「駐車場にあるこの木はなに?」
と問いかけるわたしにヒゲさんは即座に答える。
「ベニバナトキワマンサク」
つづけてこうも言う。
「アカバですよ、いいですか?アカバ」
「りょうかい!」
と元気よく返事をして、
ベニバナトキワマンサク
ベニバナトキワマンサク
ベニバナトキワマンサク
とアタマのなかで三回唱えたが、
どうにも心もとないので、iPhoneに
「ベニバナトキワマンサク」
とメモした。
これでよし。
翌朝、ケータイのライブラリーにある画像を見ながら
この花はたしか・・・
そうトキワマンサクだ。
なにかが前についてたような・・・
アカバナ・・いやちがうな。
ま、いいかとばかり「トキワマンサク」で検索してみると、その「なにか」が「ベニバナ」であることが判明した。
そう、ベニバナトキワマンサクだ。
「メモ」の助けは借りなかったが、案の定、思い出せなかった。
その程度のものだもの。
しゃあない。
と、ある漢字に目が止まる。
常磐万作。
ほー、漢字ではこう書くのか。
はじめて知ったその字面が、どこぞのオジさんの名前のようでなんだかおかしい。
かてて加えて、画像に映るこれは赤い花のトキワマンサクだから、紅花常磐万作。
しかも、ヒゲさんがことさら強調したように赤い葉のベニバナトキワマンサクだから、赤葉紅花常磐万作。
ここまでくると、その漢字の並びがさらにおかしい。
なんて、ひじょーにくだらない話題で朝からひとり盛り上がっていた辺境の土木屋62歳と4ヶ月。
だいじょうぶか?
うん
ダイジョーブだぁ。
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