ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

The Bride's Necklace

2008年01月31日 | M-N-O

Kat Martin. 2005. The Bride's Necklace. Mira Historical Romance.

Necklace三連作の
Book1。
邦題は『花嫁の首飾り』だそうです。

Story:        
Dialogue:   
Hero:         
Heroine:     
Sensuality:  

Whitting家に受け継がれる家宝、真珠とダイアモンドのネックレスはいわくつき。
そのネックレスを見につける者には最大の幸福が訪れる - 幸福に恵まれなかった場合は最大の不幸に見舞われる…。

変なジンクスですよね。
このネックレスがなくても、だいたい人の人生なんて幸・不幸の入れ替わりだし、人が幸・不幸を感じるのはだいたい主観によるし。

もとい。

とても美しいけどまだうら若い妹Clareが義父の性的いたずら、果ては暴行の標的になると分かると、姉のToryはお金になりそうな家宝のネックレスを持って妹と家を出ます。

上流出身のお嬢様2人、しかもClareは美人で心は優しくてもお金を稼ぐことに関してはまったく役に立ちません。Toryが困り果てて絶望のふちに立たされていた時、幸運にもBrant伯爵家のハウスキーパーとして雇ってもらうことになります。

最初は妖精のような雰囲気を漂わせるClareに目が行ったBrantですが、すぐに知的なToryのほうが気になり始めます。どうしても最初はClareの美貌の影になってしまうToryですが、実は彼女も魅力的。

Toryももちろんハンサムで危険な感じの伯爵に惹かれていきますが、身元がばれるのを避けるためもあり彼には本当のことは話せません。
でも徐々に、逃亡の生活の疲れや、好きな人に全てを話すことができない心の疲れからToryは一夜だけでもと伯爵と一夜を共にします。

                  

フランスで戦争捕虜として捕まっている伯爵の親友を救い出す計画もお話に絡んできます。次のお話のヒーローとなる人で、かなり興味深いです。いわゆるWounded Heroですか。

1作目のクライマックスともなったこの救出劇自体や、この救出作戦でToryが買って出た役など、ちょっとそれはないでしょと思った部分があったのでハートマークは減りましたが、全体的には軽快で楽しめました。


Book2: The Devil's Necklace
Book3: The Handmaiden's Necklace
このトリロジーは2005年内に終了しています。翻訳ももう3作目が出たのかな?

そして、注目・期待のヒストリカル新シリーズ:
Book1: Heart of Honor (作者ページへリンク)

Book2: Heart of Fire



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (由良)
2008-01-31 20:18:43
こんばんは。
三作とも翻訳されています。
花嫁の首飾り,海風の追憶,永遠の旋律
の三部作です。
あまり覚えていないんですが,2作目が面白かった気がします。

Anne Gracieの"The Perfect Waltz"やっと読み終わりました。途中で放っていたのですが再開してみると,おもしろくて。1作目から読んでみようかなと思っています。

ところでKさん,
先週くらいにメールフォームからメールを送ったのですが,届いたでしょうか?
確認していただけますか?

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Re:由良さん (K)
2008-02-01 08:05:48
おはようございます☆

翻訳タイトル、3つとも全部教えていただいてありがとうございます。
2作目が面白かったんですね。私も近々チェックしておきます。(未読の山が増えてて…)

私も先日、The Perfect waltzを読みました!
いいですよね。なかなか本格的なスタイルが印象的でした。


由良さん、メールフォームは届いてませんよぅ
何か不具合でもあったのかもしれないと思い、自分でも送ってみましたが、何も問題はありませんでした。
もう一度、今度は直接こちらへお願いします
ivanhoe_station@mail.goo.ne.jp

ではでは。
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