アイ!サラマッポ in バギオ

フィリピン人介護者のケアを受けながらの、フィリピンでのインディペンデント・リヴィング…、心の赴くまま、ここに記します。

春分の日の真夜中の不愉快な珍事に気分はダーク…。

2009-03-21 13:00:57 | フィリピン-バギオ

<写真> 時にはこんな夕闇も(不気味)…。家の前庭-2月撮影

 20日の真夜中のこと…。大声で騒ぎまくる連中に目が覚めました。
 私の住んでいるコンドミニアム1階の部屋に、どこからともなく大勢の騒々しい大声が飛び込んできました…。午前0時の少し前、介護者二人もさすがに目を覚ましたようです。
 しばらく我慢して眠ろうとしましたが、とてもとても…。とても「まともな」人たちとは思えません。タガログ語(イロカノ語?)とも英語とも韓国語とも分からないような、聞き取りにくいグダグダの叫び声が、静寂な夜のとばりを打ち破りました。
 一人の若い(?)女が、叫ぶように、とても上手いとは言えない歌を歌っていました。そのうち、私のユニットの上の階の乳児がいつものごとく泣きわめき始め、そのさらに上の3階の、2~3人の韓国人男子学生が大声で何かを話し始め…。最悪の事態になったはずですが、近くにいるはずの3人のセキュリティ(警備員)は、注意も何もしていないようで…。
 そのうち、午前1時半頃に、その大声で歌を歌っていたであろう若い女が狂ったような奇声を発し、怒っているのか、泣きわめいているのか分からない、何とも動物的な叫び声に、何かただ事ではないことが起きたのでは…と胸騒ぎがしました。
 夜勤のマリアさんがドアを開けて外の様子を見ているような気配…。彼女を呼んで、何が起きたのか尋ねると、どうも夕方着いたお隣さん一家のようで、かなり飲んだくれ奇声を上げているその女は、一人の男に抱えられながら、コンドミニアムの横の階段を上がっていったとか…。通りすがりに、家の入口で様子を伺っているマリアさんに気付いた彼女は「エーッ、ナニヨー?」っといった感じで泥酔状態。「警察を呼ばれたら困るじゃんか…。」と男がその場から彼女を連れ去ったそうです。サリサリストア(雑貨屋)にビールを買いに行ったようで…。そのうちにジェンさんも起きてきて、二人であきれ顔…。

 いつも、このお隣一家は、週末などに2~3泊して、またいなくなるのですが、必ずと言っていいほど真夜中から明け方にかけて騒ぎまくるのです。
 10月中頃にここへ越してきた私が、初めてその一家の節度のなさに気付いたのは、確か万聖節(こちらのお盆)前のハロウィーンの日。深夜2時過ぎ、突然大声で叫びながら家の前庭の遊具で遊び始めた大人たち。到着するや否や(?)ビールを飲み始め、ブランコやシーソーで大騒ぎすること一時間以上…!よく眠れずに明けた朝、介護者に頼んでその不愉快な出来事をコンドミニアムの事務所に報告してもらいましたが、「ああ、あのユニットの大家の息子たちね、きっと…。」とさらりとかわされたようです。
 その2日目の真夜中には自転車なんぞを乗り回してやはり午前2時頃まではしゃぎまくり、3日目の深夜には何やらジャラジャラという音とともに時々「ギャーッ!」「アーイ!」と歓声が…マージャンです。いつも酒が入るらしく、とにかく声がでかいのです。

 それ以降、その一家がやって来ると、私たちは覚悟を決めて、ただひたすら耐え忍ぶことにしているのです。聞くところによると、アロヨ大統領出身地のパンパンガからやって来るようです。そして、事務所に、介護者を通してその苦情を報告して以来、私は事務所から「騒々しいのが嫌いな人」…と見られるようになり、「クリスマスはかなり賑やかになるから、どこかへ避難したら…?」とまで言われる始末。あきれて、「そういうことじゃない…。」と反論する気にもなれない私たちでした。その事務所への苦情は、どういう形でその一家に伝わったか知りませんが、その一家も私の存在が煙たいようです。

 さて、今朝も、まだ夜も明けないうちからまた大声で何事か叫んでいましたが、お昼の今もまた、ブランコに乗りながら奇声を張り上げて下手な歌の大合唱…。どういった家族かは知りませんが、大金持ちで、周囲の迷惑など考えもしない、身勝手な人たち、まともでないことは確かです。「Money is power.」…金がすべて、金で世の中をどうともできる、といった感覚の人たちです。そのことを、家族十数人の誰一人気付かない、奇声の歌声が近所迷惑だと注意しない、その一家にはそれが当たり前なのでしょう。
 しかし、その真夜中の騒音に対して、周囲の誰一人として文句も言わないというのは、よほど力を持つ一家なのでしょうか。フィリピンではよく、警察とコネがある実力者(?)であれば、たとえ嫌いな奴を葬り去ったとしても、わずかなお金を握らせ、事件をも闇に葬ることができる、と聞きます。
 
私も、自分の身を守るために「黙認」というより「無視」するように心がけています。運悪く、相手が薬漬けの頭のいかれた連中であればそれで終わりです。

(…でも、こういう人たちは、フィリピンであればどこへ行っても多少はいるものです。そして、周囲もさほど気にかけないようです。)

 ちなみに、バギオ市には、「カラオケ等による騒音は夜10時までとする。」という、他にはない市の条例があるのですが…。

…今夜に備えて午後は少し昼寝したい…が、外がうるさくて無理そう。
…という訳で今日の気分はダーク。
…この記事を読んでダークな気分になった方がいたら失礼しました。