風に吹かれても!雨にうたれても!

桜田淳子さんの幸せを願うとともに、良き70年代の心を少しでも残したいと思います。

桜田淳子 正統派の系譜~トップであり続けること

2013-12-01 19:22:43 | 日記
いつしか青春を迎え、いつしか過ぎて行く。
多くは、高校時代がその中心に位置する。

気持ちの浮き沈みが大きく、時に感傷的に、時に激情的に、非常に多感であり、不安定なものだった。

それは、子供から大人への成長につれ、心と体のアンバランスがもたらす。

この時期をどう乗り越えられるかが、後々に影響を与えることが多い。

そんな中、僕は多感な感情をコントロールできただろうか。
それは、完全ではないにしても、幸いなことに癒やすことは出来た。
明日への新たな意欲になった。


桜田淳子 夏にご用心 その4


この映像の中で、ナレーションを努めるのは、福留功男さんだった。

緩急を織り交ぜた実に巧妙なナレーションが未だに耳に残っている。
メリハリのきいた声は、印象的だった。

日本テレビの表の顔が徳光和男さんなら、裏の顔が福留さんだったように思う。




そんな福留さんが司会として、復活される。

1981年放送の『ザ・スター』』リバイバル』というそうだ。

番組のホームページのなかで、福留さんが仕事を再開した理由をこう述べる。
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4年前に一線を退くことを覚悟した福留だったが、昭和のテレビ黄金期を共に駆け抜けた戦友ともいうべきスターたちにもう一度逢いたいという強い想いと家族の後押しで再登板を決意。まさに福留功男にしかできないインタビューで、「スター」の生き様を引き出す!
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私は、『テレビ黄金期を共に駆け抜けた戦友』という表現には、福留さんの想いがこもっていると思う。

『戦友』には、美空ひばりさん、梓みちよさん、石川さゆりさん、五木ひろしさん、五輪真弓さん、伊東ゆかりさん、内山田洋とクールファイブ、北島三郎さん、小林旭さん、小柳ルミ子さん、西城秀樹さん、桜田淳子さん、野口五郎さん、森進一さん、森昌子さん、森山良子さん、八代亜紀さんなどのビッグネームが並ぶ。

文字どおり、70年代を支えた方達だと思う。


この中で、当時アイドルと位置づけられたのは、西城秀樹さん、桜田淳子さん、野口五郎さん、森昌子さんらになるのだろう。

時代が求めたこれらのアイドルの方達はどうだったのだろうか。

自ら求めたとは言え、同じ時期を、厳しい戦いが求められる芸能界に身を置くことがいかなるものか、想像に難くない。
まして、トップを持続することがいかに難しいことか。

1970年代は、アイドルともなれば、テレビに連日連夜引っ張りだこだったといっていい。

文字通り、マネージャーとの二人三脚、いや多数のマネージャーを含めてのものだったのだろう。
当時のテレビ最盛期を支えた人たちの思いはどのようなものだったのだろうか。

『Thanks40』のブックレットの中で、桜田淳子さんが、後年赤坂プリンスホテルのプールのそばで、『ここが嫌い』という話した事が紹介されている。

トラウマと言う表現が適当とは思わないが、正直心が痛む。

僕らが、楽しんでいた裏側には傷つく人がいたと言うことなのであろう。

僕らは、もっと理解するべきだったかもしれない。

福留さんが述懐する『戦友』とは、こういうことの集積なのだろう。



追伸 動画のUP主様に感謝します。