ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

Bride Enchanted

2009年11月04日 | L
Edith Layton. 2007. Bride Enchanted. Avon.

なんだか狐につままれたよう…。
ヒストリカルのパラノーマルです。



Eve Faradayは知性も兼ね備えた美人だけど、まさかロンドン社交界で一番の花婿候補で、誰もが憧れる容姿のAubrey Ashfordから求婚されるとは思ってもいませんでした。

突然の彼の交際の申し込み、そして求婚という展開にとても懐疑的なEveだけど、彼の魅力のせいで判断が鈍りそう…。

色々考えた結果、Eveはこんなチャンスはもう二度とないだろう、しかもAubreyのなんとも説明しがたい引力のような魅力に抗うことができず、結婚の申し出を受けます。

短期間の間にAubreyと出会い、交際、結婚にまで至ったEveは、Fair Isleという彼の故郷で彼の屋敷で暮らし始めると、謎めいたAubreyに対し本当に私は彼の本当の姿を知っているんだろうかと戸惑い始めます。Aubreyにはどこか魔法がかったようなオーラが…。

実はAubreyは普通の人間ではありませんでした。が、Eveに対する気持ちは誠実で、真実そのもの。

Aubreyが自分が何者であるか真実をEveに告げて初めて、2人の結婚生活が一生続くものかどうか、2人の愛は本当かどうか試されるのです。

                 

随分前に読んで、私好みのコテコテリージェンシーではなかったのでがっかりしたのを覚えてるんだけど、題名の通り"魔法がかった"このお話、とても印象に残ってます。
ロマ小の世界では"Enchanted"はよく、「彼の魅力という魔法にかかった」という感じで比ゆ的に使われることが多いので、その類の題名だと思って手に取った一冊。
本当に魔法系でした。
でもバリバリのパラノーマルってわけでもなく、おとぎ話のような柔和な感じでおさまってます。



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