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ステパノワ/ブキン組:試合後インタビュー(Cup of China 2016)

2016年12月04日 | ステブキだばーい
FFKKR公式からのインタビューです。やっとできた・・・

(A: アレクサンドラ・ステパノワ、I: イワン・ブキン)

グランプリシリーズでの3つ目のメダルですね。どのような意義がありますか?

I:僕たちの重要な成果のひとつです。フリープログラムを良く滑ることができましたから-ペーチャ・チェルニシェフの振り付けた、僕たちにとって全く新しいプログラムです。ここでは、一団の強いダンスチームが出場していました。3位になることができたのは、とてもすごいことです。僕たちにとっては勝利ですよ。ある種の勝利、ということですけれど。小さいものではありますが、僕たちはこれをある種の出発点であると見なしています。だからといって、僕たちがこれで力を抜くということはありません。逆に、もっとハードに練習しなければなりません。僕たちには取り組まなければならないことがあるし、練習を続けますよ。


北京では、ショートダンスでもフリーダンスでも堂々としていましたね。自分たちでもそう感じましたか?

A: この試合で、私たちはより意識的に滑ったと思います。どのように滑らなければならないか、それを見せたいということがよく分かっていました。見せることができたと思うので、とてもよかったです。プログラムを演技し終わるだけではなくて・・・

I: カナダから中国までの短い期間で僕たちが仕上げてきたものを見せることも、ですね。今日の演技は、ミスしたところについて取り組んできた結果です。カナダで見せられなかったものを見せることができました。

A: カナダの後、フリープログラムはかなり多くの部分を変更しました。観客にとっては見分けが付かないのかもしれませんけれど、私たちにとってはそれは重要なことだったんです。

I: ステップシークエンスを少し変更したんですよ。

A: リフトの中のステップの後、サーキュラーステップです。スピードについて取り組んできました。


あなた方がスピードをつけてきたことは、よく分かりましたよ。そのおかげでプログラムが違って見えましたから。ところで、ここではパーソナルベストスコアを出しましたね。そのことはお2人にとって、どのような意義があるでしょうか?

A: このスコアは私たちにとって、私たちには確かに競争力があるのだということを分からせてくれました。以前はコーチが私たちに、「2人とも、あなたたちにはできる、滑れる」といつも繰り返し言っていました。けれども、演技後に戻ってきて得点を見ると、いったい私たちはどのレベルにいるのだろう、という問題が出てきていたんです。けれども今、グランプリでこのような評価を受けることができて、この問題に対する答えが出てきたように思います。つまり、私たちは他のカップルと競うことができる、ということです。


次のステップは何になるでしょうか?

I: きっと、ロシア選手権の準備になるでしょうね。

A: スピード、エレメンツのクリーンさ、要は全てについて取り組みます。

I: 実際、私たちにはたくさんの仕事が残っています。すでに言いましたが僕たちには、ここでの演技はスタートに過ぎないということが分かっています。フリーダンスには修正が付け加わるだろうと思いますし。試合のたびに、どこがうまく行っていて、何を作り直さなければならないかが分かりますから。今はちょっと一休みして、また戦いに戻りますよ。


ということは、この結果はさらに活を入れてくれるもの、ということですね?

I: ここ3試合で、僕たちは安定していませんでした。うまく滑れたかと思えば、そうでもなかったり。ですから、力を緩めることはできません。このグランプリは、僕たちにとってはモチベーションを与えてくれ、もっと練習しようと背中を押してくれるものでした。

A: 次のレベルへと上がっていかなければなりません。それは努力なしには不可能です。

I: 僕たちは練習することしか頭にありません。これまでの倍、練習しますよ。

A: 私たちには、何だって実現できるということが分かっているのですから。

お2人がプログラムを滑っている時、あなた方のコーチもフェンスの向こうで、あなた方と一緒に滑っているんですよ。知っていましたか?

I: もちろん、演技の時には何も見えないですけれど。けれども、どのコーチも生徒のことを心配していると思いますよ。コーチにとって、生徒の演技は・・・よりストレスになるものでしょうからね。コーチは僕たちと一緒に氷の上に出てくることはできません。彼らにできることは全て、もうやってきたのです。そう、彼らはどんなに心配していても、もう助けることはできないのです。僕たちが自分で、コーチが注いできてくれたものを実行し、やって見せなければならないんです。
僕たちには大勢の、団結したチームがあります。みんなが僕たちのことを気にかけ、応援してくれています。ナターシャ・ベステミアノワも、アリョーナ・サマルスカヤも、みんなもう電話をくれて、おめでとう、応援していたよ、と言ってくれました。もちろん両親も一番にです。 


ワーニャのお父上はあなた方にアドバイスしてくれるのですか?

I: いいえ、試合の前には父は、ゲリラ兵のように黙り込んでいますよ。僕たちとコーチとの仕事には口出しをしないようにと心がけているんです。試合の後にはナターシャと一緒に僕たちのところに来てくれます。

A: ナタリア・ベステミアノワ/アンドレイ・ブキン組が私たちとの仕事を始めたのは、今シーズンからのことです。タンゴについては大きな助けになってくれ、大切なニュアンスを教えてくれました。

I: 2人が僕たちを助けてくれるのはとても嬉しいことです。何といってもオリンピック・チャンピオンですから。海千山千の経験をしてきています。彼らは何でもよく分かっているし、どのように行動したら良いのか知っています。いつだって、彼らの話を聞くのは興味深いことですよ。それに大事なのは、彼らはただ口で言うだけではなく、やって見せてくれるということです。ナターシャがサーシャに、父が僕に、あるいはその逆とか。あるエレメントをどのようにやったら良いかとか、他にも色々なことをです。これは重要なことですよ。


北京では数年前にジュニア・グランプリファイナルがあり、あなた方も出場していましたね。その試合にはどんな思い出がありますか?

I: 僕たちにとって、その時はちょっと大変でした。僕たちの最初のグランプリファイナルでしたから。国際レベルのジュニアで最初のシーズンでしたしね。ここにやって来た時にはただただびっくりしていました。何が起こっているのかも分かっていませんでしたね。その時は「ピンクパンサー」を滑りました。


サーシャ、私があなたにピンクパンサーのぬいぐるみをあげたのを覚えているかしら?

A: 今でもとってありますよ。

I: その時のファイナルと今日の試合とを比べたら、今回は何もかも素晴らしかったですね。観客はフレンドリーだし、氷も良かったです。良い雰囲気でしたし。

A: 気持ちよく滑ることができました。


ありがとうございました。




中国杯が2人にとってとても自信になり、今後に向けてのモチベーションがますます上がっていることが分かるインタビューでした。
ステブキ組はゴールデンスピンのエントリーに入っていましたが、スヴィーニン先生によるとこの試合には出場せず、ロシアナショナルに向けての準備に専念するそうです。
プログラムの変更は最小限に抑えるとのことで・・・完成度を上げる方に力を入れるのかな。
ステップシークエンスはスケカナの時に比べて、4拍目のアクセントを付けやすい振りに変わっているように思いました・・・あそこで2人の動きが曲にピシッと合うとめちゃくちゃカッコいいと思いますので、ナショナルではそういうステップを見せてもらえるのを楽しみにしています。あと2週間くらいなんですよね・・・早い、早すぎる。
毎年のことですが、ロシアナショナルは本当に心臓に悪いので(ダンスに限らず)・・・本当気の揉める季節です。もう疲れきっちゃいそうです・・・





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