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東大生、スマホ全盛の今でも「新聞で受験勉強」を勧めるワケ ネット記事や動画にはない強みとは?

2024年04月01日 15時03分10秒 | 受験のこと


東大生、スマホ全盛の今でも「新聞で受験勉強」を勧めるワケ ネット記事や動画にはない強みとは?

2/28(火) 10:31配信
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受験対策における「新聞」のメリットとは?(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。 その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。

漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。 

【漫画を読む】「ドラゴン桜2」で、英語教師のナベ先生が新聞を読むメリットを語るシーン

そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。 第52回は受験対策に「新聞」を使うメリットについて、現役東大生の黒田将臣氏が解説します。 この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。

 ■新聞を読んでいる人のほうが東大合格しやすい 

 2月25、26日(理科三類は27日まで)に東大の入試が実施されました。今は多くの受験生が3月10日の合格発表のときをじっと待っています。


 ところで、東大入試では「新聞を読んでいる人のほうが合格しやすい」ということが昔からよく言われています。今日はなぜ、受験対策で「新聞」が有効なのか、お話ししようと思います。まずは以下の漫画をご覧ください。『ドラゴン桜2』の1コマです。  

いかがでしょうか。みなさんは新聞を読んでいますか。あまり読んでいないという人も多いと思うのですが、僕は受験生になって初めて、新聞を読む習慣を持つようになりました。新聞で得た知識などをもとに入試問題を見ると、「あれ、この話ってこの前新聞で読んだかも」とわかるようになって、かなり勉強になったことを覚えています。

 ただ、こういう話をすると、毎回学生からはこんなことを聞かれます。  「でも、テレビのニュースでもいいんじゃない?」  
「ネットの記事でもいいじゃないか?」 
 「最近だったらYouTubeでもいいんじゃないの?」

  と。確かに知識を得るという点だけでいうならば、オンライン媒体のほうがいいという面もあるでしょう。それに、スマートフォンでちょっとした時間に見ることができるというのは大きなメリットだと言えます。

■「紙」で文章を読む訓練は重要  
しかし僕は、それでも新聞という紙のメディアを読むべきだと思うのです。その理由は、2つあります。 

 第一に、試験問題も紙で作られているため、文章を読む訓練もまた紙で行うべきだからです。  

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 第二に、先ほどの漫画でも触れられていましたが、試験問題を作る大学教授もまた、新聞を読んでいる場合が多いです。そして試験問題を作る人と同じ行動を取るということ自体が、実は重要なことなのです。







 ただ、こういう話をすると、毎回学生からはこんなことを聞かれます。

  「でも、テレビのニュースでもいいんじゃない?」 
 「ネットの記事でもいいじゃないか?」 
 「最近だったらYouTubeでもいいんじゃないの?」  

と。確かに知識を得るという点だけでいうならば、オンライン媒体のほうがいいという面もあるでしょう。それに、スマートフォンでちょっとした時間に見ることができるというのは大きなメリットだと言えます。


■「紙」で文章を読む訓練は重要  

しかし僕は、それでも新聞という紙のメディアを読むべきだと思うのです。その理由は、2つあります。 

 第一に、試験問題も紙で作られているため、文章を読む訓練もまた紙で行うべきだからです。  

電子で小さい画面で読んでみたり、動画を見たりするのと、紙に書いている文章を読解するのは、やはりニュアンスが大きく違うのです。紙で文章を読む訓練を積むことはとても重要だと言えます。 

 第二に、先ほどの漫画でも触れられていましたが、試験問題を作る大学教授もまた、新聞を読んでいる場合が多いです。そして試験問題を作る人と同じ行動を取るということ自体が、実は重要なことなのです。

 毎日のように新聞を読み、その内容を理解し、世界のことを知る習慣を持っておく。この習慣自体が、非常に大きな意味をもつ、重要なことだと言えます。

 ■東大に入ってからも「新聞を読もう」と言われる  

東大の入試では毎年、新聞に載っているかなり時事的な内容が出題されています。 

 今年の試験でも、地理では話題の「人新世」が出題され、国語の文章では「仮面と身体」という題名の、今のマスク社会を標榜するかのような問題が出題され、英語ではSDGs関連の文章やリモートワークに関連した問題が出題されていました。


 ちなみに、東大にいると「新聞を読もう」ということを先生から何度も言われます。入学式でも東大総長が「新聞を読みましょう」と新入生たちに呼びかけた年もあり、新聞を読むことは重要だと東大自体が考えていることは明白です。  

もちろん読む習慣がない人にとっては少し面倒に感じるかもしれませんし、それをやるんだったらその分参考書でも読みたいという受験生もいるかもしれませんが、それでもこれからの入試では、時事ネタを拾って読解する能力は求められてくると思います。

 また親御さんは、子どもと一緒に読んでみるというのもいいと思います。新聞の読み合わせをやってみるわけです。そしてその感想を話してみたりすると、新聞を読むのが家族で楽しくなります。

  ぜひやってみてください! 

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