんなに親切な人たちもいるのですね。
おかげで、中国人に対する考え方がずいぶん変わりました。

さて携帯電話も見つかって落ち着いたところでお昼ご飯にしましょう。
空港行きの送迎バスが午後2時にホテルから出るので、それがタイムリミット。
それまで中国で最後の食事を楽しみましょう。

お店はホテルの真ん前にあるレストラン。
ずっと「チィンタァオ」だったのでちょっと違うビールも頼んでみるか?


ということで「力波超爽」という名前のビール・・・これがどうにもコクのない日本で言うところの「その他雑酒」を飲んでいるようなあっさりさっぱり感。正直美味くない。
ということですぐ辞めて追加に「チィンタァオリャン!!」


仕切りなおしてやってきたのはチンジャオロースー・・・。
また食べてんのかと言われるかもしれませんが、また食べてます。
だって外れないし美味しいんだもん。


お店のおススメをはどれですか?
という「中国語ガイドブック」の会話を駆使して、出てきたのがこれ。
なんか難しい名前がついていましたが、端的に言うと牛肉のカレー風味炒め。
カップヌードルカレーの味がする気がするのですが・・・私だけでしょうか?

こちらの炒飯が美味しいと聞いていたので、炒飯も頼みます。
NTが「チャーハンチャーハン」と言うのですが、お店の人は首を傾げるばかりで通じません。
どうも発音が悪い模様。
試しに私が先日聞いた中国人の発音を真似して「ティヤオフヮン」というとなんとか通じた様子。
中国語の発音は難しいですな。
というわけでやって来た「ティヤオフヮン!」


中華ハムと大根葉のチャーハンです。
塩味であっさりしていて美味!


さて、ここで青島以外のビールをもう一つ。
世好というビール。
これは青島よりも高い価格設定なので味に期待・・・したのですが、何のことはない、量が多い(700mlもある)だけでした。
味はまあまあ、さっきの力波に比べればコクもあります。
ただ・・みんなまた青島に帰っていきましたが・・・。


これはナンでしょう・・・・・。
正解は蛙です。
こちらのレストラン、数個の水槽がありまして、そこに活魚等が泳いでおります。
その一つに・・・蛙が・・・。
ものがものだけに同行したU氏そしてNTの許可を得て頼んでみていたのです。
やっぱり中国にきたら珍しいもの食べないとね!!

というわけで

「パク」
あのですね。
鶏のササミのようにあっさりなのですが、旨味はこっちの方があると思います。
こんな大雑把な炒め料理じゃなくても、蒸し物やスープも美味しいんじゃないですかね。
などと、落ち着いて食味レポートしてますが、お向かいでU氏がNTに


「お前食べてみろ!!」
すっかりゲテモノ料理番組のノリで盛り上がっていたのでした。

さて、食事も終わって、ホテルのロビーに再集合。
送迎のバスに乗って空港へ。
チェックインして荷物を預け、手荷物検査をして、出国手続きです。
途中ちょっとお土産を買足し、出発のゲートで搭乗手続きを待ちますが中々手続きが始まりません。
どうも日本から来る飛行機が軒並み遅れている模様。ちょっとヤな予感です・・・。

結局15分ほど遅れて搭乗手続きが開始。さっさと乗り込みます。

程なく離陸・・・したのですが・・・あの~・・・揺れすごくありません?
なになに水平飛行に入れば・・・ガタガタ・・・れれ・・・。
しばらくするとアナウンスが
「当機は気流の悪いところを飛んでおりますシートベルトをお締めになって・・」
ってすごい揺れですよ・・・エアポケット落ちてんじゃないですか?
いやね、私ね、もともと飛行機苦手なんですよ。
こうなるともう
(((((;´Д`)))))ブルブルガクガクガタガタビクビク・・・・・
頭の中には、横風でバランスを崩して墜落した飛行機の話とか・・・乱気流の中で空中分解して全員・・・な事故とか・・強風のため着陸失敗とか・・・。
私の脳ではそんなネガティブイメージが全開!
気を紛らすために本を読んだりしましたが効果なし!!

ブルガクガタガタの中で運ばれてきた機内食。


写真が手振れしているのは飛行機の揺れだけじゃありません。
ほとんど食べられなかったのは、美味しくなかったからだけじゃありません・・・


いや・・・まじ・・・手に汗握ってびっしょり!
あれ・・・目からも汗が出てきてるよ。
ごめんなさい!ごめんなさい!なんだか良くわからないけどごめんなさい!
なぜか誤る飛行機嫌い1名・・・ここは東シナ海上空・・・。

後から判ったことですが、この日の天候って

こんな感じ。

あの~~上海って思いっきり低気圧の真ん中に・・・

そして

この雨雲の中を進んできたのか!!
どおりで・・・。

最近やっと慣れてきた飛行機が、再び苦手なものに引き戻されそうなフライトでありました。

ちなみに天気図から解るように、日本上空に入ってからはそれほど揺れることもなく、最後着陸は滑るようにスムーズ。
っていうかこの機のパイロットさん上手いじゃない!
先にこの着陸の腕を見せてもらえれば安心して乗ってられたんだよ。

って、さっきまで涙目で懇願していた男が、足が地に着いた瞬間にこの口の訊きよう。
喉もと過ぎれば・・・まったくバカな男です。

3日と短い上海の出張でしたが、久しぶりの海外だったので、気張ってしまい、こうやって文章にしてみるとなかなか長いものになりました。
GW中に書き上げるつもりだったのにずいぶん時間がかかってしまいましたね。
今日以降は通常営業というかいつものだらだらな岩風呂に戻りますので、皆様ごゆるりと生暖かい目で今後もお楽しみください。
ではでは


■烏龍茶の王様【安渓鉄観音】100g

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