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Lauren Royal. 2005. Lost in Temptation. Signet Eclipse Historical Romance.
The Sweet Temptation Trilogyの1作目です。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
Royalは昨年末から気になっていたのですが、初挑戦は期待はずれに終わりました。
各章の最初に代々家に伝わるお菓子のレシピとそのちょっとしたおまじない効果が書かれているのですが、お話の内容とほとんど絡んでいません。
いつも人のいうことはきちんと聞いてきたLady Alexandra Chaseは少女の頃から兄の友達Mr. Tristan Nesbittに片思いしていましたが、Alexandraは侯爵家の娘。TrisはただのMrだし、なにより異性の相手として見てもらえないのでほとんどあきらめていました。
7年後、ジャマイカでプランテーションや農業などの勉強をして帰ってきたTristan。叔父家族が次々と亡くなったため、Hawkridge侯爵となっていました。
Alexandraとの結婚も不可能でなくなったのですが、彼女とも誰とも結婚しないと宣言します。
というのも、彼が叔父を殺した殺人犯だといううわさが社交界ででまわっていたためです。
Alexandraはこの悪いうわさを断ち切ってTrisの名誉挽回をしようと一生懸命になりますが、Trisは夢遊病のために自分でも自信がないのでとにかくやめるようにAlexandraに強く言い聞かせます。
Trisの自分を信用できない気持ちも分かりましたが、家の召使や彼を知る人は誰も彼が殺人犯だとは思ってないのに、もう少し勇気を出して踏み切ったらどうだぁ!と言ってやりたくなりました。
さらに、このお話の矛盾点は、TrisもAlexandraのことが昔から好きだったとか言ってるのに、Trisはこの7年の間に恋した相手が数人いたとか、結婚までいって式当日に自分を捨てた女性がいたことです。え?Alexandraのことは忘れられなかったんじゃないの?って。
ちょっとしたサスペンスありのお話なのに、かなり単調な読み心地でした。
2作目はAlexandraの妹JulianaとStafford伯爵の"Tempting Juliana"で、もう発売されてます。
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