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ジューク先生/スヴィーニン先生インタビュー(2016年7月)・その3

2016年07月22日 | Figure Skating
FFKKR公式に出た先生たちのインタビュー、その3です。
スヴィーニン組のジュニアっ子たちについて。

(A:アレクサンドル・スヴィーニン、I: イリーナ・ジューク)

あなた方のグループでは10チームが練習しているとおっしゃいましたね。彼らについて話してください。

I: アナスタシア・シュピレワヤ/グリゴリー・スミルノフはとてもユニークなカップルです。昨シーズンは奇妙なものでしたね。シーズン初めにアナスタシアがひどい怪我をしてしまい、回復する時間がなかったために、JGPではあまり良い結果が出ませんでした。けれども彼女には賛辞を贈らなければなりません。本当に英雄的でしたよ。最初の何試合かの後、彼らは非常に大きな進歩を遂げ、私たちの計画以上のことをやってのけました。彼らにとっての大事な試合はユース・オリンピックでしたね。シュピレワヤ/スミルノフはこれに出場しただけでなく、勝利したのです。ナショナルでも良い演技をしてジュニアワールドに出場し、上位5組の中に入りました。なかなかのシーズンでしたが、もっとも大事なのは、彼らがどの試合でも大きなミスをしなかったということです。2人はよく練習し、氷上でだけでなくそれ以外でも自分たち自身のことに気を付けていました。ナスチャは、あの年頃の女の子は体重が増えるのが普通なのに、親指姫のように小さいでしょう。彼女はオフアイスでの生活で、とても賢いのですよ。グリゴリーにも同じことが言えます。彼はフィジカルコーチに助言されたことを全てやっています。彼はもっと上手に、もっと強くなりたいと願っているのです。
今年の彼らのプログラムはまったく違ったものになります。昨年、彼らは「シェルブールの雨傘」で滑っていましたが、今年は「ナポリのタランテッラ」です。狂乱の、心を燃え立たせるようなダンスで、彼らにとてもよく合っていますよ。
SDはブルースとスイングです。エレメンツは全て新しいものです。ツイズルだけは残しましたが、入りと出とを変更しました。

A: ソフィア・シェフチェンコ/イゴール・エリョメンコのFDは去年のものとは違っています。今年のプログラムは楽しいスタイルのラテンリズムで、スローパートはバチャータです。昨シーズン、彼らはJGPにデビューして、両方の試合で3位に入りました。今年、彼らは成熟して、練習に対する態度も変わって来ていますし、トップ選手たちと戦えるということを認識しています。
一般に、同年齢の2つのジュニアチームが同じグループにいるというのは、よいスパーリング練習になりますね。選手たちが賢く、正しい考え方を持っていれば、このような状況から得るものは多く、それが結果や順位にも反映してきます。私たちは、シュピレワヤ/スミルノフとシェフチェンコ/エリョメンコが一緒に練習し、良い演技をして試合で結果を出していることを良かったと思っています。彼らの後には他の若いチームも続いているのですよ。

I: 私たちが教えている生徒は皆、独立して練習しています。強制されてではなく、もしコーチが見ていなくても、練習をやめたりリンクサイドで休憩したりはしません。彼らは自分たちが何をやっているのか、そして何のためにやっているのかということを理解して練習しています。それを理解するのが早ければ早いほど、結果が出るのも早まるのです。


あなた方のグループには新しいカップルもいますね。

I: アンナ・ヤノフスカヤ/イワン・グリアノフ組が私たちのグループにいます。彼らはこれからたくさんのことをやっていかなければなりません。ドミトリ・ミハイロフはエヴァ・クーツとチームを結成しました。彼女はサンクト・ペテルブルクの出身で、サーシャ・ステパノワのような体型をしています。新しい町に移って来て少し萎縮していたようですが、徐々にやわらいできました。
ディーマ・ミハイロフは前のパートナーと解散してからしばらくの間ショーで滑っていましたが、競技をしたいと言って戻ってきました。私たちはみな歓迎しましたよ。彼は以前よりも成熟し、経験も積んでいます。彼らはよいカップルですよ。チームメイトを尊敬し、向上しています。
ユリア・トゥリツェワ/グリゴリ・ヤクシェフ組は解散しました。彼女が大きくなって、パートナーとのバランスがとれなくなってしまったのです。彼女はアレクセイエワとクスタロワのグループに行き、グリーシャはアレクセイ・ゴルシコフのところでクセニア・コンキナと練習を始めました。


シーズン前の伝統的な質問を。あなた方の目標は何ですか?

A: どのシーズンもとても重要なので、目標というのはそう変わるものではありませんね。シニアはまずはテストスケートで、それからシーズンを通して、自分たちの良いところを見せなければなりません。

I: サーシャとワーニャはグランプリシリーズに参戦しますが、バーチュー/モイヤー組の復帰を考えると、競争はさらに厳しいものになります。他の重要な大会としてはロシア選手権、そして願わくばヨーロピアンやワールドですね。2人にはポテンシャルがあります。
ジュニアについては、みんな熱心に練習し、成長しています。みんながよいスケートをし、クリーンなプログラムを滑り、技術的にも表現面でもできることを全て見せられることを願っています。その「できること」というのもたくさんあるんですよ。





ナスチャちゃんグリーシャくんのタランテッラも、ソフィアちゃんイゴールくんのラテンも、それぞれ似合っていそうでとても楽しみ。ジュニアは昨年のトップチームが軒並み残留していることもあり、今年も競争が厳しそうですが頑張ってほしいです。JGPFに出られるといいな!

トゥリツェワちゃんヤクシェフくんの解散と移籍はとても残念・・・でもヤクシェフくんはコンキナちゃんと練習している、と!可愛い可愛いカップルになりそうなので、頑張ってほしいです。どうか試合で見られますように。

ヤノフスカヤちゃんとミハイロフくんはとにもかくにもパートナー見つかって良かった! こちらも試合で見られるといいな!




みんな素敵よ! 良いシーズンになりますように!!


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