さて朝ごはんも食べて(食べ過ぎて)ホテルのロビーにU氏NTと3人で集合。
U氏やNTが昨日開拓したスーパーや市場を見学したいというので、ご案内。
その後、中国茶の専門店でお買い物。
昨日ボッタクリに遭いつつも、チャイナ服や禁断のバックや財布を購入し、お土産の鬼と化したU氏は更に中国茶を所望!
お湯に入れると花開くあのお茶を見つけに来ました。
店番は中国にしては珍しく愛想のいいオネーサン。
なんか口がもごもご動いてると思ったらなんかひまわりの種食っとりますな。
人が食べてるものはなんとなく美味しそうに見えるのか、U氏が交渉して一個もらい食べてみる。
そんな和やかなムードから買い物開始。
最初に「花のお茶が欲しいんだけど」と中国語のガイドブックを見ながら説明するU氏。
出てきたのは普通のジャスミン茶。
「・・・いやいや違うのよ・・ごにょごにょ」というしばらくの交渉の後出てきましたよ。
まーるいお茶の塊!なんと50グラムで54人民元。
通常のお茶は5~10人民元くらいなのでかなりお高い!
こういったのはアレでしょうな。昔は宮使い、今は金持ちの観光客相手に作ってるので安くならないんでしょうな。
値引き交渉の後・・・っていうか値引きされず・・・。
しかし話しながら、というか横でご主人らしき男性と補足のため筆談をしていたのですが、私も吊られて、この店の最高級の烏龍茶を買ってしまいました。
この烏龍茶50グラムで26人民元!これを100グラムも買ってしまいました。通常50グラムで8~9人民元くらいが相場らしいので3倍近い価格。
それはもう味には期待しますよ。
ちなみに帰国後、この烏龍茶を飲んでみましたが、あの独特の褐色ではなく、緑がかったお茶の色。渋みや苦味がなくすっきりとした飲み口。
いつも飲んでる○ントリーとかの烏龍茶とは別物ですな。
いやいや、いい買い物をしました。
買い物も済んで、んじゃ~次の店に行きますか?
と近くの交差点まで歩いていくと、なんか男性が追いかけてきます。
こちらの男性中国語しか話せないらしく、携帯電話を指差して、あっちだと歩いてきた方を指差します。
なんか、携帯電話が安いとか、そういう勧誘か?
訝しげに思いながら・・・「携帯ならもってるぞ」・・・と見せてやろうか・・・あれ?・・ない!!
お茶屋に忘れてきたんだ!!こちらの彼それを教えてくれたのね。
ありがとう!!謝謝!!
なんとなく伝わったと思った男性は反対方向へ走って消えていきました。
お茶屋に戻るとさっきのオネーサンが、携帯電話を預かっていてくれました。
本当にありがとうです!!謝謝!!
オネーサンは冗談交じりに、ひまわりの種を指差し、「御礼にこれを買ってくれ」というアクション。
お安い御用だ!とばかりにどこで売っているのか聞くと、今度はご主人の方が「いいから、いいから」という雰囲気。
いやいや本当に有難うございました。
上海というか中国というと生き馬の目を抜くような話ばかりを聞きますが、こんなに親切な人たちもいるのですね。
おかげで、中国人に対する考え方がずいぶん変わりました。
さて携帯電話も見つかって落ち着いたところでお昼ご飯にしましょう。
空港行きの送迎バスが午後2時にホテルから出るので、それがタイムリミット。
それまで中国で最後の食事を楽しみましょう。
お店はホテルの真ん前にあるレストラン。
ずっと「チィンタァオ」だったのでちょっと違うビールも頼んでみるか?
ということで「力波超爽」という名前のビール・・・これがどうにもコクのない日本で言うところの「その他雑酒」を飲んでいるようなあっさりさっぱり感。正直美味くない。
ということですぐ辞めて追加に「チィンタァオリャン!!」
仕切りなおしてやってきたのはチンジャオロースー・・・。
また食べてんのかと言われるかもしれませんが、また食べてます。
だって外れないし美味しいんだもん。
お店のおススメをはどれですか?
という「中国語ガイドブック」の会話を駆使して、出てきたのがこれ。
なんか難しい名前がついていましたが、端的に言うと牛肉のカレー風味炒め。
カップヌードルカレーの味がする気がするのですが・・・私だけでしょうか?
こちらの炒飯が美味しいと聞いていたので、炒飯も頼みます。
NTが「チャーハンチャーハン」と言うのですが、お店の人は首を傾げるばかりで通じません。
どうも発音が悪い模様。
試しに私が先日聞いた中国人の発音を真似して「ティヤオフヮン」というとなんとか通じた様子。
中国語の発音は難しいですな。
というわけでやって来た「ティヤオフヮン!」
中華ハムと大根葉のチャーハンです。
塩味であっさりしていて美味!
さて、ここで青島以外のビールをもう一つ。
世好というビール。
これは青島よりも高い価格設定なので味に期待・・・したのですが、何のことはない、量が多い(700mlもある)だけでした。
味はまあまあ、さっきの力波に比べればコクもあります。
ただ・・みんなまた青島に帰っていきましたが・・・。
これはナンでしょう・・・・・。
正解は蛙です。
こちらのレストラン、数個の水槽がありまして、そこに活魚等が泳いでおります。
その一つに・・・蛙が・・・。
ものがものだけに同行したU氏そしてNTの許可を得て頼んでみていたのです。
やっぱり中国にきたら珍しいもの食べないとね!!
というわけで
「パク」
あのですね。
鶏のササミのようにあっさりなのですが、旨味はこっちの方があると思います。
こんな大雑把な炒め料理じゃなくても、蒸し物やスープも美味しいんじゃないですかね。
などと、落ち着いて食味レポートしてますが、お向かいでU氏がNTに
「お前食べてみろ!!」
すっかりゲテモノ料理番組のノリで盛り上がっていたのでした。
さて、食事も終わって、ホテルのロビーに再集合。
送迎のバスに乗って空港へ。
チェックインして荷物を預け、手荷物検査をして、出国手続きです。
途中ちょっとお土産を買足し、出発のゲートで搭乗手続きを待ちますが中々手続きが始まりません。
どうも日本から来る飛行機が軒並み遅れている模様。ちょっとヤな予感です・・・。
結局15分ほど遅れて搭乗手続きが開始。さっさと乗り込みます。
程なく離陸・・・したのですが・・・あの~・・・揺れすごくありません?
なになに水平飛行に入れば・・・ガタガタ・・・れれ・・・。
しばらくするとアナウンスが
「当機は気流の悪いところを飛んでおりますシートベルトをお締めになって・・」
ってすごい揺れですよ・・・エアポケット落ちてんじゃないですか?
いやね、私ね、もともと飛行機苦手なんですよ。
こうなるともう
(((((;´Д`)))))ブルブルガクガクガタガタビクビク・・・・・
頭の中には、横風でバランスを崩して墜落した飛行機の話とか・・・乱気流の中で空中分解して全員・・・な事故とか・・強風のため着陸失敗とか・・・。
私の脳ではそんなネガティブイメージが全開!
気を紛らすために本を読んだりしましたが効果なし!!
ブルガクガタガタの中で運ばれてきた機内食。
写真が手振れしているのは飛行機の揺れだけじゃありません。
ほとんど食べられなかったのは、美味しくなかったからだけじゃありません・・・
いや・・・まじ・・・手に汗握ってびっしょり!
あれ・・・目からも汗が出てきてるよ。
ごめんなさい!ごめんなさい!なんだか良くわからないけどごめんなさい!
なぜか誤る飛行機嫌い1名・・・ここは東シナ海上空・・・。
後から判ったことですが、この日の天候って
こんな感じ。
あの~~上海って思いっきり低気圧の真ん中に・・・
そして
この雨雲の中を進んできたのか!!
どおりで・・・。
最近やっと慣れてきた飛行機が、再び苦手なものに引き戻されそうなフライトでありました。
ちなみに天気図から解るように、日本上空に入ってからはそれほど揺れることもなく、最後着陸は滑るようにスムーズ。
っていうかこの機のパイロットさん上手いじゃない!
先にこの着陸の腕を見せてもらえれば安心して乗ってられたんだよ。
って、さっきまで涙目で懇願していた男が、足が地に着いた瞬間にこの口の訊きよう。
喉もと過ぎれば・・・まったくバカな男です。
3日と短い上海の出張でしたが、久しぶりの海外だったので、気張ってしまい、こうやって文章にしてみるとなかなか長いものになりました。
GW中に書き上げるつもりだったのにずいぶん時間がかかってしまいましたね。
今日以降は通常営業というかいつものだらだらな岩風呂に戻りますので、皆様ごゆるりと生暖かい目で今後もお楽しみください。
ではでは
■烏龍茶の王様【安渓鉄観音】100g
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