みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
「変わってるから結婚できない」と言われた男の婚活
山本早織
今回は周りから絶対に結婚できないと言われ続けた男性の成婚ヒストリーをもとに、「婚活は36歳までに始めたほうがいい理由」を解説させていただきます。
幸太郎さん(仮名・42歳)と初めてお会いしたのは、別の結婚相談所に入会した直後のこと。「結婚したい」という意思は行動から感じたものの、その後も一年以上結婚にはつながらずにいました。
とても友人の多い方ではありましたが、周りの男性からは「幸太郎は変わってるから結婚できないよ」と言われ続けてきたそうです。
当初、入会していた相談所ではなかなか望むような成果を上げることができなかったこともあり、私の相談所に入会し、婚活を改めてスタートし直しました。
仕事で結果を残しているからこその遠回り
「前回の相談所で結果が出なかった理由はなんだと思いますか?」と聞いたところ、「結婚相談所は申し込みのシステムが独特で面倒。それが嫌だった」と即答。
実はこのような意見を持つ人は経営者か個人事業主の方にとても多い傾向にあります。
マイルールで成功されてきたからこそ、周囲に「これをしなければならない」と言われるのがとてもストレスなのです。ただ、求めてるものに対して全力で行動する力はある。
なので、このようなマイルールを重視する男性の多くは、自分が信用しているものに関しては速やかに決断し、行動をしてくれます。
私は幸太郎さんに「わかりました。できる限りご紹介していきます。が、手作業のご紹介はシステムを利用するよりも母数が少なくなり、一回一回がとても重要になるので、本気で大切に必ず交際が続くような人間関係を作ってほしいです」と伝えました。
すぐに好転しなかった婚活
しかし、幸太郎さんの婚活はすぐにうまくは進みませんでした。
女性をご紹介しても、「なんか違うと思う……」とプロフィールの時点で断られたり、お見合いにつながっても「なんか違う気がする」と、すべて感覚的な言葉で私にフィードバックしてきました。
さすがに私も、「え~! こんなにいい人もダメならなんなの~!!!」っとがっかりすることも多く、次第に「この人は結婚したいのだろうか?」という疑いさえ感じるようになりました。
結婚へのスピードを加速させたのは…
周りからも「結婚できない」と言われているのは、そのような行動があるからなのではないか? そんなふうに感じていた頃、私は幸太郎さんとお会いするタイミングを作り、もう一度、お話をしました。
そのときの幸太郎さんは、今まで感じたことのないくらい「結婚する」という決意を私が感じました。私も「あ、この人結婚するな」と初めてそのときに感じ、彼を女性に紹介することに自信を持てたのです。
結局、人が人をつないでいくこの仕事は、サポートする側の自信と、本人の自信がとても重要。幸太郎さん自身が、仲人を動かしたように感じます。
自身の本気が周囲も本気にさせる
結婚相談所に限らず、心から自分のために行動したいと思ってくれる仲間がどれだけいるか? これは恋愛に限らず仕事でも運命を掴むためにとても重要です。
幸太郎さんの本気を肌で感じ、「もしかしてこの人なら合うのではないか?」と脳裏に浮かんだ紹介相手に幸太郎さんは一目惚れをし、出会ってから2か月半で8歳年下の女性と成婚をしました。
婚活よりも成婚後が本番
実は40代男性の結婚は成婚後の方がはるかに大変なことに気がついている人はどのくらいいるでしょうか?
どれだけスピーディに人生設計をするかが問われるわけです。
お相手女性の年齢にもよりますが、成婚後の人生設計をしてみると、妊活やマイホームの購入などタイムリミットとなる大きなお買い物もあります。45歳で子供が生まれたとしたら20歳になる頃には65歳になります。
一番お金のかかる時期と一番稼ぐことのできる時期がズレてしまうわけです。さらには親の介護や自身の医療費など一気に出費することが増えていく可能性もあります。
婚活の優先順位を上げる必要性
私は婚活を支援するなかでたくさんの幸せな男女を見送ってきました。結婚は一人では得られない幸せを掴むことができます。しかし、しっかりと計画的に考えるべき人生の一大プロジェクトです。
男性は36歳まで独身だった場合には、本気で婚活を考えることをおすすめします。仕事や趣味、友人関係などほかに時間を使いたいことはたくさんあると思いますが、残りの時間の使い方は改めて見直す必要があります。
本気で結婚したいのであれば、36歳を超えてる場合は婚活の優先順位を上げていく必要があると結婚をサポートする立場から強く感じています。 ぜひ人生を考えるきっかけにしてくださいね。