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Sharon Page. 2006. Sin. Aphrodisia Erotic Romance.
官能
リージェンシー!
リージェンシー時代のふりをしたVシネマのようなものだと思っていただければ…。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
Venetia Hamiltonの父はエロティカ専門の画家。でも手の自由が利かなくなってしまった父の代わりに密かに自分がその仕事を引き継いでいました。
実体験はないけど、これまでの父の仕事を見てきているので大丈夫なんだそうです。このお話にはそういう細かいつじつまが合わない部分もあるのですが、この本のポイントはそこではないので、悪しからず…。
この仕事で母親と妹を食べさせていたVenetiaですが、ある日突然、Trent伯爵(Marcus Wyndham)の訪問を受けます。
MarcusはVenetiaが密かに父の名前を借りて絵を描いていたことを知っていたばかりか、彼女に経験がないことが絵に出ているとズバリ指摘。
Venetiaはもうこれで自分のキャリアは終わりだ、妹や母にはどうやって食べさせていこうと愕然としていると、Marcusは生まれたばかりの彼の甥の肖像画の依頼をします。そしてこれからVenetiaの肖像画家としてのキャリア設立を手伝うことも約束します。
(ここまで平和に見えるあらすじですが、最初からすでにホットです)
が、しかし。Venetiaは後日ある娼婦から手紙を受け取ります。
手紙は、Venetiaと父の秘密を知っている、ばらされたくなければ金をだせという恐喝の手紙でした。
この娼婦なんですけど、ちょっと前にHRHでチョロっと紹介したHarriette Wilsonというリージェンシー時代No1の実在した高級娼婦のやったことをそのままお話に絡ませてありました。WellingtonがHarrietteの恐喝に対して送った返事もそのまま。
そして、こんなお金は払える可能性はない、なんとかこの娼婦と話をつけてこようと、彼女が参加するハウスパーティーへVenetiaも乗り込むことに。
もちろん、普通のハウスパーティーじゃぁないです
そして、もちろん同行してVenetiaを「守る」ことになったのはMarcusでした。
今までエロティカはそんなに読んだことがあるわけではないんですけど、その中でもこのお話は特に私にとっては「禁断」盛りだくさんでした。
これぞ、Sin…。
個人的には「私はこれはしない…」ということを作者は普通にお話に盛り込んでいるので、私のようにタジタジしてしまう読者もいるかもしれません。
とにかく、お尻を使ったシーンが多いんですが、これが大丈夫という方や嫌という方、興味がある方、と色々別れるかもしれません。
自分がタブーだと思っていることを読んだりして、しかも楽しんでしまったらなんだか自分が変体のようだと思ってしまうかもしれないですけど、実際に自分でやってるわけじゃないですからね!
私にとっても「これはチョッ…」って思うシーンは最初から最後までたくさんあったんですけど、でもとってもエロチックで楽しめました。
これを読んで解放されて下さい
色んな意味で…
官能リージェンシーと聞いて、どんな作品かなあと楽しみにしていました。
しかし、最近のロマンス界の官能ブームは目を見張るものがありますね。
Aphrodisiaとか、AVON REDとか、いつの間にかそれ専用のレーベルまで登場しているんですものね。
日本でもEllora's Caveの作品が何冊か翻訳されています。評価はやはり作品の出来によるようですね。
私も何冊か読みましたが、なかなかこれは、というものはないものです。細かいことは言いませんが、最低限h/hのchemistryがないと味気なくて。
”Sin"は表紙がユニークですね。
どうしても二人のおへそとのあたりに視線が引き付けられてしまって…(笑
あらすじはなかなか面白そう。読んでみたくなりました。
官能ものは原書で読むに限りますね。
これを翻訳で読む気はちょっとしないです。
『パンチ』誌の表紙載せてくれたんですね。イラストはリチャード・ドイルでしょうか。
『パンチ』のcartoonは、リージェンシーの風刺版画と比べると、卑猥な部分がすっぽり抜け落ちているのが時代を表していますよね。
前に誰かの作品で、女の子がプリントショップでお買い物、というような場面があったと記憶していますが、今はそんなこと許されていたの?と疑問に思っています。
>最近のロマンス界の官能ブーム…
そうですね!確かにこんな風にジャンル分けされだしたのは最近ですよね。
出版社側とかレビューアーが「これはエロティカ」と呼び分類されてたものとは違い、これは完全にレーベルが違いますからね。
で、気になってたので、今回1冊…となりました。
あらすじは確かにまあまあなんです。
ミステリー?みたいなのもあるっていえば、あります。(でも期待しないで…
でも、H/Hの間に啓蒙的な会話はありません…。ロマンスはかなり薄いし。
Vシネマの小説版だと思ったほうがいいかと思います^^;
>表紙
爆)
(でも、わかる…うんうん
買う前に詳しくは見てなかったので、別に何とも思ってなかったんですけど、いざ手元に届いたら…^^;
でもね、この男性の手が一番いやらしい感じで写ってるんですよ。間近で見ると。
翻訳されたその作品も、このSinも、やっぱりエロスは個人の好みがあるので、賛否両論になるでしょうね。
私は、このSinは、お話は概ね良かったと思うし、エロスは私にとってはタブーが多かったけど、登場人物達が楽しんでいる様子が解放的で印象的でした。
男性が好き勝手に振る舞い女性を支配するポルノとは違い、こういうお話は女性の視点から捉えたエロスなんですよね。
女性の快楽を女性自身が自ら追及しているので、そういう点もこの最近の官能人気の秘密なんだと思います。リージェンシーだけに限らず。
>Punch
確か、リチャード・ドイルだったと思います。
"Punch"と"Caricature"で検索したら一番たくさん出てきたのがこれだったので、適当に…
官能リージェンシーはあともう一冊、"Ask for it"も買ってあるんです。
QuinnとかEnochの新刊はもう後回しかしらん
でも、こういうののレビューをやると、ロボット検索で色んな言葉がヒットしてしまって、信用できないサイトからコメントやTBが来てしまうんです。
だから承認制に変えさせてもらいました。
すぐにご自分のコメントを確認されたいと思うのですが、申し訳ないですけどこれでしばらくはご勘弁下さいマセ…