FFKKRのサイトにステパノワちゃんとブキンくんのインタビューが出ていたのでご紹介。
インタビュアーはタチアナ・フレイドさん。
FSUで英訳してくれていた方がいたので、そこからの重訳です。
(A: アレクサンドラ・ステパノワ、I: イワン・ブキン)
Q: ここでの勝利を予想していた?
A: いいえ。ここでドイツチームに挑戦するつもりはありませんでした。彼らのほうが年上だし、経験もあるし。ネッリとアレクサンダーは興味深いチームです。個性的で、クールな考えや発見を持っている。だから、ここで勝てたのはとても良いスタートですね。
I: これから練習を積んで行く上で、いい土台になります。もちろん、トップチームになれる可能性があると長い事見なされていたチームに勝てたのは嬉しいことです。僕たちの方が上回れたということですから。すごいことだし、励みになりますよ。
Q: 記者会見では、ここで出来る事すべてを見せたわけではない、って言ってましたね。
A: それは、演技のことを言っただけなんです。たとえば、私はSDではリラックスできたけれど、FDではちょっと堅くなってしまって。ウォームアップの時は良かったのだけれど、ロッカルームで順番を待っているうちにいろいろな考えが浮かんできて、緊張してしまったんです。
Q: そんなふうには見えませんでしたよ。
A: ありがとう。だとすれば、こういう状況にも上手く対処できるようになった、ってことですね。
Q: お2人はとても美しくて自信にあふれたスケートを見せてくれましたね。こんなふうに飛躍できたのはどうして?
I: 僕たちは夏の間、とても練習を頑張ったんです。1ヶ月間イタリアの山にこもっていて、気の散るようなことが何もなかったから。
ただ滑って、寝るだけ。それと体力トレーニングに振付。夏のキャンプの間に、有意義な練習をたくさん積めたってことですよ。
Q: 2人のプログラムについて聞かせてください。FDの音楽はコーチの提案で、あななたちも気に入ったと言っていたけれど、それはなぜ?
I: ゆっくりなテンポで、美しくロマンチックなメロディだから。こういうスタイルの曲をショーでやったことがあって、とても気に入っていたんです。だから、もう一度こういうのをやってみよう、って決めました。
A: パソドブレも気に入っているんですよ。最初は違う曲、パソドブレとフラメンコのを試してみたのだけれど、パソだけの、古典的な曲に決めたんです。この曲でトライしてみたとき、コーチが「こういう古典的なのが、君たちにこんなに合うとは思わなかったよ」って言ってくれたのが嬉しかったですね。
I: パソドブレとフィンステップとは違いますね。フィンステップは陽気なダンスで、パソドブレはもっと大人っぽくてシリアス。シニアの世界に入って行くのに、パソドブレは良いと思います。僕たちにもこれだけやれる、というのを見せられるから。
Q: ところで、変わったツイズルをやっていますが。
I: ルールが変わったので、コーチのイリーナ・ジューク先生が、シットポジションでのツイズルをやってみたら、って提案してくれたんです。試してみたら上手くいったので、残すことになりました。
A: 難しそうに思ったのだけれど、初めてやってみたときにもう何回転か回れて、他の動きも繰り返せたから驚いたんです。だから「このバリエーションを残したい」って言ったんですよ。他にこんなことをやろうとする人はほとんどいないでしょうし。最初の競技を終えてみて、正しい選択だったと思いますね。
Q: シニアでは2シーズン目になるけれど、何か変わったことはありますか?
A: 全体的には、何も変わっていないですね。練習量は増えたけど、練習に対する態度は変わっていないし。ただ、少し真剣さが増してきたかもしれません。
I: 僕たちのやっていることは河のようなもので、ただただ流れていくだけ。難しくなっているということはないですよ。
逆に、練習することがどんどん好きになっているんです。もしかすると、こういう意識が違いを生んでいるのかもしれませんね。
Q: 昨シーズンから何か学んだことは?
I: グランプリでは転んではいけない、と。
A: 昨シーズンは試験走行のようなものだったから、あそこで転んでおいてよかったんじゃないかしら。悪い経験だって経験には違いないですから。もう何が起こったって大丈夫ですよ。
Q: 昨シーズンのあと、2人は解散するんじゃないかっていう噂がありましたが・・・何かコメントは?
A: その話は本当じゃないです。
I: 解散なんて考えてもいませんでした。スケートもずっと続けていたし。何もかもプラン通りに進んでいたんですよ。
Q: それじゃ、一体どこからそんな話が出てきたんでしょう。
A: さっぱり分かりません。
Q: オリンピックシーズンの後、ロシアのアイスダンスは様変わりしましたが、それによって自分たちのチャンスが増えたと思いますか?
A: それは言わないでおきます。
I: 選手は誰だって、一番になりたいと思っているものです。だけど、他のチームの解散は僕たちにとっては何の意味も無い。僕たちは僕たちとして結果を出すために頑張るだけです。
A: 私たちは最強のチームと競いたいと思っているけれど、私たちがどう思っていようと、起こってしまったことは起こってしまったことですから。
Q: 2人の今シーズンの目標は?
I: 僕たちも戦えると示すこと。
Q: 幸運をお祈りします。
さすがタチアナさん、みんなが気になっているところを的確に聞いてくれている。
「転んではいけない」のくだりに大爆笑。
ステパノワちゃんのフォローがナイスすぎる。
それにしても、充実したトレーニングができているようで何より。今シーズン、本当に楽しみです。
フィン杯では、ミトンのプレゼントがありました。
運営方が、選手に贈るからミトンを作って、とファンに呼びかけて集まったものなんだそう。
可愛い
それと、今週のニース杯に、バザロワ/デプタト組とデラモニカ/グァリーゼ組がエントリーしてました。
ロンバルディア杯では壮絶な自爆を遂げてしまったバザロワちゃんたちですが・・・今度は良い演技ができますように!
インタビュアーはタチアナ・フレイドさん。
FSUで英訳してくれていた方がいたので、そこからの重訳です。
(A: アレクサンドラ・ステパノワ、I: イワン・ブキン)
Q: ここでの勝利を予想していた?
A: いいえ。ここでドイツチームに挑戦するつもりはありませんでした。彼らのほうが年上だし、経験もあるし。ネッリとアレクサンダーは興味深いチームです。個性的で、クールな考えや発見を持っている。だから、ここで勝てたのはとても良いスタートですね。
I: これから練習を積んで行く上で、いい土台になります。もちろん、トップチームになれる可能性があると長い事見なされていたチームに勝てたのは嬉しいことです。僕たちの方が上回れたということですから。すごいことだし、励みになりますよ。
Q: 記者会見では、ここで出来る事すべてを見せたわけではない、って言ってましたね。
A: それは、演技のことを言っただけなんです。たとえば、私はSDではリラックスできたけれど、FDではちょっと堅くなってしまって。ウォームアップの時は良かったのだけれど、ロッカルームで順番を待っているうちにいろいろな考えが浮かんできて、緊張してしまったんです。
Q: そんなふうには見えませんでしたよ。
A: ありがとう。だとすれば、こういう状況にも上手く対処できるようになった、ってことですね。
Q: お2人はとても美しくて自信にあふれたスケートを見せてくれましたね。こんなふうに飛躍できたのはどうして?
I: 僕たちは夏の間、とても練習を頑張ったんです。1ヶ月間イタリアの山にこもっていて、気の散るようなことが何もなかったから。
ただ滑って、寝るだけ。それと体力トレーニングに振付。夏のキャンプの間に、有意義な練習をたくさん積めたってことですよ。
Q: 2人のプログラムについて聞かせてください。FDの音楽はコーチの提案で、あななたちも気に入ったと言っていたけれど、それはなぜ?
I: ゆっくりなテンポで、美しくロマンチックなメロディだから。こういうスタイルの曲をショーでやったことがあって、とても気に入っていたんです。だから、もう一度こういうのをやってみよう、って決めました。
A: パソドブレも気に入っているんですよ。最初は違う曲、パソドブレとフラメンコのを試してみたのだけれど、パソだけの、古典的な曲に決めたんです。この曲でトライしてみたとき、コーチが「こういう古典的なのが、君たちにこんなに合うとは思わなかったよ」って言ってくれたのが嬉しかったですね。
I: パソドブレとフィンステップとは違いますね。フィンステップは陽気なダンスで、パソドブレはもっと大人っぽくてシリアス。シニアの世界に入って行くのに、パソドブレは良いと思います。僕たちにもこれだけやれる、というのを見せられるから。
Q: ところで、変わったツイズルをやっていますが。
I: ルールが変わったので、コーチのイリーナ・ジューク先生が、シットポジションでのツイズルをやってみたら、って提案してくれたんです。試してみたら上手くいったので、残すことになりました。
A: 難しそうに思ったのだけれど、初めてやってみたときにもう何回転か回れて、他の動きも繰り返せたから驚いたんです。だから「このバリエーションを残したい」って言ったんですよ。他にこんなことをやろうとする人はほとんどいないでしょうし。最初の競技を終えてみて、正しい選択だったと思いますね。
Q: シニアでは2シーズン目になるけれど、何か変わったことはありますか?
A: 全体的には、何も変わっていないですね。練習量は増えたけど、練習に対する態度は変わっていないし。ただ、少し真剣さが増してきたかもしれません。
I: 僕たちのやっていることは河のようなもので、ただただ流れていくだけ。難しくなっているということはないですよ。
逆に、練習することがどんどん好きになっているんです。もしかすると、こういう意識が違いを生んでいるのかもしれませんね。
Q: 昨シーズンから何か学んだことは?
I: グランプリでは転んではいけない、と。
A: 昨シーズンは試験走行のようなものだったから、あそこで転んでおいてよかったんじゃないかしら。悪い経験だって経験には違いないですから。もう何が起こったって大丈夫ですよ。
Q: 昨シーズンのあと、2人は解散するんじゃないかっていう噂がありましたが・・・何かコメントは?
A: その話は本当じゃないです。
I: 解散なんて考えてもいませんでした。スケートもずっと続けていたし。何もかもプラン通りに進んでいたんですよ。
Q: それじゃ、一体どこからそんな話が出てきたんでしょう。
A: さっぱり分かりません。
Q: オリンピックシーズンの後、ロシアのアイスダンスは様変わりしましたが、それによって自分たちのチャンスが増えたと思いますか?
A: それは言わないでおきます。
I: 選手は誰だって、一番になりたいと思っているものです。だけど、他のチームの解散は僕たちにとっては何の意味も無い。僕たちは僕たちとして結果を出すために頑張るだけです。
A: 私たちは最強のチームと競いたいと思っているけれど、私たちがどう思っていようと、起こってしまったことは起こってしまったことですから。
Q: 2人の今シーズンの目標は?
I: 僕たちも戦えると示すこと。
Q: 幸運をお祈りします。
さすがタチアナさん、みんなが気になっているところを的確に聞いてくれている。
「転んではいけない」のくだりに大爆笑。
ステパノワちゃんのフォローがナイスすぎる。
それにしても、充実したトレーニングができているようで何より。今シーズン、本当に楽しみです。
フィン杯では、ミトンのプレゼントがありました。
運営方が、選手に贈るからミトンを作って、とファンに呼びかけて集まったものなんだそう。
可愛い
それと、今週のニース杯に、バザロワ/デプタト組とデラモニカ/グァリーゼ組がエントリーしてました。
ロンバルディア杯では壮絶な自爆を遂げてしまったバザロワちゃんたちですが・・・今度は良い演技ができますように!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます