(32日目・5月22日) JR松山~52番札所 太山寺~53番札所 圓明寺(えんみょ
うじ)54番札所 延命寺~55番札所 南光坊~今治ステーシ
ョンホテル泊り
快晴。6:05起床・朝食→7:40松山ターミナルホテル発→9:15 52番札所 太山寺
10:00→10:15 53番札所 圓明寺10:50→国道106号→13:40昼食(峠の食堂で ざるそ
ば)14:00→15:00 54番札所 延命寺15:50→16:20 55番札所 南光坊16:40→16:50今治
ステーションホテル(泊り)
本日の移動距離は予定では約54km。道中は多少のアップダウンはあるけれどそれほ
ど大したことはなさそう。ホテルは朝食付きで、レストランで頂いた後いよいよママ
チャリに荷物を積んで出発。早速本日の移動54kmで、威力を発揮できるか。
(松山駅前の朝)
7:40にホテルを出発して市内の交通量の多い県道19号線をママチャリで走る。松山
港とか三津浜港などの看板は随所にあるので、海に近い道であることは大体分かる。
四国霊場の看板は無いけれどいくつかの県道を経由して大きな道迷いもなく何とか52
番札所 太山寺に着いたのが9時過ぎで約1時間半。距離が約12kmだから、やはり自転
車か。さほどアップダウンは無いけれど普通なら1日の行程の半分から3分の1は稼い
だ。お詣りの後2.3km先の53番札所 圓明寺を目指し約15分で到着。太山寺はバス停に
近く、高くない石段の先に山門がある里寺で近在の方が集まる雰囲気だが圓明寺は更
に里寺で、町の『地べた』に寺が建立されている。どちらも東松山の方たちの集いの
場であったのだろう。お詣りの後34.4km先の今治市街に入っての54番札所 延命寺に
向かう。
(左・太山寺門前と愛車のママチャリ、 右・太山寺境内)
(左・圓明寺山門、 右・圓明寺境内)
圓明寺から地道、県道と走り継ぎやがて国道196号線に繋がっていく。松山から東
へ旧北条市に入るころからはJR予讃線と並走となり途中から196号線に合流するあた
りからは左手に瀬戸内海、右手にJR予讃線のロケーション。交通量は相変わらず多
く、歩き遍路ならあまり快適ではないなあ、と思いながらも今はママチャリの旅。12
時半ごろ、海岸沿いの道の駅 風早の郷 で休憩、ポカリとアイスクリームを賞味。設
備の整った快適な道の駅で、本日は土曜日ということもあってか海岸では子供たちが
海に浸かったりして大賑わい。30分ほどの休憩後、延命寺に向かう途中に菊間町とい
う町を通過する。案内の看板によると、ここは瓦の町ということ。大小の瓦製造所が
並んでいて、瓦土が乾燥しきった独特のにおいが漂う。別に不快なにおいでもなくか
えって瓦のノスタルジーな香り。菊間の端の方に瓦ではないが大きな製油所があり、
この辺から少し海と離れちょっとした登路坂。頑張って登りきったところに 峠食堂が
あり、本日行動食を持っていないので昼食のお世話になった。圓明寺からこの辺りま
約24km以上あるらしいけど所要時間は2時間50分。やはり距離は稼げるのは心強い。
ざるそばを頂き再びママチャリで出発。再び海岸通りとなり、今治市に入り遥か彼方
にしまなみ海道大橋も遠望出来て癒される。そこから再び海から離れていく国道196
号線を走り続け、国道はしまなみ海道に繋がるので、県道38号を走り、15:00に54番
札所 延命寺に着いた。
(左・瀬戸内海沿いの国道を行く。中・菊間町の案内看板。右・今治市に入るとしまなみ海道遠望)
延命寺は県道から少し離れ、地道に入る。お詣りと納経を済ませ、本日最終の南光
坊を目指す。
(54番札所 延命寺本堂。 右・延命寺大師堂)
瀬戸内しまなみ海道の高架をくぐると、今治市内の賑わいのある街並みになってき
て、しばらく行くと一旦JR予讃線を超えて駅の南側に出て国道317号を右折、南光坊
へと向かう。この辺りまで来ると20年前の記憶が少し蘇ってくる。延光寺から30分、
16時20分に55番札所 南光坊に着いた。南光坊は町中の平地の里寺。境内は広く開放
的で昔からの里寺で近在の人の交流の場のような雰囲気。お詣りと納経を済ませ、本
日の宿泊所、今治ステーションホテルへと向かった。
(55番札所 南光坊)
これから以降、結願までのスケジュールを考えると、ママチャリ使用に後ろめたさ
が残るとはいえとりあえず順調か。横峰寺、弥谷寺、高松国分寺以降の歩き遍路は多
分十分に楽しめそう。雲辺寺もなんとか行けそう。
(本日の宿泊所、今治ターミナルホテルに近い、JR今治駅)
(本日の移動距離 54.5km うち歩行 9,676歩、距離 13.3km)