平成30年のゆず獲り初日。
「収穫の喜び」なぞと言うとカッコはいいが、そのじつを有り体に申せば苦役のようなものであり、「あゝまたはじまったか」という嘆きの言葉が、今朝の心境にはぴたりと当てはまる。
とはいえ、晩酌の時間ともなれば、「とりあえずビール」にゆず果汁を少しだけたらしプハーッと飲ったあと、生搾りゆずをたっぷりどっぷり入れた「いいちこ」ロックをいっぱいいっぱいまたいっぱい。
「ゆず農家の至福われにあり」
なんて悦に入るのだから、結局のところそれほど悪くはないのだろう。
何より、時代とともにその顔ぶれは変遷すれど、家族の睦みの場として「ゆず獲り」があることを思えば、悪くないどころか、貴重なひとときであることはまちがいない。
さ、ぼちぼちやろうか。