答えは現場にあり!技術屋日記

還暦過ぎの土木技術者のオジさんが、悪戦苦闘七転八倒で生きる日々の泣き笑いをつづるブログ。

片側空け

2018年12月17日 | ちょっと考えたこと

エスカレーターに乗ったときは片側を空ける。

東京では左側乗りの右側空け、大阪では右側乗りの左側空け、左右のちがいはあれど、片側を空けるのはマナーであり常識だ。

と教えられてウン十年。忠実に守ってきたのだが、どうやらそれがそうでもないらしい。


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危険なマナー「片側空け」は変わるか エスカレーター「歩かないで!」東京駅で対策
乗りものニュース2018.12.17より)

京周辺では、エスカレーターで急ぐ人のために右側を空けることが、ひとつの「マナー」として定着しています。それを改めようとする今回の取り組みについて、JR東日本東京支社に話を聞きました。

――なぜエスカレーターの「歩行対策」を実施するのでしょうか?

 エスカレーターを歩き、人や荷物にぶつかることによる転倒事故をなくすのが第一です。

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また記事中にはこうも書いてある。

 

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 消費者庁によると、東京消防庁管内では2013(平成25)年までの3年間で、3865人がエスカレーターでの事故により救急搬送されており、そのほとんどが転倒、転落によるものだそうです。

 こうした事態を受け、国土交通省は2017年に「エスカレーターの転落防止対策に関するガイドライン」を策定。ハード対策のほか、「エスカレーターにおける事故を防止するためには、正しい乗り方が守られることが重要」として、「手すりにつかまろう」キャンペーンなどの安全教育が有効であるとしています。

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記事中に掲載されていた「みんなで手すりにつかまろう」キャンペーン、2017年夏版のポスターイメージ(画像:JR東日本)

 

そうか・・・

知らなかった。

いや、うっすらと聞いたことがあるにはあったが、はっきりと認識したのはこれがはじめてだ。

よし、これからは歩かないぞと決めた。

「過ちては則ち改むるに憚ることなかれ」、また、「過ちて改めざる、之を過ちと謂う」。

きのうの常識が今日も常識とはかぎらない。

まちがっていると気づいたら、すぐに修正する。

それはなにも、「エスカレーターの乗り方」にかぎった話ではなく、世の中すべからくに共通することだ。そして、「正しいオジさん」の正しいありようとはそういうものだ。

と、危険なマナー「片側空け」は変わるか エスカレーター「歩かないで!」東京駅で対策』というニュースを読みながら思う昼下がり。

(とかナントカ言いながら、信号のひとつすらない村で日々を生きる辺境の土木屋が、次、エスカレーターに乗るのはいつになるか、さっぱり見当がつかないのだけれど)

 

 

 

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