もう睡蓮は終わっただろうなと、そう思いつつもほのかな期待を胸にモネの庭へ上がる。
あった。
数えるほどではあるが、あった。
それでも遠くから来たであろうお客さんにとって、青い睡蓮は貴重なものらしく、
私のあとから上がってきたオジさまオバさまたちのグループから、歓声が上がる。
次はいつ来られるかわからんな、とかなんとか考えていたら、
21日に遠来のお客さんがたを案内する予定になっていることを思い出した。
その時まで、この名残りの睡蓮が残っていてくれないだろうか。
ないだろうな(たぶん)。
まあイイ、睡蓮がなくともモネの庭。
いつだって(それはそれなりに)風情はある。