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きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

ヘンリーズフォーク(その8)END 7/2(金)

2010-07-08 | 釣り

今日はこの地での最後の釣りだ。

070201 (快晴、気持ちの良い朝)

最終日は、シルバークリークに行く予定でいたが、最後もヘンリーズフォークで釣りをやる事にして、宿に1日延長を依頼したが、満室との事。そう、7/4のIndependence Dayが近いからだ。しかたなく、近くのキャビンを予約した。

070202 (最終日にり利用したキャビン)

いつもの様にレストランで朝食を食べ、荷物を今夜の宿に運んで、スタンドで、ガスを入れてから、釣りに出かけた。
今日、目指すは、ボーンフィッシュフラットの手前のライズポイント、昨日のリベンジだ。

070203 (今日の釣りのポイント、風があり、ちょっと厳しいかも)

到着すると、すでに、3人のフライフィッシャーが立ち込んでいたが、風がありライズはない。
下流側にnakajimanさんと2人で入りライズを待ったが、風が強くハッチもライズも無い。
下流のボーンフィッシュフラットに行ったへんりーさんが戻ってきた頃、上流でカモメが盛んに飛び始めた。
風の中、グリーンドレイクが少し流れてくると、ライズ。鱒たちも腹を空かせているようだ。
黄色のエルクヘアーカディス、16番を送り込むと、40cmほどのレインボーが釣れた。

070204_2 (40cmほどのレインボー)

nakajimanさんは、良いサイズをヒットさせたが、L.D.R。
へんりーさんも、1匹釣ると、風が強くライズも殆どなくなったので引き上げた。

070205 (川にはペリカンがいるが、こいつはかなりデカイ、側を飛んで行った時にはさすがに驚いた)

070206
(ここには何度も足を運んだ、先にみえるのがお立ち台)

帰りにマーケットにより、明日、日本に帰ると告げると、別れを惜しんでくれ、お互いの写真を撮りあった。

070207_2
(お世話になった、マーケットの2人)

ちょっと、ジィーんとくる別れを味わった。

お昼をレストランで食べ、宿で少し休んでから、イブニングの釣り、最後の釣り、ラストチャンス!
nakajimanさんは、以前訪れた時に思い出のあるポイントに行ってみると、一人で、駐車場より上流に向かって行った。ボクはへんりーさんと、2人で下流側に向かう。
070208

(今回この流れで釣りをするのも最後、今度はここにいつ来られるのか)

今日も、大物を追い回したが、毛鉤を2度ほど口に送り込むことには成功したものの、またしてもフッキングまでには至らなかった。鱒たちも、日に日に賢くなっているのか、ボクが甘かったのか、その答えはまた次の機会に出すしかない。
帰りがけにみた夕日は、やけ綺麗だった。

070209 (本当に綺麗な夕日、またこの夕日に会える時を楽しみに、ここを後にした)

駐車場近くに戻ると、nakajimanさんが笑顔で待っていた。思い出のポイントで、とうとう、20インチオーバー、22インチのビッグフィッシュを物にできたとのことだ。良かった!
ラストチャンス!これで、3人全員20インチUPを達成した。本当に物語の様なラストだった。

翌日、深夜3時過ぎアイランドパークを後に、アイダフォフォールズの空港に向かい、帰国の途についた。

と、まあ、めでたしめでたしの、今回のヘンリーズフォークの釣りでした。
ボクにとって初めての海外での釣り、50cmオーバーのレインボートラウトを釣るという思惑は、大成功に終わりました。
イエローストーンカントリー、また、必ず訪れたい所が増えました。
今回の旅で、色んな事を学びました。
USAでの車の運転にも慣れたし、なんとなく、土地勘もつかんだ気がします。
食いの悪いときのレインボーは、ウイングの色すらも気にする気がしますが、食いが良いときはその辺はアバウトだろうと思いますが、まあ、その秘密は、鱒のみぞ知るですね。
異国で釣りする時に、忘れてはいけないと感じた事が一つあります。
マナーですね。
白人は沢山いるので、どこの国の人か良くわかりません(実際フランス人がいました)が、日本人は、よくわかります。もし、日本人の一人が、マナーに欠ける行為をした場合、日本人の奴らはと、、、、すべての日本人の行為と見なされる恐れがあります。どこにいっても同じですが、マナーはしっかり守って釣りをしないといけません。特に異国の地では、望まなくとも日本人代表になってしまいますからね。
また、同じ日本人のマナー違反を見た時は、そっと、優しく注意を促せる心の余裕を持ちたいものだと感じました。
それに、正直もう少し会話ができないと心許ないです。
一度、一人で釣りをしていたときに、一人のフライフィッシャーが下流側に来たのですが、ボクが場所を変える為にその場を立ち去ろうとしたら、「邪魔をしたかい?」と言う様な事を聞いてきたのですが、良く理解できずに、「I cannot speak English well.」とだけ答えて、その場を去りました。ちょっと嫌な思いをさせてしまったかもしれません。
今回、川であったフライフィッシャーは、思っていた以上に年配の人が多かった事もありますが、今からでも遅くないから、もう少し英会話を学んでまた、訪れたいと思うところです。


ヘンリーズフォーク(その7)7/1(木)

2010-07-08 | 釣り

朝はいつものレストランで卵とポテト、ハムにパンとコーヒーと言うオーソドックスな朝食をとった。

070101
(穏やかな流れのボーンフィッシュフラット上のライズポイント)

きょうも鱒釣り。
今日、2人は、ボーンフィッシュフラットに向かうというので、ボクはその手前にあるライズポイントに向かった。
その場所には、2人のフライフィッシャーがいたが、充分空いていたので、その上流側で釣りをはじめた。
流れを見るとグリーンドレイクという大きめのカゲロウの流下と、イエローサリーと言う水生昆虫の流下もあり、どちらに似せたフライでも釣れそうなきがする。しかし、ここのレインボーは賢い。なかなか毛鉤には反応しない。
それでも、すぐに45cmほどの綺麗なレインボートラウトをヒットさせ、ランディングする事ができた。

070102 (45cmほどの綺麗なレインボー)

今日は調子が良いのか、鱒のご機嫌が良いのか。またすぐに大物がフッキングしたが、ちょっとやり取りした後、すぐにフックが外れてしまった。
少し休んで、再度チェレンジ、今度は、大物がしっかりとフッキングした。
リールの逆転音を響かせそのレインボートラウトは走り回ったが、少し寄ってきたその魚体を見てボクはちょっと緊張した。確実に20インチは越えている。何とかランディングしたい。そんな気持ちが強くなり、少し慎重になりすぎたのが悪かったのか、しばらくやり取りをした後、首を振ったと思った後に、ボクの毛鉤が抜けてしまった。なんてこった。毛鉤を良く見ると、フックが曲がってしまった。首を振った瞬間、フックの刺さりが浅くなり、そこにテンションがかかったため、フックが曲がってしまい抜けてしまったようだ。

070103 (フックが曲がってしまった毛鉤)

ボクは、悔しくて思わず、声が出た。「ちきしょー!」すると、下流で釣りをしていたフライフライフィッシャーが、「Hook Broken?」と聞いて来た。ボク、「Yes」と答えた。
水性昆虫の流下もへり、それに反応していた鱒たちも大人しくなったころ2人の日本人フライフィッシャーがやってきて、ボクの下流側に入った。しかし、ダウンクロスで毛鉤を送り込むので、ちょっと邪魔になる。
しかたない、ちょっと土手に座って休むか、と思いその場をなれ、土手に向かって移動して座ろうと振り返ると、そいつは、ボクのいた所に入っていった。なんだか、急にやる気が失せた。下流に行った2人に合流する事にして下流に向かうと、ちょうど2人がこちらにやってくる。
2人にさっき来た日本人の話をしたら、そんな時は、注意してやらなければ、日本人の評判が悪くってしまうから、だめじゃないかといなされた。そうだ、ここは日本ではない。そんなマナー違反と思われる事には、ちょっと注意を促すのも大事な事だ。

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(風が出てきて穏やかだった流れが波打ってきた)

ライズポイントに戻ってみたが、風も出てきたので、一度引き上げることにした。帰りにマーケットで気になっていた菓子パンを食べてみたが、シナモンと甘みが強すぎた。

イブニングの釣りでは、鱒も学習してしまったのか、毛鉤に食いついてもすぐにはき出すのか、フッキングしなかった。

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(イブニングタイムにウェーダーにまとわりつくカディスの群れ。卵を大量に産み付けられる)

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(ブラウンドレイク:こんなのも流下していた)

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(今日の夕暮れもまた、綺麗だった)

いつもの様に、レストランに遅い晩飯を食べに行くと、「XXXポイントで釣りをしていた日本人を知っているか」と声をかけられた。「いや、ボク達は知らないよ」と答えると、そいつは行ってしまった。
まてよ。もしかして、それは、昼間あった日本人のことじゃないか。やっぱり、奴らはなにかやらかしたようだ。
ボクはあの時、声をかけなかった事を後悔した。他の釣り人に近づき過ぎちゃだめだ。最低でも、1ライン以上、2ライン分、50mは離れて釣りをするのが礼儀ってもんだよと。
明日は最後の釣りだ。

最終日は別の川で釣りをするつもりでいたので、この宿は今夜までしか取ってない。
明日は、宿替え、荷物を整理してから寝た。


ヘンリーズフォーク(その6)6/30(水)

2010-07-08 | 釣り

今日は、イエローストーン公園内の川へ向かった。063006

(イエローストーン公園の中を流れるファイアーホールリバー、林間を流れる川は美しい)

ウェストイエローストーンにある、芦沢氏が生前使っていたハットが飾ってあるショップ(Bob Jacklin's Fly Shop) で、公園内のライセンスを購入したが、この店には他にも名を知られたフライフィッシャー達の使っていた帽子が沢山飾られていて、その中に日本人である、芦澤氏の帽子がある事が、なんだか誇らしかった。

063001 (手前が芦沢氏のハット)

063002 (店内には名を知られたフライフィッシャーの帽子がずらりと並ぶ)

ウェストイエローストーンのゲートからイエローストーン公園内に入った。

まずは、マジソンの支流ファイアーホールリバーに到着。バッファローがいるそばの流れでは、ライズが頻繁にあり、早々に30cmほどのレインボー、ブラウンが釣れる。

063003 (川を渡るバッファローが、釣りをするnakajimanさんの後ろを通る、川の横に湧き出る温泉)

観光客も多く、大人しそうなバッファローは、川をのんびり渡って来るが、近づくのは危険だ。
こいつに突進される事故などもあり、注意しないととんでもないことになる。

063004 (30cmほどのレインボー)

063005 (こんなバッファローがそばにいるので注意が必要)

川のそばに温泉が湧き出ているため、水温が高く、レインボーよりも、ブラウンの生息数が多い。

少し下流に移動して、再び釣りをしたが、30cmほどのブラウンばかりが釣れる。下流の林間の流れは、映画「A River Runs Through It」を思わせる風景であり、ただ釣りもせずにこの景色に浸っていたい気分になる。
実際の映画の撮影は近くにあるギャラティーリバーで行われたのだが、今回は釣りにはならないと言う事で、その地を訪れる事がないのは残念だ。
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(ファイアーフォールリバーの滝)

下流に移動する際に、ファイアーホールリバーのフォール(滝:Fall)に立ち寄った。日本語では、同じ様に聞こえるが、川の名前は「穴:Hole」の方である。

マジソンの上流域に車を止めるとプレイリードックが迎えてくれる。早々に川に入ると綺麗な40cmほどのブラウンが釣れた。

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(可愛いプレイリードック)

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(マジソンの上流域の流れ)

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(マジソン上流で釣れた40cm弱のブラウン)

さらに下流に移動すると、ハッチの時間も過ぎライズもないため、ウェストイエローストーンの街でピザとパスタで遅い昼食をとり、アイランドパークに戻った。

宿で少し休んだ後に、今日もまた、イブニングタイムの釣りだ。
いつもの駐車場に到着すると、雲行きが怪しい。サンダーストーム、用心のため車のそばでサンダーストームが過ぎ去るのを待った。案の定すぐに嵐がやってきたので、すぐさま車の中に避難しやり過ごしたものの、嵐の後は、気温が下がりハッチも少なく、今日のイブニングタイムは全く良いところが無かった。

063011 (サンダーストームの凄い雲、この後は何も無かった様に晴れたが。。)

ボクは一人、上流側で釣りをしていたが、近くにいた老フライフィッシャーがちょっとした大物を釣り上げたので、帰り際に声をかけた。「ビッグフィッシュを釣ったのかい?」「18インチだったが、それはすばらしいレインボーだったよ。」「そうかい、すばらしいヤツだったのだね、おめでとう!」 「ありがとう!」


ヘンリーズフォーク(その5)6/29(火)

2010-07-08 | 釣り

062901 (レストランには大鹿とヘラジカがいる)

朝食はいつものレストランでフレンチトーストを注文したが、ボクにはシナモンが強すぎた。

062902 (ちょっと量も多すぎるフレンチトースト)

きょうも鱒釣り、川に向かう。
日中の釣りはなかなか釣れない。いつの間にか流れの中のバイカモが白い花をつけていた。季節は確実に夏に向かって進んでいる。062903

(いつの間にか花をつけたバイカモ)

062904 (白い可愛い花)


土曜に川であったN氏に再会した。彼は、あの後、なんと62cmのビッグフィッシュを釣り上げたそうだ。今年のヘンリーズフォークには大物が多いようだが、それにしても、62cmとは凄い。
そんなレインボートラウトがドライフライで釣れる、本当にこの川は凄い。
彼は、昨日イエローストーン公園内のマジソンリバーを訪れたが、かなり楽しめたそうだ。明日はボク達もイエローストーン公園内の川に行く事した。
昼の帰りにいつもの様にマーケットに立ち寄ると、マーケットのステッカーをもらった。もう、すっかり顔なじみなのかもしれないと思うと、なんだか、嬉しいものだ。
イブニングの釣りに出かけたが、昨日のビッグフィッシュが夢だったかの様に、合わせが旨く行かずにすっぽ抜けを連発してしまった。まったく、進歩がない。

062905 (遠くにこんな怪しい雲が現れたらご用心)

ふと空をみるとサンダーストームが迫ってくる。慌てて川をあがると、他の釣り人達も一斉に川から上がりはじめた。寸での所で大雨に遭遇せずに帰りついた。062906

(たちまち雲が迫って来て雷と雨のサンダーストームが来る)

今日のディナーは奮発してグリルドテンダーロインステーキ、ミディアムにしてはやけに生っぽかった。

062908(もう少し中まで火が通っていればもっと美味しかったと思うテンダーロインステーキ、ここはアイダホ、ジャガイモはさすがに旨い!)