Nicola Cornick. (1998) True Colour. Mills & Boon.
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
James、Mullineaux侯爵が7年ぶりにイギリスに帰って来たその日出くわした相手とは、Lady Alicia Carberry。7年前にJamesとの婚約を一方的に破棄し、もっとお金持ちの相手と結婚してJamesの心に傷を残したAlicia。
AliciaはJamesといつか再会するのは免れないだろうとは思っていたが、Jamesの彼女に対する嫌悪は想像以上。7年前、彼自身のプライドを守るために彼女に汚名を着せて海外へ去って行ったのはJamesのほうなのに!とAliciaもだまってはいられません。
そんな二人はなぜかあちこちで鉢合わせしてしまい、ケンカばかりしてしまいますが、Aliciaの一度ひどく傷ついた心はもう耐えられそうにありません。
Jamesはしかし、7年前に本当は何が起こったのか真実を聞き出そうと決心します。
コテコテのリージェンシーでかなり満足度高し。
Cornick自身がイギリス人なので、作品が全体的に自然な英国風。もちろん筆力もアリ。
アメリカ人作家達との差異が明らかで、彼女の真のリージェンシーロマンス作家としてのプライドも伺えます。
お話の内容に関しては、ヒロインがどうしてJamesとの婚約をドタキャンしたのか、本当の理由が案外早く分かります。他の作家だったら、それをネタにズルズル引きずる所だと思ったので、スッキリしていて気分が良かったです。
二人が何度も鉢合わせしケンカするシーンでは、二人の傷づいた気持ちもよくわかり泣かせる一方で、本当はまだ心の底でつながっていることもわかります。なので次に二人が出くわしたら関係はどう変わるのかと、読み進まずにはいられません。
だからなのか、途中、時々ペースが遅いと感じる部分は多少ありましたが。
主人公達の会話はBaloghほどの質はないけど、リージェンシー時代に忠実な言葉遣いで、どっぷりその世界へ引き込まれるので、Dialogueの評価はハート4つと半分になりました。
ロマンスノベルお約束の湯気の出るようなラブシーンがないのですが、このお話はロマンスがいいので、私はかなり終盤まで気付きませんでした。
私にとっては初のCornick。他の作品も要チェックですね。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
James、Mullineaux侯爵が7年ぶりにイギリスに帰って来たその日出くわした相手とは、Lady Alicia Carberry。7年前にJamesとの婚約を一方的に破棄し、もっとお金持ちの相手と結婚してJamesの心に傷を残したAlicia。
AliciaはJamesといつか再会するのは免れないだろうとは思っていたが、Jamesの彼女に対する嫌悪は想像以上。7年前、彼自身のプライドを守るために彼女に汚名を着せて海外へ去って行ったのはJamesのほうなのに!とAliciaもだまってはいられません。
そんな二人はなぜかあちこちで鉢合わせしてしまい、ケンカばかりしてしまいますが、Aliciaの一度ひどく傷ついた心はもう耐えられそうにありません。
Jamesはしかし、7年前に本当は何が起こったのか真実を聞き出そうと決心します。
コテコテのリージェンシーでかなり満足度高し。
Cornick自身がイギリス人なので、作品が全体的に自然な英国風。もちろん筆力もアリ。
アメリカ人作家達との差異が明らかで、彼女の真のリージェンシーロマンス作家としてのプライドも伺えます。
お話の内容に関しては、ヒロインがどうしてJamesとの婚約をドタキャンしたのか、本当の理由が案外早く分かります。他の作家だったら、それをネタにズルズル引きずる所だと思ったので、スッキリしていて気分が良かったです。
二人が何度も鉢合わせしケンカするシーンでは、二人の傷づいた気持ちもよくわかり泣かせる一方で、本当はまだ心の底でつながっていることもわかります。なので次に二人が出くわしたら関係はどう変わるのかと、読み進まずにはいられません。
だからなのか、途中、時々ペースが遅いと感じる部分は多少ありましたが。
主人公達の会話はBaloghほどの質はないけど、リージェンシー時代に忠実な言葉遣いで、どっぷりその世界へ引き込まれるので、Dialogueの評価はハート4つと半分になりました。
ロマンスノベルお約束の湯気の出るようなラブシーンがないのですが、このお話はロマンスがいいので、私はかなり終盤まで気付きませんでした。
私にとっては初のCornick。他の作品も要チェックですね。
最近、日本ではコーニックがたくさん翻訳されていて一大ブームな感じです。原書と読み比べるのも楽しいんでしょうね。
それでは、これからもよろしくお願いします!
ヒストリカルロマンスファンと出会えてうれしいです!ロマンス小説ファンはたくさんいても、ヒストリカルが好きという日本人の読者にはなかなか出会わないんです。
コーニック、日本ではブームな感じなんですね。最近、こちらオーストラリアでも沸いてきてるんですョ!
こちらこそどうぞよろしくお願いします。またそちらにもお邪魔させていただきますね。