岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

変わらぬ副作用

2011年03月21日 | Weblog
 東日本大震災(NHKは東北関東大震災と呼んでいますね)をテレビで見ていて、人の温かさや前向きな生き方の様子を感ずると自然に涙が溢れてきます。
 自分自身の今の環境とダブらせている自分に気づきます。

 抗がん剤治療は2クール目に入り、3種類から2種類に減りましたが、まだ4日目ですが、感ずる副作用は変わりません。
 
 当初の手足のピリピリ感はなくなりましたが、手足のしびれはそのまま・・・。
 大腸がん特有のガスにも悩まされています。
 そして何より体全体の気だるさや脱力感、倦怠感はそのままで、これからの戦いの主体になってくる気がしています。

 これから4月に向かって新しい体験を積み重ねて、生きている実感を得る日々を送るつもりです。

 早速明日は旭川市上川振興局で開催される上川管内の孤立死を考える講演会とシンポジウムに参加することになっています。13時から16時まで・・・貴重な時間です。

抗がん剤治療1クールを終えて

2011年03月20日 | Weblog
 昨年12月28日に主治医から治療をしなければ余命6ケ月、治療をしても2年との告知を受けて間もなく3ケ月になります。

 大腸がんを原発とする抗がん剤治療のスタートが1月14日。そして3週間を1コースとする治療を3回終えて今月18日に終了しました。

 その間の精神状態はこのブログに綴っていますが、今の心境は余命がどうなったかは当然気になりますが、とにかく活動的な日々を少しでも長く続けたい、社会的な意義のある生き方をしたい、万が一のことも考えてその準備もキチッとしておきたい、という気持ちで日々を送っています。

 現に3ケ月位を振り返って、とにかく課題に対して行動的に解決してきた自分自身を評価しています。副作用や治療に集中するために歯科、眼科、耳鼻科に通院して、対策をして来ました。

 さらに活動の根源になる体づくりのため運動やフィットネス、さらに精神的な安定感を保つための薬の活用も行っています。

 今後も肝臓がんが小さくなったことに成果は感じていますが、以上の気持ちでさらに前向き、積極的な日々を過ごしたいと思っています。

経済復興より人間復興の日本づくりへ

2011年03月19日 | Weblog
 今月13日に発生した東日本大震災をテレビなどで見ていると、いたたまれない気持ちになってしまいます。
 自分自身の病気のことも重なって、今後のことを考えてしまいます。

 大震災の場合、救援→復旧→復興の段階を経ると思いますが、今までの日本は大量の赤字国債を発行して経済復興を政治家は叫んでいました。
 平成7年の阪神淡路大震災の場合も最初はボランティア元年と言われ、ボランティア精神の高揚が言われましたが、結局経済復興に進んでしまい、現代の孤立社会を生んでしまったような気がします。

 今行われている国民相互の助け合い・・・多少不便なってもよい、耐乏生活でもよい、被災者の気持ちを少しでも共有したい、との家族同士、地域社会、国家づくりを行うことが今回の大震災の教訓を生かす道だと確信しています。
 肩を寄せ合い、いたわりあい、支え合っていく国づくりです。

 計画停電もその精神が背景にあると思います。
 買いだめは自己保身のみ・・・そんな日本とはお別れしたいです。

 赤字国債による経済復興は日本を破たんに導くだけですね・・・高速道路の社会実験の廃止など予算の組み替えによって復興資金を捻出することを政治家は行い、その分国民は互いに耐える共助の気持ちを養う社会です。

 がんとの闘いの中で、そんなことを考え、自分自身のすべきこと、シーズネットの役割などを考えた3連休の初日でした。
 経済力が低下しても、国民同士の共助があれば、豊かな日本は取り戻せます!

 みなさんはどう思われますか?

抗がん剤治療最初の評価

2011年03月18日 | Weblog
 大腸がんを原発とする抗がん剤治療を1月14日からスタートし、3週間ごとに点滴と投薬の3種類の抗がん剤を投与を受けてきました。
 
 今日そのサイクルでの3回目が終了し、CT検査ではじめて治療効果を確認して、今後の投与を決めてきました。

 治療効果はお陰さまで主体の肝臓がんは治療前の3分1程度に縮小しており、他の転移がんもかなり小さくなっていることが確認できました。
 多くの皆さまのお陰と感謝しています。

 そのため今日から3種類の内1種類をカットして、点滴と投薬各1種類の抗がん剤投与を新しく3週間×3回実施することになりましたが、問題になったのは以前鼻血が止まらない副作用がありましたが、その抗がん剤は継続投与になったため、主治医から耳鼻科の紹介を受け、抗がん剤投与の可否について急遽診察を受けることになりました。

 北海道消化器科病院の近くにある天使病院の耳鼻科の紹介を受け、結果的には鼻の粘膜の焼灼手術を受けて出血を抑え、抗がん剤投与の許可を得ました。

 そんなことで2回病院を往復して午後2時過ぎから新しい抗がん剤投与がはじまり、1日バタバタして、疲労困憊の1日になりました。

 それでも結果的に治療効果が大きいとのことなので、今月の体調の動向を見て、4月以降の行動スケジュールを決めたいと思います。

 多くの方々のお力添えに感謝します。
 まだまだ油断はできませんが・・・。


孤立死をなくす地域づくり

2011年03月17日 | Weblog
 今朝札幌市庁舎内で、今年度の「さっぽろ孤立死ゼロ推進会議」が開催されました。
 私たちNPO法人シーズネットが札幌市からその事業を受託していますので、ぼくも委員のひとりとして出席しました。

 今までは町内会やマンションなど小地域が見守り活動の主体でしたが、今回はさまざまな民間事業者の協力を得ながら複合的な見守り活動の展開が特徴になっています。
 新聞販売店、スーパー、配食事業者、食堂などさまざまな事業者が協力して下さることになりました。

 各事業所も地域の人々の存在を意識して下さるキッカケになれば、大きな価値のある活動になるのではないかと思いますし、そのような方向で推進したいものです。

仙台の親友

2011年03月16日 | Weblog
 今回の大惨事で仙台に住んでいる親友のことが気になり、安否確認のメールを打ちましたが、昨夜本人から元気である由の電話があり、ホッとすると同時に話をしている内に自然に涙が滲んできました。

 彼は仙台市内のマンションに住んでいますが13階に居住していたようで、建物は無事だったようですが、部屋の中は全て倒れて足の踏み場もない状態だったとか・・・。

 彼自身は今仙台市内の老人ホームの役員をしており、老人ホームには自衛隊から食事など必要な物品は運び込まれているようです。

 その話を聞いて、在宅の要介護者への支援はどうなのか、といことが気になりました。国は施設より在宅と言っており、その流れが急速に進んでいますが、このような災害の時は置き去りにされる危険性はないのか、との危惧の念を持ちました。このような災害も想定しながら在宅ケアについて考えてほしいものです。

事務スタッフの皆さん、ごめんなさい

2011年03月15日 | Weblog
 一昨日外出中にマイカーや自分のデスク、さらに家の鍵束を落としたとして、昨日は事務所で早朝から合鍵屋さんを探して頂いたり、デスクの鍵をこじ開けて頂いたり、事務スタッフの方々に随分ご迷惑をおかけしました。

 ところが今朝自分の手提げかばんからティシュペーパーを取ろうとして、かばんの奥底になつかしい自分の鍵束があるのに気づいて、びっくり!

 どうやら外出時に持ち出したと自分で思い込み、身の回りを探さなかった結果のようです。思い込みの危険性を痛感した次第です。

 事務所で皆さんの手数を煩わせたことに・・・深謝!
 ごめんなさい。

 今日は午前はサンシャイン総合学園で2級ヘルパーの養成研修を担当しましたが、1時間以上話すことが出来、ホッとしました。
 午後は歯科医通院でぐらついている歯を人口義歯と入れ替える手術を受けました。かなり緊張しましたが、いつの間にか終わっており、これもホッとしました。

 福島原発の放射能漏れ!
 我が国の行く末が案じられます。

札幌市の地域福祉社会計画策定委員会へ

2011年03月14日 | Weblog
 朝から事務所に行き、15時から札幌市庁舎内で開催された標記委員会に出席しました。

 前回は抗がん剤治療で検査入院した翌日でしたので参加できる状態ではなく、副委員長と言う肩書きも与えられているため15時に体を調整しての参加でした。

 地域福祉にはもともと関心があり、市民がどう関わり、自主的に地域活動に参加するかがテーマになっており、そのための具体策がこれからの課題です。

 私たちの暮らしの3つのテーマである自助・公助・共助の内、自助と共助を地域活動の中にどう組み入れるかが課題だと思っています。

 ただ、抗がん剤の関係もあり、疲れました!
 1日仕事に従事したのは始めてです。

私たちにできること

2011年03月13日 | Weblog
 東北太平洋沖地震のすさまじさはテレビを見ていても、伝わってきます。
 幸いにして被害をまぬかれた私たちにできることは何なのでしょうか?

 多分、高齢者や一人暮らし高齢者の方も大勢おられるのではないかと思います。
 真剣に考えたいものです。

 快晴の日曜日、近くの店に散歩がてらに買い物に行って、カギ束を落としてしまいテンヤワンヤ。交番で紛失届も出したり、歩いたコースを何回も探しましたが、まだ見つかっていません。

 困っています。
 チッポケなことですが・・・。

分譲マンションの今後

2011年03月12日 | Weblog
 昨日から今日にかけての北陸から関東、そして東北、北海道に至る地震と津波の様子をテレビで見ていて、まさにかつての日本映画、日本沈没を思い出し愕然としました。
 自然の脅威と言えばそれまでですが、地球と言う物体が人間の意思とは全く別の生き物として動いていることを実感しています。

 早く静まってほしいと、神に祈る気持ちです。

 土曜日の午後、北海道マンション管理組合の中央区支部から招かれて、シニア人生とマンションライフについて、自分の思いを話してきました。
 分譲マンション管理組合の理事長さん方の定例協議会の場です。

 築30年を超えるマンションが急増し、入居者の年齢も高齢化するこれからのマンション経営をどうするのか、ぼくも入居者のひとりとして気になっています。