ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

The Devilish Pleasures of a Duke

2008年02月25日 | H-I
Jillian Hunter. 2007. The Devilish Pleasures of a Duke. Ballantine.

「まさか少女小説に変わってないよね?」と思ったほどちょっと表現など幼稚な感じがしたのですが、ラブシーンが始まると「アワワ」。やっぱり普通のロマ小でした。

Story:      
Dialogue: 
Hero:       
Heroine:   
Sensuality:

公爵家の跡継ぎAdrian Ruxleyは放蕩者で有名ですが、女性が襲われそうになっているのを見て見ぬ振りするような輩ではありません。
友人に招かれて突如出席することになった結婚式の場で、Emma Boscastleがある男性からしつこく言い寄られているところに救出に入りますが、Adrianは大怪我をしてしまいます。
結果、Emmaの自宅・兼・学校がある邸宅(結婚式会場でもあった)で看護してもらうことに。

常に生徒の見本でなくてはいけないと信じていて、四角四面で厳しいと定評のEmmaですが、容姿端麗で本当は優しく、Adrianの好みそのもの。彼女が心配してくれるのが嬉しくて、回復してもずっと彼女の側にいたくなります。

Emmaは、生徒達の手前、こんな女たらしとは仲良くすることも許されないと分かっているのですが、Adrianに近づけば近づくほど彼に魅了されてしまう自分のことが信じられません。
同時に、教師としての気質から、彼をきちんとした紳士に改造しようと試みますが、ことあるごとにAdrianから誘惑に負けそうになってしまいます…。

              

全体的にこのお話はあまり深みがありません。
Emmaの魅力がこれといってないというか、どんなシーンからも伝わってきません。
Adrianのキャラクターや、彼の家族との問題もあまり掘り下げていないことなども原因かと。


Julia QuinnのBridgertonシリーズとまではいかないけど、このBoscastle家シリーズもボチボチ読まれているようですね。
Book1とこのBook6は比較的アマゾンでの評価がいいので読みましたが、あとは、うーん、どうしようかな…というところです。


Book1: The Seduction of an English Scoundrel
Book2: The Love Affair of an English Lord
Book3: The Wedding Night of an English Rogue
Book4: The Wicked Games of a Gentleman
Book5: The Sinful Nights of a Nobleman


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