先般帰宅すると、桜田淳子さんの『Thanks40』が届いていた。
第一に開けたのが、家内と息子だった。
よりによって。
ひとしきり、無断で買った言い訳をした後、ブックレットを読んでみた。
僕には確認しなければならないことがいくつもあった。
今年5月、相澤会長のお通夜の時から桜田淳子さんの評価は徐々に高まった。
その時、何か故人への思いが形になるのではないかと思えたし、支え続ける多くのファンへのメッセージがあるのではないかと、漠然と予感した。
そこで、次のような記事を書いてみた。
2013年6月15日
正統派の系譜その6―底流にあるもの
~~~~~~~~~~~~~~~~~
この番組(『8時だよ全員集合』)は、今に活躍するアイドルの源流であり、言葉の原義を離れ、芸能人へと向かって行った昭和アイドルを見ることができるだろう。
そして、この番組を時系列に見ることにより70年代アイドルの中心的存在だった桜田淳子さんの成長過程を辿れるのは、間違いない。
それは、少女から大人へのアイドルの変貌そのものなのだから。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんなことを書いた。
くしくも、『Thanks40』の目玉は、『8時だよ全員集合』を中心とした歌唱シーンから、多く選ばれていることを知った。
淳子さんが、定期的に出演していたこと、視聴率が高い番組だけに番組のクオリティがあり良く保存されていること、生バンドで歌手の声が良く引き立っていること、などから、当然だったのだろう。
しかしながら、当時のバラエティ番組の特質から、コント色が色濃く出ているとに対して、考えさせられることもあった。
僕は、ブックレットでの、いかりや長介さんの言葉を読んで、この疑問は払拭された。
『あなたはちゃんとした女優さんになっていく人なんだから、こんなこと(コント)をずっとやってちゃいけないよ』
と言われていたとのことである。
実は、ずっと、ぼくもそう思っていたのだろう。漠然とではあるが。
学生の時だった。
帰郷したとき、ちょうど『8時だよ、全員集合』が、始まろうとしていた。
母が『桜田淳子のコント面白いよ』と言っていって、年甲斐もなく、ものまねまがいなことをやっていた。
気のない返事をして、正直、戸惑ったことを思い出す。
多分、長さんと同じ感想を抱いていたのだろう。
そのことを理解した上で、DVDのこの貴重映像を時系列で見られるのは、感慨深い。
70年代のどの映像も一度は目にしたものなのに違いない。
しかし、記憶というものは実にいい加減なものだ。
記憶違いの最たるものは、『ひとり歩き』までは、両足を揃えて歌っている印象が強かった。
しかし『黄色いリボン』にはびっくりした。
少し、考え方を修正しなければならないかもしれない。
そして、今まで、『花物語』は聖域だと自分に課していた。
2012年8月2日
『どうぞ可愛がって下さい』
など、多く書いてきた。
しかし、淳子さんに依り、花が植え替えられた以上、再び僕らは鑑賞するだけでいいのかもしれない。
自分で課した僕の心の十字架は取り除かれた思いがする。
DVDの『花物語』を見て、まじめな歌い方だな、と微笑む自分に気づいたことが嬉しい。
第一に開けたのが、家内と息子だった。
よりによって。
ひとしきり、無断で買った言い訳をした後、ブックレットを読んでみた。
僕には確認しなければならないことがいくつもあった。
今年5月、相澤会長のお通夜の時から桜田淳子さんの評価は徐々に高まった。
その時、何か故人への思いが形になるのではないかと思えたし、支え続ける多くのファンへのメッセージがあるのではないかと、漠然と予感した。
そこで、次のような記事を書いてみた。
2013年6月15日
正統派の系譜その6―底流にあるもの
~~~~~~~~~~~~~~~~~
この番組(『8時だよ全員集合』)は、今に活躍するアイドルの源流であり、言葉の原義を離れ、芸能人へと向かって行った昭和アイドルを見ることができるだろう。
そして、この番組を時系列に見ることにより70年代アイドルの中心的存在だった桜田淳子さんの成長過程を辿れるのは、間違いない。
それは、少女から大人へのアイドルの変貌そのものなのだから。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
こんなことを書いた。
くしくも、『Thanks40』の目玉は、『8時だよ全員集合』を中心とした歌唱シーンから、多く選ばれていることを知った。
淳子さんが、定期的に出演していたこと、視聴率が高い番組だけに番組のクオリティがあり良く保存されていること、生バンドで歌手の声が良く引き立っていること、などから、当然だったのだろう。
しかしながら、当時のバラエティ番組の特質から、コント色が色濃く出ているとに対して、考えさせられることもあった。
僕は、ブックレットでの、いかりや長介さんの言葉を読んで、この疑問は払拭された。
『あなたはちゃんとした女優さんになっていく人なんだから、こんなこと(コント)をずっとやってちゃいけないよ』
と言われていたとのことである。
実は、ずっと、ぼくもそう思っていたのだろう。漠然とではあるが。
学生の時だった。
帰郷したとき、ちょうど『8時だよ、全員集合』が、始まろうとしていた。
母が『桜田淳子のコント面白いよ』と言っていって、年甲斐もなく、ものまねまがいなことをやっていた。
気のない返事をして、正直、戸惑ったことを思い出す。
多分、長さんと同じ感想を抱いていたのだろう。
そのことを理解した上で、DVDのこの貴重映像を時系列で見られるのは、感慨深い。
70年代のどの映像も一度は目にしたものなのに違いない。
しかし、記憶というものは実にいい加減なものだ。
記憶違いの最たるものは、『ひとり歩き』までは、両足を揃えて歌っている印象が強かった。
しかし『黄色いリボン』にはびっくりした。
少し、考え方を修正しなければならないかもしれない。
そして、今まで、『花物語』は聖域だと自分に課していた。
2012年8月2日
『どうぞ可愛がって下さい』
など、多く書いてきた。
しかし、淳子さんに依り、花が植え替えられた以上、再び僕らは鑑賞するだけでいいのかもしれない。
自分で課した僕の心の十字架は取り除かれた思いがする。
DVDの『花物語』を見て、まじめな歌い方だな、と微笑む自分に気づいたことが嬉しい。
SpecialBookでは、いかりやさんの言葉が、印象的でしたね、、、
いかりやさんの愛情から出た言葉と書いてありましたが、いかりやさんからそれを言わせる
には、淳子さんの温かさや番組(仕事)での熱心さがあったからだと思います。
このような温かい言葉というのは、
出し手と受け手で、双方に思いやりがあり、信頼関係がある時に生まれる言葉だと思います。
イワタヤイセタンさんは、やはり「花物語」でしたね、、、
当時も、今もこの「花物語」を見ると、
淳子さんがいちずでいじらしい感じがしては、なりません。
「8時だよ!全員集合」は、ゲスト歌手も参加するので、
学校コントが一番好きでした。
ありがとうございます。
淳子さんとドリフの絡みは、印象に残っていますが、コントについて良い評価がされるたびに、正直違和感を持っていました。
しかし、いかりやさんのように、周りが心配する位、淳子さんは、何事にもひたむきだったことの証明なのでしょう。
これでよかったんだと、今は思っています。
この心暖まるエピソードを得られて良かったですね。
勿論、DVDは、言うに及びませんが。
花占い、いいですね。
淳子さんの初期の声にも満足です。
それでも、色々な意味で『花物語』にしておきましょう。
全員集合で好きだったのは、仲本さんの体操コーナーですかね。
それでは。